50万人を超える人々を感染症と暴力から守る
ロヒンギャ難民緊急支援募金(プラン・インターナショナル)
寄付受付開始日:2017/10/04
寄付の受付は終了しました。
合計で357,105円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。
寄付受付開始日:2017/10/04
更新日:2018/01/23
2017年8月末からミャンマーのラカイン州で発生した暴動とその混乱が原因で、少なくとも50万人以上のロヒンギャ族の人々が、隣国バングラデシュのコックスバザール県に逃れています。その多くが子どもと女性です。(2017年9月28日現在)
プラン・インターナショナルは、バングラデシュに逃れたロヒンギャ族の人々を支援するために、寄付の募集を開始しました。
■ 疲弊した難民に迫りくる感染症の危険
酷暑のなか、十分な食べ物もとらずに何日間もジャングルを歩き続けてコックスバザール県に到着した難民たちは疲弊しています。けがや栄養不良、病気に苦しみ、日に日に衰弱しても、必要な手当を受けることはできません。トイレや安全な飲み水が不足しており、衛生状態は著しく悪化しています。このため、感染症の発生も懸念されています。
■ 不安と恐怖におびえる子どもと女性
無秩序な難民キャンプのなかで、子どもや女性の安全を確保することが急務です。親とはぐれたり、親を失った子どもも大勢避難しています。女の子と女性は混乱のなかで性暴力の被害にあう危険が高まっています。一日も早い対応が必要です。
更新日:2018/01/23
プランは、活動地域で政府からの許可を取りつけ、職員を派遣してコックスバザール県で支援を必要としている人々に人道的対応を開始しています。危機に陥っているすべての子どもたちの安全と生活環境の改善に注意を払っています。
初期の対応は、ジェンダーに基づく暴力の予防と対応を含む子どもの保護と、命にかかわる安全な水と衛生分野を最優先に活動しています。
また、強制的に避難した子どもたちの教育は、食糧、避難所、安全な水と衛生と並行して第一段階での優先事項となるべきだと考えています。
■避難所の状況
コックスバザール県の泥だらけの丘陵地帯には、何千人もの難民が何もないところでその場をしのぐためにキャンプをしています。安全な水やトイレはなく、着の身着のままの難民たちが突然1カ所に集中することは、病気の蔓延(まんえん)が子どもの安全を脅かすなど、深刻なリスクを引き起こします。
|避難小屋を作るベガムさん(30歳)と夫のアラムさん(35歳)
ロケヤ・ベガムさんと彼女の夫、シャムス・アラムさんは、ミャンマーから4人の子ども(最年長が8歳)を連れて逃げてきました。家族は9月18日にコックスバザール県に到着しました。
「両親は故郷の村を離れるのを嫌がり、一緒に逃げることはできませんでした。その後、ほかの親戚に説得され一緒に避難し、今はほかの難民キャンプに住んでいます」
家族唯一の働き手であるシャムス・アラムさんは、毎日幹線道路まで歩き、車やバスで通り過ぎる人々からお金、食べ物、服を集めています。「彼らは必要なものをくれます。私たち家族は、誰も殺されなかったことは幸運だったと思います。生活は壊され、今は丘のふもとの何もない砂地に住んでいます」
■子どもたちの状況
危機の影響を受けた子どもたちの生活が一転しています。家を失い、教育が中断され、病気、虐待、死の危険に直面しています。とりわけ女の子は人身売買、性的虐待、早すぎる結婚のリスクが高まります。
|疲れて横になるアスマさん(16歳)
アスマさんとその家族は、ミャンマーから逃れ15日前に難民キャンプに到着しました。「恐怖と雨のなか、休む間もなく歩き続けました。途中何度も、もう死んでしまうかもと思いました」
アスマさんは難民キャンプに到着するまでに疲れ果て、「私が望んでいたのはひたすら一日中眠ることでした」と説明しました。彼女は学校に通っておらず、「家で、料理をして母親を助けています。私はこの新しい場所で未来が見えません」と話しました。
|マムタスアさん(26歳)と子どもたち
夫と6人の子どもと一緒に20日前に難民キャンプに到着したマムタスアさんは、ミャンマーからの集団移動中に母親が行方不明になりました。毎日、マムタスアさんの夫は難民キャンプを離れて食べ物を探しに行きます。
「日に5kgの米が必要ですが、ここでは何の収入もありません」。19歳で結婚して以来、毎年子どもが生まれました。プラン・インターナショナルの職員が家族計画について尋ねると、マムタスアさんは「どうやるのか知らない」と答えました。
|妹にミルクを飲ませるサディアさん(10歳)
サディアさんは、7人きょうだいです。彼女は10日前に家族と一緒に到着し、現在仮設住宅に住んでいます。サディアさんも学校に通っていません。「ここには学校がなく、ほかの子どもたちと一緒に薪を集めに行きます」
|難民キャンプでの生活におびえるソレマさん(12歳)
ソレマさんは、「知らない多くの男の人の目があり、恥ずかしくて緊張しています。女の子たちは、ここでは生理中の衛生用品を古い布で代用しています」と話しています。
|「早すぎる結婚」の危機に直面するタスミンさん(12歳)
タスミンさんは、「私は3年生でしたが、学校へ行くのをやめなければならなりませんでした。費用が問題でした」と語ります。
母親は、15歳の姉とタスミンの2人をできるだけ早く結婚させようとしています。「娘たちは男性の目を引くので、トラブルを避けたいのです」と話します。
引き続き、ロヒンギャ難民緊急支援のご寄付をよろしくお願いします。
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