• 集団で「女性性器切除(FGM/C)」を受けた女の子たち

【エチオピア】10年以上前に法律で禁止されても、いまだに続けられている有害な慣習「女性性器切除(FGM/C)」から女の子たちを守ってください

アフリカと中東地域の約30カ国で、約2000年前から続くと言われる「女性性器切除」(Female genital mutilation/cutting、以下FGM/C)。
大人の女性になるための通過儀礼・結婚の条件として、幼児期から15歳頃までの女の子の性器の一部を切除します。激痛と出血をともない、命を落とす女の子もいます。死に至らなくとも、感染症や出産への悪影響を引き起こし、強い恐怖が心の傷として残る有害な慣習です。

エチオピアは15歳から49歳の女性の74%が施術(※1)されているという統計があり、割合がもっとも高い国のひとつです。政府は2004年に法律で禁止しましたが、心身に及ぼす弊害は一般の人々にはほとんど知られておらず、今も広く続けられています。
このプロジェクトでは、被害を受けた女の子の心身のケアと同時に、家族や地域住民、行政に向けてFGM/Cの根絶を働きかけます。

※1 出典:Female Genital Mutilation/ Cutting: A Global Concern, 2016 ユニセフ

学校を拠点に意識啓発活動をする女の子たち

寄付金の使いみち

●支援策
・FGM/Cを受けた女の子の身体的・心的外傷のケア
・ラジオや新聞などの地元メディアを利用した「FGM/C根絶キャンペーン」、「国際女性性器切除根絶の日」(2月6日)の啓発イベント
・男の子と女の子を対象とした、FGM/Cの弊害、性と生殖に関する健康やジェンダー平等を学ぶトレーニング
・FGM/Cを禁止する法律の遵守のための、行政の能力強化と関係者のネットワークの構築

●支援対象者
エチオピア南部諸民族州シェベディーノ郡25村の約1万2000人
(うち女の子と女性 7500人)
・高リスクグループのFGM/Cの対象年齢である3歳~15歳の女の子の全人口 約6000人
・高リスクグループの女の子の親や保護者 約1400人
・男の子と若年層男子 約4300人
・伝統的施術者 61人
・学校教師 170人
・行政官 130人

●めざす成果
・FGM/Cを施術された女の子が必要とするケアを受け、少しでも心身の健康を取り戻すこと
・被害者になりうる女の子自身とその家族、地域住民がFGM/Cの弊害に関する理解を深めること
・司法当局による法的措置の強化や根絶に向けた関係者の協力体制を整えること

上記を同時に進めることで、長期的にはFGM/Cが根絶されることを目指します