寄付受付開始日:2023/02/08
更新日:2023/08/10
トルコ・シリアでは多くの建物が倒壊し、必死の救命救助活動が不眠不休で進められています。
ワールド・ビジョンは、かねてよりシリア北西部での支援事業を実施していたシリア対応事務所を中心に、発災直後から対応を開始し、初動調査を行いました。厳冬期、すでに厳しい状況にあった上に、今回の地震で被災した子どもたち・人々の命を守るため、喫緊に必要とされる暖房器具と燃料の配布などの支援活動を開始しました。
シリア北西部で事業に従事するワールド・ビジョンのスタッフは次のように語ります。
「私たちが家で寝ていると、家が揺れ始めました。私はすぐに子どもたちに駆け寄り、取るものもとりあえず、玄関へと走りました。ドアはとても遠く、1分が数時間にも感じられました。無力感と恐怖を覚え、余震が続くなか、恐怖は今も続いています。多くの人々が、雪と雨の降る中、路上に避難しています。多くの人が命を落とし、建物は崩れ、がれきの下には多くの人が取り残されています」
ワールド・ビジョンのシリア対応事業責任者を務めるヨハン・モイジは次のように語ります。
「厳しい冬の真っただ中にあって、すでに、非常にぜい弱な立場にあった子どもたちと家族は、この破壊的な地震によって、骨の髄まで震えるような過酷な状況に追い込まれています。この地震の影響は、シリア北西部とトルコ南部に住む、数千人にのぼる弱い立場にある人々におよぶ可能性があります。
私はこの悲惨な出来事に打ちのめされていますが、被害にあった人々のために、私のできることをすべてするつもりです。緊急のニーズに応えるために何をすべきかと迅速に評価するとともに、全員の無事が確認されたトルコとシリアで活動しているワールド・ビジョンスタッフの健康が守られることにも力を注ぎます。このような状況が、影響を受けるすべての人々にとって、どれほど過酷なものであるか、今身をもって実感しています」
皆さまからいただいた寄付金は、トルコ・シリア大地震で被災した人々のために大切に使わせていただきます。
シリア北西部で被災した人々の中には、紛争から逃れ厳しい避難生活を送る中で厳冬期を迎え、すでに、燃料か食料という究極の選択を迫られていた人々も多くいます。すでに極限状態にあった人々を今回の地震が襲いました。
初動調査の結果、避難所や医療施設向けの燃料や電気、テント、毛布、防水シートなどの緊急支援物資、食料(調理済みの食品)などのニーズが高いことがわかりました。今後、シリアならびにトルコにおいて、優先度の高いニーズに対応し、子どもたちと人々の命を守るため、提携団体とともに、支援を届けていきます。
更新日:2023/08/10
ワールド・ビジョンは発災から6カ月で、シリア国内で835,553人、トルコ国内で113,844人、合計で530,848人の子どもを含む949,397人の被災者に支援を届けました。
【支援内容】
・547,006人に清潔な水を提供
・21,857世帯に、食べ物など基本ニーズを満たすための現金給付を実施
・食料が手に入らない地域の11,463人の方に食料を提供
・2,000人へトイレへのアクセスを提供
・144,769人が健康の相談
・学校に暖房や燃料を提供し、17,344人の子どもたちが受益
・32,603人の子どもたちの心理的サポートを実施
・36,517人の子どもたちに教材を提供
皆さまからの温かいご支援をいただき、被災した方々に届けることができました。ありがとうございました。
引き続き、困難な状況にある世界の子どもたち・人々にご関心をお寄せいただき、ご支援を賜れますと幸いです。
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
ワールド・ビジョンは、国連に認定された世界最大の子ども支援団体です。すべての子どもが「豊かないのち」を生きられる世界の実現を目指し、キリスト教精神に基づき約100カ国で活動しています。国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンは、ワールド・ビジョンの支援国事務所として1987年に設立され、30年以上にわたり、貧困、紛争や自然災害などのため困難な状況で生きる世界中の子どもたちに支援を届けてきました。東京都に認定された「認定NPO法人」で、国内6万人以上の支援者に支えられ活動しています。
国内では、東日本大震災後は約30万人を対象に、熊本地震では約16,400人に支援を届けました。また、西日本豪雨の被災地でも緊急支援を行いました。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。