【レバノン緊急事態】避難を強いられる人々にご支援を
(国連UNHCR協会)

寄付受付開始日:2024/09/27

  • 領収書なし
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レバノンへの爆撃がこの2日間激化して以来、暴力から逃れてきた数千人のシリア人とレバノン人の家族がシリアに越境しています。(2024年9月24日、シリア)(C)UNHCR

特定非営利活動法人国連UNHCR協会

プロジェクト概要

更新日:2024/10/11

緊急支援ご協力のお願い
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は レバノンの人道危機状況への支援を開始しています。

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)は、UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)の日本における公式支援窓口として、2024年9月23日より発生している「レバノン緊急事態」への支援の呼びかけを開始しています。レバノンにおける軍事攻撃により、レバノン市民や同国で暮らすシリア難民など、数万人が避難を余儀なくされています。命を守る救援活動のため、日本社会からの一層の支援が急務です。

暴力から逃れた多くのレバノン人、シリア難民の家族が情勢が不安定なシリアに渡っています。(2024年9月24日、シリア)(C) UNHCR/Vadim Makheev

レバノン当局の発表によると、2024年9月26日現在、620人が死亡し、1,800人以上が負傷。2023年10月以降、1,247人の命が奪われたことが報告されています。また、わずか48時間で2万7,000人以上が避難を強いられました。UNHCRは、この国に避難するシリア難民もこの攻撃に巻き込まれていることを確認。少なくとも59人が死亡し、231人が負傷しています。

レバノンは推定150万人のシリア難民と1万1,000人以上の他国からの難民を受け入れています。今、レバノンの人々も難民も、今回の攻撃によって、想像を絶する苦難に耐え、強制避難のトラウマを抱えています。避難して来る人々の中には、自動車などで移動する人もいますが、その多くは徒歩で、数時間歩いて避難することを強いられています。UNHCRは国境付近でも保護活動を展開していますが、彼らは疲れ果て、国境で寝ることを強いられる人もいる、との報告もあります。

レバノン緊急事態:今すぐ、ご支援ください

(2024年10月11日追記)
現在もレバノン各地での軍事攻撃は拡大しており、2024年9月16~27日だけで、子ども87人と女性156人を含む1,030人が死亡、2023年10月以降、少なくとも2,071人が命を落としており、9,745人が負傷しています。また、レバノン政府は、推定100万人以上が国内で避難を余儀なくされていると発表しました。(2024年10月7日現在)加えて、100万人以上が緊急の人道支援を必要としています。

またレバノンの医療システムとインフラも緊迫しており、317カ所ある初期診療所のうち約40カ所、加えて2カ所の病院がサービスを停止、25カ所の水道施設が損壊し、36万人以上への給水が停止している他、教育面でも秋からの新学期の開始を延期せざるを得なくなっており、人々の生活への被害も甚大です。(2024年9月30日時点)

すでに100万人以上ものレバノン人が緊急の人道支援を必要とするなか、2022年の終わりまでUNHCRレバノン代表を務め、現在はUNHCR駐日代表の伊藤礼樹は、日本社会に向けて命を守る救援活動のための支援を呼びかけています。

難民を含む多くのレバノン市民が命の危機に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表が日本社会に支援の呼びかけ

寄付金の使いみち

皆様からのご支援は、この度のレバノンの人道危機状況への支援、そして関連する中東地域での人道支援活動に活用させていただきます。

皆様のご支援により、レバノンで避難を強いられている人々の生命を保護し、安全を守る援助活動が可能となります。日本の皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

※なお、レバノンに対する緊急対応資金が全額調達された場合、皆様からのご寄付は、世界中で避難を余儀なくされている人々の命を守るための支援に活用させていただきます。

■皆様のご寄付でできること(1ドル=149円換算)
・9,000円:レバノンでの攻撃から避難した人々が体を休めるための就寝用マット 約20枚分
・27,000円:レバノンで避難する家族のための1カ月分の現金給付支援 約2世帯分
・50,000円:レバノンで避難して来た家族を守るシェルターキット 約3世帯分

活動情報

更新日:2024/10/11

活動報告(2024年10月11日更新)

UNHCRはレバノンで1964年に活動を開始し、レバノンの民間人と難民の双方に援助活動を実施してきました。そして、2024年9月23日以降、この地域での情勢が著しく悪化してからも、レバノンにて就寝用マット、毛布、ソーラーランプ、調理器具セットを含む22万3,000点以上の援助物資を7万3,000人に配布する他、人々の命を守るシェルター支援、現金給付支援など、援助活動を拡大しています。

さらにシリアでも、今回の壊滅的な攻撃から国境を越えて逃れて来た25万人以上のレバノン、シリア、その他の国籍の人々の受け入れ態勢を整え、国境付近でも保護活動を実施。救援物資12万点、食料18万点を配布した他、新たにシリアに到着した最も弱い立場にある家族のニーズに対応するため、パートナー団体と連携し、約7,000家族を安全な場所へ移送するなど、救援活動を拡大していますが、シェルター、医療ケアなどを必要としている家族に、さらなる援助が急務です。

レバノンにおける緊急支援(2024年9月27日更新)

UNHCRの活動
UNHCRはレバノンで1964年に活動を開始し、レバノンの民間人と難民の双方に援助活動を実施してきました。そして、2023年10月以降、この地域での情勢が著しく悪化した以降も、レバノンの民間人と難民の両方に救援物資、現金給付、心理社会的支援といった必要不可欠な援助活動を実施しています。

UNHCRは今回の壊滅的な攻撃に対し、1万本の飲料水、1,500人分以上のスナック、5,000枚のマットと毛布といった援助物資を提供したなど、パートナーの人道支援団体と協力し、学校などを利用した集合シェルターで救援活動を展開。加えてレバノン/シリア国境でも保護活動を実施し、衛生キットの手配等援助活動を拡大していますが、シェルター、清潔な水、医療ケアを必要としている家族に、さらなる支援が急務です。

UNHCRでは、難民や避難者のためのウェブサイト (アラビア語と英語)を開設し、支援を受ける方法や場所についての情報を提供しています。

UNHCRは、一般市民、そして学校や病院といった公共施設は攻撃の標的ではなく、戦闘に今すぐ終止符を打つことを改めて訴え、現地で救援活動を続行していきます。どうぞ、今すぐ、レバノンでの爆撃から逃れる人々の苦しみを少しでも軽減するため、UNHCRの救援活動にご協力ください。

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プロジェクトオーナー

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特定非営利活動法人国連UNHCR協会

国連UNHCR協会は、国連の難民支援機関であるUNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)の活動を支える日本の公式支援窓口です。

UNHCRは、世界中で家を追われた難民・国内避難民への水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で難民支援に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めました。

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