寄付受付開始日:2023/09/19
更新日:2023/12/26
2023年9月9日から11日にかけて、北アフリカのリビア北東部で、強力な暴風雨「ダニエル」によって大規模な洪水が発生しました。記録的な大雨、そして毎時70~80キロメートルの強風に襲われ、近隣地域は壊滅的な被害に遭っています。
2023年9月13日現在ですでに5,000人以上の死亡が確認され、1万人以上が行方不明となっており、3万6,000人以上が避難を強いられています。最も被害が大きく2つのダムが決壊した北部のデルナでは、地区全体に被害が及び、街の約4分の1が水没しました。加えて、被災地域では木々や電柱などの転倒により通信が閉ざされ、高潮のために家屋と生計のすべを失った家族も多くいます。またベンガジをはじめ、リビア東部のほとんどの都市では、夜間外出禁止令が発令され、学校は休校となっています。
リビアでは約5万人の難民・庇護申請者がUNHCRに登録されていますが、正式に登録されていないスーダンやシリアからの避難民の多くがリビア東部に居住しています。また、約4万6,000人の国内避難民がリビア東部で受け入れられており、その大半はベンガジで避難生活を送っています。
この自然災害によって、現地の人々のみならず、リビアに避難する何万人もの難民、国内避難民が危機にさらされています。紛争や暴力によって故郷を追われた人々が、再び避難を余儀なくされています。
(2023年12月25日追記)
WHOの情報によると、死者は4,000人を超え、数千人が行方不明のままです。
洪水により、デルナ約1万6,700人、アルバヤダの4,850人を含む、推定4万2,000人が避難を余儀なくされています。(IOM DTM Flash Update 2023年9月29日)
リビアでは、約5万人の難民・保護申請者がUNHCRに登録されています。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、緊急のニーズに対応するため、現地で被災者に支援を提供しています。
これまでに、デルナ、ベンガジ、アジュダビヤ、アル・バヤダ、アル・ハママ、アル・ハニヤ、アル・マルジ、アル・ワルディア、バタ、シャルバ・ガンドーラ、シャハット、タクニスで5万1,000人以上が救援物資を受け取っています。
洪水の被害を受けた人々の保護リスクは計り知れません。特に、同伴者のいない子どもたちや離ればなれになった子どもたちの保護、メンタルヘルスや心理社会的ニーズ、住宅、土地、財産、必要不可欠な市民文書へのアクセスの問題、すべての被災者の支援への平等なアクセスの必要性、ジェンダーに基づく暴力のリスクなどが懸念されています。長期的な支援が不可欠です。
皆様のご支援は、この度のリビア洪水への対応に活用され、また、リビア国内での支援活動にも貢献させていただきます。
リビア洪水に対する緊急対応資金が全額調達された場合、皆様からのご寄付は、世界中で避難を余儀なくされている人々の命を守るための支援に活用させていただきます。
(2023.10.10追記)
皆さまからのご支援は、この度のリビア洪水の被災者救援活動に充当させていただきます。
<予定している支援活動の内容>
・緊急支援チームの派遣
・シェルター、防水シート、毛布、ソーラーランプ、キッチンセット、衛生キット、衣類といった緊急援助物資の手配
・緊急ホットラインの開設
・精神保健・心理社会的支援など
※調査に基づき、現場で必要とされる支援活動を行っていきます。
※なお、今後の現地状況・資金調達の状況により、寄付金調達が達成された場合、リビア国内での支援活動に充当させていただきます。
UNHCRのリビア洪水 緊急支援はこちらをご覧ください。
更新日:2023/12/26
【保護】
UNHCRとパートナーは、暴風雨と洪水の被害を受けた人々の主な保護ニーズを把握するため、現地でアセスメントを実施しています。
先週、UNHCRチームはデルナ、アル・バヤダ、シャハット、スーザでアセスメントを完了しました。チームは被災者と面会し、新たに避難してきた人々の集団避難所となっている学校や病院を訪問しました。
【シェルターと主要な救援物資】
UNHCRは、主要な救援物資と衛生キットを配布しており、デルナの17,500人を含む13の被災地で、現在までに39,000人以上が支援を受けています。
来週には2回目の空輸が予定されており、さらなる救援物資を輸送する予定です。
【健康】
2023年9月23日、発電機2台と大型テントがバンガージ―に到着。これらの物資は保健省に引き渡され、洪水被災者への対応を支援し、推定2,000人を支援。最大1万人分の医薬品も2023年9月21日にベンガジに到着し、必要な人に配布される予定です。
【調整】
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、国連の広範な対応の一環として、国内外のパートナーと緊密に連携し、保護とシェルター、非食糧物資に関する国連の調整を主導しています。
2023年9月19日に最初の省庁間保護・シェルター・非食糧品(NFI)会合が招集され、以来、週に2回会合が開かれています。
さらなるニーズが生じれば、人道支援パートナー間の適切な調整を確保するため、他のワーキンググループやサブワーキンググループが設置される可能性もあります。
今後UNHCRは、パートナー団体や政府関係者とともに被災地でのニーズを調査し、人々の命と生活を守るため以下を含む緊急支援を実施します。
・緊急支援チームの派遣
・シェルター、防水シート、毛布、ソーラーランプ、キッチンセット、衛生キット、衣類といった緊急援助物資の手配
・緊急ホットラインの開設
・精神保健・心理社会的支援
• 2023年9月13日、UNHCRはトリポリからベンガジに援助物資CRIを派遣送りし、5,000人の緊急ニーズに対応しました。
• 2023年9月14日、UNHCRはパートナーのリブエイド(LibAid)とともに、ベンガジの避難民5,000人に毛布1,200枚、衛生キット1,200個、石けん1,200個、防水シート400枚、キッチンセット300個を含む援助物資CRIを配布しました。
• 洪水の被害を受けた地域に住む被災者にへの小規模なシェルター・パッケージを提供しました。
リビアは常に情勢不安にさらされ、暴力行為や衝突が絶えず、多くの人々が国内外で避難を強いられています。にもかかわらず、その危機は世界から注目が集まらず、その援助資金は常に不足しています。被災した人々を保護し支えるため、今後さらなる支援が必要になると予想されるなか、日本からの支援が急務となっています。
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国連UNHCR協会は、国連の難民支援機関であるUNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)の活動を支える日本の公式支援窓口です。
UNHCRは、世界中で家を追われた難民・国内避難民への水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で難民支援に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めました。
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