寄付受付開始日:2020/04/03
更新日:2022/03/15
世界では7,950万人が迫害、紛争、暴力により故郷からの避難を強いられています。また、その半数が18歳未満の子どもたちです。(2020年6月20日時点)
今現在も、新型コロナウイルス感染症を発症し、苦しんでいる人々が多くいます。2020年3月~9月だけで、UNHCRの支援対象者約2万5000人の感染が確認され、世界9カ国にいる難民・避難を強いられた人たち、そして無国籍者のうち247人がこの感染症で亡くなりました。さらに、UNHCR職員約280人も新型コロナウイルス感染症を発症し、すでに5名が命を落としています。
数えきれない人たちがこのパンデミックによる社会経済的な影響に苦しんでおり、それは避難を強いられた数百万の人たちも同様です。彼らの生活は多くの場合、日雇いなど、非正規雇用に頼らざるを得ないため、このウイルスが及ぼす影響はとくに深刻です。
世界保健機関(WHO)によってパンデミック(感染症の世界的流行)と宣言された新型コロナウイルス(COVID-19)は誰もが感染する可能性があり、その感染の予防には全般的な準備、そしてグローバルな対応が必要とされています。
ここ日本でも、家族や友人など大切な人を守るために、手洗いや衛生管理などのさまざまな対策を実施し、感染拡大を防ぐために尽力されているかと思われます。そして「大切な人を守りたい」という気持ちは故郷を追われ、厳しい環境下で避難生活を強いられている難民も同じです。
UNHCRはこの世界的な緊急事態において、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、インフルエンザといったこれまでの疾患の経験と、世界保健機関(WHO)が発表した新型コロナウイルス(COVID-19)に関するガイダンスに基づき、難民を守るため、そして地域社会において最も疎外された人々を含むすべての人々が保健サービスを利用できるようにするため、現地で予防・保護対策を実施しています。
〇 救援物資の手配
清潔な水、そして石鹸(せっけん)や水くみ容器といった衛生用品の供給と廃棄物処理の徹底化
〇 情報共有の強化
難民・避難民との衛生対策についての情報共有、WHOや難民受入コミュニティーとの感染に関する調査といった情報共有の強化
〇 現場体制の強化
難民キャンプや居住地などにおける新型コロナウイルス(COVID-19)の予防、症状の発見、管理に備えた保健スタッフの訓練
当プロジェクトではトイレなどの衛生施設100カ所分に相当する、870万円を目標とし募金活動を実施しています。
*新型コロナウイルスによる影響は流動的なため、必要資金の見込は今後変更される場合がございます。
私たちと同じように、難民も手を洗い、清潔な水を利用できるようにするため、この世界的な対応が必要とされる大きな課題に立ち向かうグローバルな輪に、故郷を追われた人々も加えていただけませんでしょうか。
どうぞ今すぐ、ご支援ください。
UNHCRの新型コロナウイルス(COVID-19)支援については新型コロナウイルス(COVID-19) 緊急支援のお願いをご覧ください。
<募金受付期間延長のお知らせ>
UNHCRは、2022年も新型コロナウイルス感染症対応を継続するため、9億2,400万米ドルを必要予算としていますが、2021年12月末時点、必要予算の53%調達に留まっております。
引き続き、難民・避難民を守り・支えるため日本国内での募金活動も継続してまいりたく、皆さまのご協力を謹んでお願い申し上げます。
(2022年3月15日更新)
皆様のご寄付は、清潔な水、そして石鹸(せっけん)や水くみ容器といった衛生用品などの救援物資の手配や、難民キャンプや居住地などにおける新型コロナウイルス(COVID-19)の予防、症状の発見、管理に備えた保健スタッフの訓練、隔離シェルターの設置、難民登録、衛生教育を含む広範な新型コロナウイルス(COVID-19)の支援活動に充当させていただきます。
参考:国連UNHCR協会・皆様のご寄付でできること
#新型コロナウイルス緊急支援
#新型コロナウイルス支援_海外
更新日:2022/03/15
新型コロナウイルス感染症(COIVD-19)から難民・国内避難民・保護申請者などを守るための緊急募金に、皆様から心温まるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
UNHCRは世界各国で救援活動を開始し、すでにマスク 4120万枚、手術着 280万着、酸素濃縮器 2037台、隔離・感染対策のための仮設住宅8000戸などを最も緊急に支援が必要とされている国々へ配送完了。(* 2020年3月~9月の実績)今後さらに拡大していく恐れがあるこの新型コロナウイルスから1人でも多くの命を守るため、援助活動をさらに進めています。
水、衛生・保健対策への支援
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための最も重要な施策は、やはり水と衛生/保健対策です。UNHCRは石けんやマスクといった新型コロナ予防のための救援物資を配布するとともに、井戸、手洗い場を拡充するなど、清潔な水へのアクセスを手配。
また、多くのシリア難民が避難するヨルダンのザータリ難民キャンプや、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプではロックダウン(封鎖)を実施、感染者が出た際に備えた隔離施設も建設しています。
シェルター・生活支援
紛争・迫害から逃れた人々を保護し、シェルター(避難所)を提供することはUNHCRの最優先事項ですが、避難民に安全な場所を確保することは、新型コロナから人々を守るために、さらに重要です。中東などからの難民が長期にわたり避難を続けるギリシャ、中米からの避難民が押し寄せるメキシコやブラジル、そして以前から日雇いといった不安定な労働環境を強いられ、今回の新型コロナによりその不安定な職、そして住む場所すら失った都市難民などのために、UNHCRはシェルターをさらに拡大。また、保護者のいない子どもたち、年配者、LGBTI、シングルマザーといった弱い立場に置かれている人々の保護も強化、現金給付といった緊急支援も実施しています。
情報共有・コミュニケーションの強化
誤った情報が拡散されやすいこの新型コロナ危機において、正しい情報を迅速に難民の元へ届けることが、生活のみならず生死を左右します。UNHCRはボランティアや地元のネットワークと協力し、手洗いなど、感染防止のための衛生管理等の情報を難民に共有。
また、コールセンターやSNSチームを補強し、難民のニーズを的確に把握、より多くの人々に支援を届けるよう尽力しています。
UNHCRは現地で新型コロナウイルス対策を実施する中、難民もまた、このウイルスの脅威と闘うため、世界各国で尽力しています。
現在、感染者の急速な増加がもっとも深刻な地域のひとつ、中南米では、医療関係のバックグラウンドを持つ人たちに広く呼びかけ、逃れてきた人たちも医療現場で対応しています。情勢不安の続くベネズエラからペルーへ逃れたカルメンは、医師として日夜対応にあたっています。「同僚の体調が優れなくなり、何日も病院にいます。子どもに会えていませんが、感染させるかもしれないと思うと、今は病院にいた方がいいとも思います」。
ベネズエラからエクアドルへ逃れた医師のサミュエルもまた、孤立したコミュニティーで難民と地元の人々を守る活動を行っています。「この場所で、電気がなくなり、水もなくなれば、手洗いや最低限の衛生状態を保つことは、さらに難しくなります」。支援が圧倒的に足りない中で、難民たちは皆、奮闘しています。
咳(せき)エチケットや手洗い方法、ソーシャルディスタンスなど、なじみのなかった感染症予防の正しい知識の普及にも難民が取り組んでいます。バングラデシュでは、3,000人以上の難民が新型コロナウイルス対策のボランティアとして活動。サイドゥは、ウイルスから自らを守る方法の動画をロヒンギャの言語で制作しています。自分と家族、そして自分たちを快く受け入れてくれた地元の人々を守るために、難民とUNHCRは一丸となって新型コロナウイルスと闘っています。
しかし、停戦が実現されない中で洪水にも見舞われたイエメン、暴力行為が激化する一方、気候変動の影響による豪雨やイナゴの大発生に襲われる南スーダン、ソマリアなど、緊急事態は今も世界中で続いています。
故郷を追われ、弱い立場に置かれている人々をこの新型コロナウイルスの脅威から守るために、1人でも多くの命を保護するために、UNHCRは援助活動を継続していきます。これからもUNHCRとともに、難民を支える力となってください。
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国連UNHCR協会は、国連の難民支援機関であるUNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)の活動を支える日本の公式支援窓口です。
UNHCRは、世界中で家を追われた難民・国内避難民への水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で難民支援に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めました。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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