ロヒンギャ難民危機
緊急募金のお願い(国連UNHCR協会)
寄付受付開始日:2017/09/19
寄付受付開始日:2017/09/19
更新日:2019/11/18
「私の夫は村で撃たれました」
泥まみれになった脚でキャンプにたどりついたディアラは訴えます。
「村から逃げだして3日間、ぬれた山では滑り落ち、時に身を隠しながら歩き続けました。」
ミャンマーのラカイン州北部で起きた暴力行為により、隣国バングラデシュに逃れるロヒンギャ(ミャンマーのイスラム系少数民族)の人々が急増しています。
その数は2017年8月25日から約67万人*にのぼっています。
また、避難するロヒンギャ難民のうち、55%が18歳未満の子どもです。その大半が徒歩でジャングルに隠れながら山や川、海を渡り、人々は水も食糧もなく、体調を崩し弱り切った身体で国境を越えています。
また、モンスーンによる豪雨で避難場所が洪水となり、難民をさらに苦しめています。水も不足し衛生環境が悪化する中、ジフテリアなど感染症の発生が懸念されています。(* 2018年3月現在)
すでに多くの難民がバングラデシュにあるクトゥパロンやナヤパラ・キャンプに避難しており、着の身着のままで逃げ出さざるをえなかった人々のため、UNHCRは必要な物資の供給を行っています。
UNHCR報道官ヴィヴィアン・タンは語ります。
「この状況は、私が難民支援に従事してきた15年の中で、最も絶望的で、悲惨なものです。まるで1980年代のベトナムのボートピープルを思わせます。でも、あれからもう30年もたっているのです。いったいなぜ、今こんなことが再び起こっているのでしょうか?」
UNHCRは現地の協力機関とともに、着の身着のままで逃げ出さざるをえなかった人々のため、シェルター(家族用テントなど)や就寝用マット、サイクロン(雨期)から難民を守る防水用ビニールシートなど、必要な物資の供給を行っていますが、難民を受け入れる場所も、物資も不足しています。
私たちの住むアジアの一角で、今まさにこの悲劇が起きています。
これほどの苦しみを、これほどの痛みを、懸命に耐えてきたロヒンギャの人々を救うため、ぜひご支援をお願いいたします。
皆様からのご寄付は、UNHCR本部(スイス・ジュネーブ)へ送金され、世界各国で実施される難民援助活動に役立てられます。
皆様からお寄せいただいたご支援は、難民が我が家を追われた日から始まる長い避難生活の間、水・食糧の支給から住居、医療そして教育にいたるまで、すべてにわたり彼らを支えます。
参考:国連UNHCR協会・皆様のご寄付でできること
#ロヒンギャ難民支援
更新日:2019/11/18
ミャンマー国内における暴力行為の発生直後、UNHCRは迅速に救援物資の空輸を開始。
身一つで逃れてきたロヒンギャの難民に必要不可欠な物資等を届けるために、計20回以上の空輸を実施し、下記のような支援を届けました。
・5万世帯以上に家族用テントを配布
・毛布、マットなどの物資を約6万1,000人に配布
・水飲み場や掘り抜き井戸(950基)を作り、清潔な水を提供
・パートナー団体と協力し、約4,700基のトイレを建設
・保護者と離別した子ども1,700人を保護
・168カ所の一時学習センターを設置
UNHCRは100名以上の職員を動員し、キャンプ内の各家庭を訪問。
それぞれの置かれた状況を把握し、ニーズに寄り添った支援につなげている他、避難してきた人々の半数以上を占める18歳未満の子どもへのサポートを進めるなど、幅広い保護、援助活動を行っています。
必要額が調達額をはるかに上回る状況が続くなか、UNHCRの活動にとって大きな意味を持つのは、皆様からのご支援です。
■国連UNHCR協会 活動・会計報告
人々に早急な援助を届けられるよう、これからもどうぞ温かいお力添えをお願いいたします。
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