寄付受付開始日:2019/02/01
更新日:2019/05/10
現在アフガニスタンでは、外国軍の撤退が進むとともに、政府軍・外国軍と反政府勢力「タリバン」との戦闘が拡大しています。
タリバンは国の主要都市の1つを一時掌握し、領土支配は国土の7割(人口では3割)との分析もあります。
「IS」を名のる勢力の影響も受けています。このような勢力の攻撃や戦闘により、近年のアフガニスタンでの市民の死傷者数は毎年一万人を超え、さらに干ばつの被害も相まり、アフガニスタンでは慢性的な人道危機が人々の生活を脅かしています。
長きにわたる紛争の影響で、家庭や地域社会にも銃や武器が蔓延(まんえん)するなど、暴力が常に身近にあるような環境が見られ、地域で争いがおこると、武装勢力に加担の依頼がなされ、それに対してさらに別の勢力が逆側に加担するといった形で、争いがより大きな暴力につながることもあります。
こうした影響は子どもたちや若者たちにも及んでおり、武装勢力だけでなく政府の治安機構にも子ども兵士が見られるほか、戦うことを教えられるような状況にも置かれています。
子どもたちを銃から遠ざけるため、JVCアフガニスタン現地職員が推進している「No Toy Gun(オモチャの銃にNo!)キャンペーン」に対しては「子どもたちがイスラム聖戦士になれないじゃないか」といったネガティブな反応もありました。
武力・暴力で対抗すれば、負の連鎖は止みません。家庭や地域での平和・非暴力の学び合いの必要性がより一層高まっているこのような現況を鑑み、JVCは「ピース・アクション」と称する、地域住民による平和の学び合いと発信をサポートします。
市民という中立の立場から、状況に応じては政府側、武装勢力側にも発信を試みます。
なお、これらの活動はこれまでの医療保健・教育においてともに活動してきた地域指導者からなる保健委員会、女性グループ、教員グループのほか、新たに青年グループなど、地域グループと協力していきます。
日本国際ボランティアセンター公式ホームページ
更新日:2019/05/10
アフガニスタンでは40年近く紛争が続いており、犠牲となる民間人が後を絶ちません。
医療事情は依然として厳しく、特に女性が医療を受ける環境が整っておらず、乳幼児死亡率も世界最悪のレベルが続いています。
JVCは、9.11後に活動を開始して以来、特に医療事情の厳しい地方において、女性や子どもの健康改善を中心とした医療保健活動を行ってきました。
現在は、成人(15歳以上)の識字教室の開催と、平和・非暴力の考え方、実践を広げるためのピース・アクション、さらにアフガニスタンの人々が抱えるさまざまな問題を解決するために、アフガニスタンや日本の政府および関係機関などへの提言にも取り組んでいます。
一向に改善しない治安。人々の生活が脅かされ続けている状況の中で2017年より開始したピース・アクションのプログラムでは、これまでに、現地スタッフがイスラム教に基づいた平和な係争解決法や平和に関するブックレットを作成し、それを用いながら村の長老たち、女性たち、若者たちのグループとともに平和について語り合い、力によらない紛争解決法について学び合う場を設けてきています。
日本人スタッフが現場にもなかなか訪れることができない状況ですが、現地の人々がイニシアチブをとっているこの希望のあかりを、国際協力NGOとしてサポートしています。
ピース・ブックレットの内容についてはこちらからもご覧いただけます
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