スーダン危機 紛争下の子どもたちに教育と保護を!

寄付受付開始日:2019/02/01

  • 領収書なし
[スーダン危機 紛争下の子どもたちに教育と保護を!]の画像
教室で必死に授業を受ける生徒。

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

プロジェクト概要

更新日:2024/04/22

紛争により教育の機会を失った子どもたちに教育の機会を届けます。

2023年4月に首都のハルツームを中心にスーダン国軍と準軍事組織である即応支援部隊(RSF)の軍事衝突が勃発し、現在も戦闘は続いています。数千人以上の市民が犠牲になり、400万人以上の人々が国内外に避難を強いられ、その数は現在も増加しています。物資不足により物価は高騰し、多くの医療施設やインフラが機能せず人々は危機に直面しています。

特にJVCが活動を実施するスーダン南部の南コルドファン州は長い間紛争に苛まれ、開発が進まずに貧困率が非常に高いです。教育機会を失った子どもは、弟妹の世話や家事手伝い、家畜の世話、市場で物売りなど児童労働を強いられ、子どもらしい時間を過ごせずにいます。また、教育を受けられないことにより、将来の職の選択肢は限られ、兵士となって望まない戦争に加担するという負のサイクルが繰り返されてしまう現状があります。

南コルドファン州はスーダンの中でも就学率が極端に低い。

JVCはこうした紛争に苦しむ地域で、自ら生活を再建しようとする人々を支え、避難民の児童が学校教育を継続的に受けるための基盤を整える活動を行っています。さまざまな事情で学校に通っていないまたはドロップアウトした児童を対象に補習学級を運営しています。

補習学級では教育省のカリキュラムにのっとって、アラビア語、算数、英語、宗教を勉強するほか、スポーツやお絵描きをして子どもらしい時間を過ごし、ソーシャルワーカーによる心理サポートを受けながら、行動規範・道徳も学びます。一定の学力を付けた後、正規の学校へ編入します。

スポーツを楽しむ子どもたち
リクレーションも学びには欠かせない

教育は国づくりの基盤の一つでもあり、未来を担う子どもたちの選択肢が広がります。
1ポイントから寄付できる「Vポイントで寄付」をご活用いただき、スーダンの避難民・子どもたちをご支援ください。みなさまのポイントを子どもたちの笑顔に変えてください。

日本国際ボランティアセンター公式ホームページ

※本プロジェクトは、2023年9月に以下のプロジェクトタイトルより変更しています。

(変更前)
スーダンで国内紛争の影響を受ける人々と子どもたちを支えたい!

なお、変更した月以前より継続寄付を選択いただいている寄付者の皆さまには、2023年10月より新しいプロジェクトタイトルにて寄付の決済がなされます。ご了承ください。

寄付金の使いみち

皆さまからいただいたご寄付は、スーダンで紛争により影響を受けている避難民・子どもたちへの支援に活用させていただきます。

<教育の機会を失った子どもたちへの教育支援>
・学習に必要なノート、消しゴムなどの文房具、黒板や机などの備品、スポーツやお絵描き用のリクレーションキットを支援します。
・児童が健康な状態で補習校に通えるように、給食の提供をします。
・教員が教授法、児童との接し方、クラスコントロールなど技術・知識を身に付ける研修を実施します。
・保護者や住民に教育の重要性が広がる啓発活動を行います。

●2021年度活動報告(PDF)

活動情報

更新日:2024/04/22

この非常事態だからこそ、子どもたちを支える活動を続けます(2023年9月6日更新)

ここ近年急激なインフレにより経済的に非常に苦しい生活を強いられてきましたが、2023年4月の戦闘勃発以降、スーダンは危機的な状態に瀕しています。戦闘も収まることなく、避難を強いられ、武力衝突に恐れながら生活を営む人々が無数にいます。職を失い、食料不足に苦しみ、一般市民の暮らしは一層厳しさを増しています。こうした状況下で子どもたちは、教育を受ける機会を失い、子どもらしい時間を過ごすことが脅かされています。

授業前の朝礼で整列する子どもたち

JVCでは今まで補習校支援というプロジェクトを通して、約1,500人の子どもに教育の機会を提供してきました。約6カ月の補習校運営、学校設備の整備、文房具の支援だけでなく、子どもが継続して教育を受けるためには保護者や行政の協力が必要不可欠なため、教員・保護者とのミーティングや啓発活動も行い、地域全体で教育を後押しする基盤づくりのサポートをしています。

学校に行ったことがない母親が支える補習校

子どもたちは補習学級で一定の学力を付けた後、正規の学校へ編入することになります。正規校へ編入した後も定期的にスタッフや保護者が様子を見に行き、途中でドロップアウトすることなく、就学を続けられるようにサポートをしています。

保護者や地域住民とのミーテイングは持続可能な支援のために必要不可欠

修了式を終えた13歳のナフィア君は「以前叔父と暮らしていたときは学校に行くことを反対され、学校からドロップアウトしてしまったけど、今回機会を得て、補習校から朝の正規校に進学することができます。大学まで行って、アラビア語の先生になりたいと思っています。家族を支え、子どもたちを助けたいからです」と嬉しそうに話してくれました。

修了式で表彰されるナフィア君と喜ぶ家族

このように、教育は子どもたちに、子どもらしく過ごす時間を提供し、将来の選択肢を広げる可能性を持っています。スーダン危機といわれるこんな大変な状況だからこそ、活動を続けていきます。

修了式で悔しがる子ども

皆様のご寄付により、子どもたちを支える活動を続けています(2022年7月8日更新)

2019年の政変以降、スーダンの政治的・経済的状況はとても不安定な状況が続いています。さらに、コロナが世界を襲い、スーダンでは大洪水もしばしば発生するなど、人々の生活は厳しいものになっています。

補習学級でノートを写す女児

そうした中でも、皆様のご支援により、紛争の影響を受ける子どもたちの支援を続けています。これまで行ってきた校舎の建設などに加えて、小学校に入学する機会を逸した児童を対象として補習学級を運営しています。

アラビア語のクラスで挙手する子どもたち

子どもたちは補習学級で一定の学力を付けた後、正規の学校への編入することになります。これまでに600人をサポートし、このうち多くの児童が就学を続けています。

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
614,573
寄付人数
2,130
現在の継続寄付人数:5
毎月の継続的な応援が大きな支えになります。

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • T-point
    Tポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

JVCは、1980年の設立以来、アジア、アフリカ、中東、日本で、その地に生きる人たちとともに活動を続けてきました。現地で当事者が発する声を大切に聴きながら、歩みを進めています。
目の前の課題を解決するだけでなく、上下や貧富をつくる社会構造をこの世界からなくすために、志を同じくする人々の力、思いを結束し活動しています。
スーダンでは紛争による避難民の支援を行っています。避難先で自ら生活を再建しようとする人々を支え、子どもの教育支援を続けています。

この団体に関連するプロジェクトはこちら

領収書発行について

このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。

Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします

記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)

※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

メルマガの配信登録/解除はこちら

注目のプロジェクト