タイ・カンボジア国境紛争:カンボジア国内避難民支援(AAR Japan)

寄付受付開始日:2025/12/18

  • 領収書あり
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戦闘を逃れ、避難所に身を寄せるカンボジア国内避難民(コッコン州、2025年12月18日)

認定NPO法人 難民を助ける会

プロジェクト概要

更新日:2026/06/15

タイ・カンボジア国境紛争から逃れたカンボジア国内避難民の子どもたちへの教育支援を実施します

2025年12月に激化したタイ・カンボジア国境地帯での両国軍による軍事衝突は、同年末の停戦合意を受けて、現在は停止しています。しかし、国境付近の領有権問題や安全確保をめぐる課題はいまだ解決されておらず、現地では現在も両国軍が展開し、緊張状態が続いています。

AAR Japan[難民を助ける会]は、40年以上にわたりカンボジアで活動を続けており、現地のネットワークを活用してカンボジア側で緊急支援を実施しました。カンボジア南西部のコッコン州およびポーサット州では、避難所などで食料や衛生用品を配布したほか、コッコン州では92世帯にテントを配布しました。支援にあたっては、障がい者や高齢者、妊婦、乳幼児のいる世帯を優先して支援を行いました。

AAR職員(右)からテントを受け取った避難民の家族(コッコン州、2025年12月25日)

国境地帯での軍事衝突の沈静化に伴い、避難民の帰還が進んでいます。しかし、依然として安全が十分に確保されていないことや、住居を失ったこと、不発弾の安全確認が完了していないことなどから、いまだ帰還できていない避難民もいます。

AARは、こうした避難民が生活するポーサット州の避難所において、ボランティア教員3名を採用し、就学が困難な小学1年生から6年生までの計22人の児童を対象に学習支援を行っています。紛争や避難生活によって、子どもたちの学ぶ権利が損なわれることのないよう、AARは教育支援を継続しています。

屋外に設けられたテントの教室で授業を受ける避難民の子どもたち(ポーサット州、2026年2月12日)

停戦後も避難生活を余儀なくされ、支援を必要としている人々がいます。AARは今後も、現地のニーズに寄り添いながら支援を継続してまいります。引き続き、皆さまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

AAR職員によるカンボジア国内避難民支援報告

<寄付受付期間延長のお知らせ>
カンボジアでは、停戦後も安全の確保や不発弾の確認、住居の再建などの課題が残っており、いまだ帰還できていない避難民がいます。避難所で暮らす子どもたちの中には、十分な教育機会を得られていない子どももおり、教育支援が必要です。こうした避難民の子どもたちへの支援を継続するため、寄付受付期間を延長いたします。(2026年6月15日更新)

■領収書の発行について
・難民を助ける会(AAR Japan)は、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当法人へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

・お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。

※当法人からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2か月~3か月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様が寄付手続きを行った日、またはプロジェクトオーナーに入金された日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)のいずれかになります。具体的な日付については、プロジェクトオーナーにご確認ください。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
認定NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)
メールアドレス:info@aarjapan.gr.jp
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寄付金の使いみち

2025年5月に発生したタイ・カンボジア国境紛争によるカンボジア側の国内避難民の緊急支援活動に活用させていただきます。

<想定している使い道・支援活動の例>
・食料、飲料水、衛生用品などの物資配布
・貧困世帯や障がい者など特に支援が必要とされる世帯への支援
・現地調査など支援調整費

※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
※指定された緊急支援活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、次なる緊急支援などに活用します。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。

最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。

#グッドギビングマーク認証団体
"#Donationdeduction"

活動報告

更新日:2026/07/24

子どもの学習をサポート:カンボジア国内避難民支援(2026年7月24日更新)

2025年12月に激化したタイとの軍事衝突により、カンボジア西部ポーサット州では多くの住民が避難を余儀なくされました。タイ国境近くの避難所では、61世帯170人がビニールハウスを利用した仮設住宅で今も避難生活を送り、自宅への帰還のめどは立っていません。AARはこの避難所で、子どもたちへの学習支援を行っています。

ビニールハウスを利用した仮設住宅(ポーサット州の避難所、2026年6月11日)

約半数の避難民は仕事を失い、残りの人々は農業や建設、掃除などの日雇い仕事をしています。「軍事衝突で自宅が壊された」「住んでいた場所がタイ軍に占領された」「地雷や不発弾が残っている」。人々からはこうした悲痛な声が聞こえてきます。

避難生活が長引く中、中学生と高校生は避難所に隣接する学校へ通えるようになりました。一方で、小学校は避難所から約3km離れており、小学生は学校に通えていません。保護者は、通学中の交通事故や学校でのいじめ、慣れない環境になじめるかといった不安もあり、子どもを学校に送り出すことをためらっています。

学習クラスで教えるセム・ヴァンディ先生(ポーサット州の避難所、2026年6月11日)

AARは2026年2月から避難所内の学習クラス2教室の運営を支援し、教員3人に日当を支給。22人の子どもたちが毎日、読み書きや計算を学んでいます。セム・ヴァンディ先生は「子どもたちは避難生活での恐怖を少しずつ乗り越え、自信を取り戻しつつあります」と話します。

AAR職員のインタビューに答えるセム・ヴァンディ先生(右)(ポーサット州の避難所、2026年6月11日)

一方で、教員は小学校での勤務後の午後3時以降しか指導できず、授業は1日約2時間。正規カリキュラムに沿った教育は困難です。

郡教育事務所と地元の小学校は、避難児童の受け入れ準備を進めていますが、課題は保護者の不安をやわらげ、通学手段を確保することでした。そこでAARは、バイクや車での送迎など、家庭ごとに無理のない通学手段を整備しました。2026年7月からは、避難所内での学習クラスを続けながら、子どもたちが少しずつ地元の学校になじめるよう、通学を後押ししています。

AARは地域の教育関係者と協力しながら、国内避難民となった子どもたちへの教育支援に取り組んでいます。

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食料や衛生用品を配布:カンボジア国内避難民支援(2025年12月24日更新)

タイ・カンボジア国境で激化した軍事衝突によって、両国合わせて70万人以上、カンボジア側では50万人以上が避難しています。AARは長年活動するカンボジア側で国内避難民への緊急支援を開始し、非常食や衛生用品を届けています。

スン・キアンさん(右)から状況を聞き取るカンボジア駐在員の荒井大地(ポーサット州の避難所、2025年12月20日)

「政府軍兵士の息子(32歳)は前線で戦っています。戦闘が続いて食うや食わずらしく、とても心配です」。国境から60キロ余りのカンボジア西部ポーサット州の避難所で、スン・キアンさん(47歳)は不安な表情を見せました。

両軍の戦闘が激しくなった2025年12月8日、キアンさん夫婦は6人の子どもを連れて友人の車に乗せてもらって避難しました。「夫は息子を心配して国境方面に様子を見に行っていますが、爆撃の音が聞こえてとても危険だと言っています」。避難所ではコメや麺類が配給されますが、その他の食材は自分たちで買わなければなりません。

インタビューを受けるドン・ソーンさん(左)と子どもたち(コッコン州、2025年12月18日)

南隣のコッコン州にある避難所では、ドン・ソーンさん(32歳)は「村から5キロほどの所で大きな爆発があり、家族5人と親戚でトゥクトゥク(三輪タクシー)に相乗りして2時間かけて避難して来ました」と話します。避難所では最低限の食料配給やシャワーはあるものの、「テントがなく床にマット1枚を敷いて寝ています。赤ちゃんがいるので病気が心配です」。それでも家族の安全が確保され、少し気持ちが落ち着いたようでした。

行政当局者によると、避難民の中には下肢などに障がいのある住民もおり、AARは障がい者や子ども、貧困世帯の支援に取り組む現地NGOとも協議して情報収集を進めています。食料や衛生用品に加えて、仮住まいのテントや子どもたちの学習用品のニーズが多く、これらを調達して届ける準備を急いでいます。

現地では多数の避難民が不安の中で支援を待っています。AARのカンボジア国内避難民緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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緊急支援を開始しました:カンボジア国内避難民(2025年12月22日更新)

AARのカンボジア国内避難民支援関連地図(2025年12月)

タイ・カンボジア国境では、2025年12月初旬から両国軍の軍事衝突が激化しています。AARは、長年活動を続けてきたカンボジア側で国内避難民への緊急支援の実施を決め、12月18日現地調査に入るとともに、支援物資の配布を開始しました。

避難所として設置されたテントで、所在なげに座る国内避難民の人々(コッコン州、2025年12月18日)

「2025年12月13日の午前2時半ごろ、ものすごい爆音が聞こえてきて、家族みんなで慌てて逃げました。タイとの戦闘はこれからどうなるのか、何もかも置いて出てきた家が今どうなっているのか、とても心配です」。国境近くの町に住み、コッコン州スラエ・アンベル(Srae Ambel)郡の避難所に逃げてきた53歳のピッチ・ティエンさんはそう言って、顔を曇らせました。

カンボジア・プノンペン事務所代表 大室和也(左)の聞き取り調査に応じる避難民のピッチ・ティエンさん(コッコン州、2025年12月18日)

カンボジアの国家災害管理委員会(NCDM)によると、2025年12月12日現在、国内避難民は33万1,158人に上り、うち約24万6,210人が234カ所の避難施設に、残る8万4,948人は親族宅に避難しています。

避難民のために食事の準備をする地元のボランティア(コッコン州、2025年12月18日)

国境から約80キロのスラエ・アンベル(Srae Ambel)郡の避難所には、2025年12月18日時点で292世帯1,629人が避難していました。スペースが足りないため、屋外にテントを張り、そこで寝たり、食事をとったりする家族もいます。

床はシートを張っただけで座ると石があたって痛いほどで、服や日用品を詰め込んだ袋などがあちこちに置かれています。食事は地域のボランティアが作ってくれていますが、小学校は遠いため通うのが難しく、多くの子どもたちが一日中避難所にとどまっています。

コメ、食用油など支援物資を引き渡すAAR職員ら(左)(コッコン州スラエ・アンベル郡事務所、2025年12月18日)

AARは、今回調達した水やコメ、食用油のほか、非常食用のビスケット・スナック類、ティッシュペーパーや衛生用品を避難所の管理者である郡事務所に届けました。今後隣接するバッタンバン州でも調査を行い、支援を本格化させます。AARのカンボジア国内避難民支援にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。

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引き続き支援を求めています

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プロジェクトオーナー

認定NPO法人 難民を助ける会

AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
自然災害などでの緊急支援、難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界18カ国で実施しています。

特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。

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