寄付受付開始日:2025/03/29
更新日:2025/04/16
日本時間の2025年3月28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とする大きな地震がありました。地震の規模を示すマグニチュードは7.7と推定されており、隣国タイでも大きな揺れが観測されるなど、広い地域で影響が出ています。現地からの報道では、多数の建物が倒壊して多くの死傷者が出ています。ミャンマー国内にいるAARの駐在員、現地スタッフの安全は確認されています。
AAR Japan[難民を助ける会]は、現地の協力団体と連携して緊急支援を開始します。協力団体と連携し、ブルーシート、蚊帳、衛生用品、調理しないで食べられるインスタント食品、飲料水、太陽光電源等を配布する準備を急いでいます。
AARは1999年よりミャンマーでの支援活動を行っており、2008年には、14万人の死者と240万人の被災者の出たサイクロン・ナルギスの被災者への緊急支援を実施した実績があります。
AARのミャンマー地震緊急支援にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
ミャンマー地震 緊急支援を開始します(公式サイト)
2025年3月に発生した地震により被害を受けたミャンマーの被災者への緊急支援活動に活用させていただきます。
<想定している使い道・支援活動の例>
・食料、飲料水、衛生用品などの物資配付
・貧困世帯や障がい者など特に支援が必要とされる世帯への支援
・現地調査など支援調整費
※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
※指定された緊急支援活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、次なる緊急支援などに活用します。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。
最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。
更新日:2025/05/12
ミャンマー中部で2025年3月28日に発生した大地震から間もなく1カ月半、被災地のマンダレー、ザガイン両地域および首都ネピドーを中心に死者3,700人以上、負傷者5,000人以上の被害が報告されています。AAR Japan[難民を助ける会]と現地協力団体は支援物資を配布するとともに、災害時に支援から取り残されがちな障がい者や高齢者への支援に取り組んでいます。
AARと連携する現地協力団体は、被災地マンダレーとザガインに暮らす障がい者世帯を訪ねて被害状況を確認するとともに、特に大きな被害を受けた障がい者と家族に食料、衛生用品などの支援物資を直接手渡しています。また、AARの支援チームは障がい児の親や高齢者に聞き取り調査を行いました。
震源地に近いザガインでは、多くの道路や橋が損壊して交通が遮断され、支援活動が遅れています。
ひとり暮らしの女性タンタンさん(仮名・70歳)は「若くて元気だった頃は、野菜や果物を売って生計をたてていましたが、もう歳なので仕事を辞めて今は収入がありません。自宅は完全につぶれてしまい、どうすればいいのか分からない状況です。近所の人たちもみんな被害を受けているので、私のことなど気にしている余裕はなく、誰も助けてくれません」と訴えます。
マンダレー市内の避難場所に避難しているソー君は小児まひで身体に障がいがあります。母親のティダさん(仮名)は、余震が続く中、ソー君のことをとても心配しています。「息子は地震でショックを受けて、ずっと精神的に不安定です。こんな状況で世話をするのはいつも以上に大変ですし、また大きな地震が起きて私や息子がけがをしてしまったら、これ以上どうすることもできません」と話します。
多くの被災者が「支援物資が足りない」と訴える中、とりわけ在宅避難を送る障がい者や高齢者世帯には支援が届いていません。AARや現地協力団体が自宅を戸別訪問すると、こうした被災者は「家まで直接来てくれる団体は他にない。本当にありがとう」と感激して話してくれます。
ミャンマーの4月~5月中頃までは暑季と呼ばれ、毎日35度前後の猛暑が続きますが、その後は半年ほど雨期に入ります。大雨が降る前に避難用シェルター(テント)を設置する必要があり、特に支援から取り残されやすい障がい者と高齢者世帯への支援が急がれます。AARのミャンマー地震緊急支援へのご協力を重ねてお願い申し上げます。
※安全上写真の一部を加工しています。
レポートはこちら
AAR Japan[難民を助ける会]の2つの現地事務所(ヤンゴン・パアン)から派遣した支援チームは2025年4月14日、大きな被害を受けた同国中部ザガイン地域に入り、被災者から雨期を前にした支援ニーズの聞き取り調査をするとともに、避難シェルター(テント)配布や現金給付などの支援の準備を進めています。
ザガインはマンダレーと並んで最も深刻な被害を受けた地域ですが、道路網が寸断されて人道支援が遅れていました。現地から報告します。
震源に近いザガイン市街では、多くの建物が倒壊して街は廃虚のようになっています。下敷きとなって多数の犠牲者が出ましたが、がれきを除去する重機が不足しているため、震災から2週間を過ぎても遺体を回収できない場所が少なくありません。被災者は地震のショックから立ち直れないまま、無力感に包まれているように見えます。
被災地では不在中に家財盗難の恐れがあったり、けがをして動けない家族がいたりなどの理由で、多くの被災者が避難場所には行かずに自宅の庭先や空き地で避難生活を送っています。住民の中には「物資配布が不公平と聞いたので、避難場所には行きたくない」と話す人もいます。いわゆる在宅避難者には十分な支援が届かず、別の住民は「1週間前に国際機関からコメと豆をもらった以外は何も支援を受けていません」と訴えます。
聞き取り調査をした被災者の多くが、「雨期が始まる前にがれきを取り除き、自宅を再建するか避難シェルターを建てたいが、資材が高騰しており、乏しい蓄えではとても買えない」と話します。教師の女性は「家財も現金も全てつぶれた家の下に埋もれたままです。自宅のあった場所に、自力で小さなシェルターを建てたいのですが……」
AARは現地協力団体を通じた食料、衛生用品などの緊急物資配布に加えて、被災者が必要に応じて使える現金給付による支援を実施しています。シェルターの調達・設置も急務です。現地では多くの被災者が支援を待っています。AARのミャンマー地震緊急支援へのご協力をお願い申し上げます。
※安全上写真の一部を加工しています。
ミャンマー中部で2025年3月28日に発生した大地震では、これまでに3,600人を超える死者と約5,000人の負傷者が報告されています。被災地のマンダレー、ザガイン地域では、地震から2週間を過ぎた現在も多くの被災者が屋外で厳しい避難生活を送っており、その半数近くがまだ何の支援も受けていないとの報告もあります。
AAR Japan[難民を助ける会]は現地協力団体と連携し、現地のニーズに合わせた緊急支援物資を調達・輸送しています。
同国第2の都市マンダレー界隈(かいわい)では、少しずつ商店や市場が再開していますが、被災地では大量の物資調達は難しく、AARと現地協力団体は最大都市ヤンゴンの数カ所の市場をまわりながら支援物資を集めました。一方で、ミャンマーでは2025年4月12日から水かけ祭りの祝日が始まって流通が約1週間滞るため、4月9日~4月11日にかけて急ぎ物資を調達し、被災地までの搬送と配布を実施しています。
被災地では、6月に始まる雨期を前に屋外に避難している人々のためのシェルター(テント)の設置が急がれます。
緑地公園や空き地などの避難場所では衛生環境の悪化による下痢や皮膚病、蚊を媒介にしたデング熱などの感染症のまん延が懸念されており、AARはシェルターを含む雨期対策について、関連機関などとの調整を急ぐとともに、食料や生活必需品のパッケージ、衛生対策として地面に敷くマット、蚊帳、タオル、せっけん、歯磨き用品、女性用の衛生用品、太陽光ランプなどの配布を急いでいます。
被災地の状況は刻々と変化するほか、市街地と村落では被害や支援の状況が異なります。AARが東京から派遣した支援チームは、2つの現地事務所(ヤンゴン・パアン)や現地協力団体とともに、被災地のより詳細な状況の把握と被災者のニーズを調査し、さらなる支援に向けた調整を進めています。現地協力団体を通じた物資配布に加え、被災者がそれぞれ必要なものを買えるように現金給付も実施します。
ミャンマーでは水かけ祭りは最も重要な祭りのひとつで、1週間ほどの休暇をとるのが通例ですが、今回の地震被害を前に多くの人々が自分のできることに献身的に取り組んでいます。
被災地に向かったAARの現地職員は「被災地では今も多くの人々が非常に苦しい状況にあります。特に障がい者や妊婦、高齢者などの災害時により困難な状況に置かれがちな人たちも漏れることなく支援しなくてはなりません。水かけ祭りのことなど忘れていました」と話します。
AARはこの困難に立ち向かうミャンマーの人々とともに支援活動に取り組んでいます。AARのミャンマー地震緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
※安全上写真の一部を加工しています。
ミャンマー中部で2025年3月28日に発生した地震から1週間余りがたちました。震源地のザガイン地域の被害はとりわけ甚大ですが、道路や橋などが崩壊し、多くの交通インフラが遮断されたため支援活動が遅れています。AAR Japan[難民を助ける会]ヤンゴン事務所は現地協力団体を通じて、ザガイン市内で物資配布を開始するとともに、東京から派遣した緊急支援チームも、4月6日にミャンマーに到着しました。
ザガイン市内では多くの建物が倒壊しています。病床数200床のザガイン公立病院も病棟が崩れる恐れがあるため、屋外の敷地にベッドを移動させ、入院患者や負傷した被災者を治療しています。AARと現地協力団体は2025年4月4日、同病院の患者とその家族に食料を配布しました。
治療を受けていた被災者のひとりは、「ここでは食べ物や飲み物があるのでありがたいが、薬代が高くて経済的に困っている。帰宅しようにも家が壊れていて、修理したいがおカネもありません」と悲嘆にくれていました。
患者のベッドを日差しや暑さから守るために、近隣の商店から傘が無償提供されていますが、他方で被災地は2025年4月5日から大雨と強風に見舞われ、被害の拡大が懸念されます。
ミャンマー地震の被害はいまだに全容が把握されていません。同国に入ったAARの緊急支援チームは現地団体とともに支援を本格化します。AARのミャンマー地震緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
※安全上写真の一部を加工しています。
ミャンマーで2025年3月28日に発生した大地震では、同国中部のマンダレーやザガインを中心にこれまでに死者約3,000人超という大きな被害が出ています。日本生まれの国際NGO AAR Japan[難民を助ける会]ヤンゴン事務所は現地協力団体と連携して緊急支援を開始し、マンダレー地域で被災者に直接支援物資を届けています。
緊急支援チームは最大都市ヤンゴンで調達した食料や飲料水、応急治療キット、マットや蚊帳などの支援物資を、被災地までトラックで陸路輸送し、2025年4月2日にマンダレー近郊で配布を開始しました。ミャンマー第2の都市マンダレーは多くの建物が倒壊するなど甚大な被害を受けており、周辺の農村部では被害状況が未だ把握されていません。
調理の必要がないビスケットやパン、缶詰などの食料を手渡された被災者は、「家が倒壊して食料も何もない状況で過ごしています。日本からの支援に感謝します」と少しだけ安堵(あんど)した表情を見せました。被災地では十分な支援が届かず、多くの被災者が最高気温40度に迫る暑季の猛暑の中、テントもなく屋外での避難を余儀なくされています。
ミャンマーは2021年2月以降、政治・経済の混乱が続いており、今回の緊急募金に際して、多くの皆さまから「被災者にちゃんと支援が届くのか」とのご心配の声が寄せられております。AARは、より困難に直面する人々に直接支援を届けています。
ミャンマーの被災地では現在、家を失った多くの人々が支援を待っています。AARのミャンマー地震緊急支援へのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
※安全上、写真の一部を加工しています。
AARのレポートはこちらから
AARヤンゴン事務所は現地協力団体と連携し、被災地で本格的な支援物資配布を開始します。現地から報告します。
大きな被害を受けたミャンマー中部マンダレーでは、商店や市場が壊滅して流通が止まっています。同国の最大都市ヤンゴンにあるAARの現地協力団体の担当者は、「マンダレー地域では支援物資を調達できないかもしれない。ヤンゴンからパン、魚の缶詰などの食料品、応急治療キット、マットや蚊帳といった物資を調達して、マンダレーまで(直線距離で)約570キロをトラックで輸送する準備を急いでいます」と話します。
マンダレーに隣接するサガインも甚大な被害を受けています。被災した現地協力団体の女性ボランティアスタッフの自宅周辺では、多くの建物や外壁が崩れ落ちたといいます。このスタッフは、「近くの尼僧院では40人が暮らしていますが、支援物資が全く届いていません。20キロ先の市場まで行かなければ水もコメも買えません」と話し、尼僧院への支援を訴えました。
被災地では道路や橋が損壊して流通が止まり、食料品の価格が高騰しているほか、その先の山岳地帯へのアクセスはさらに困難です。今回の地震による被害の全貌把握にはまだ時間がかかります。
AARヤンゴン事務所は現地協力団体とともに支援物資の配布を急ぐとともに、日本から緊急支援チームを派遣します。
ミャンマー中部で2025年3月28日に発生した大地震では、同国第2の都市マンダレーとサガインを中心に死者1,700人超が確認されるなど被害が広がっています。被災地では最高気温40度近い猛暑の中、家を失った人々は屋外での避難を余儀なくされています。AAR現地協力団体からの報告です。
「着の身着のまま何も持たずに逃げて来ました。テントもなく、地面にシートを敷いて寝るしかありません」。大きな被害が出たマンダレー市内の空き地で被災者のひとりが訴えました。現地は一年で最も暑い「暑季」に入っており、家を失った住民は厳しい日差しを避けて木陰で寄り添い、なすすべもなく支援を待っています。屋外で過ごしているため、蚊を媒介としたデング熱など感染症のまん延も懸念されます。
マンダレーの市街地では、重機を使って倒壊した建物で懸命の救助活動が行われていますが、農村部を含めて被害の全体像は把握できていません。同国では2021年以降、政治・社会の混乱が続いており、人道支援が難航する恐れもあります。
AARは協力団体と連携して、ブルーシート、蚊帳、衛生用品、調理しないで食べられるインスタント食品、飲料水、太陽光電源等を配布する準備を急いでいます。当会はヤンゴン事務所に加えて、東京から緊急支援チームを派遣して被災者のニーズを把握し、緊急支援を進めてまいります。
ミャンマー中部で2025年3月28日に発生した大地震では、同国第2の都市マンダレーや首都ネピドーを中心に多数の建物が倒壊し、これまでに死者1,600人超が確認されるなど被害が広がっています。AAR Japan[難民を助ける会]は3月30日、ヤンゴン事務所を通じて被災者支援を開始したほか、東京から緊急支援チームを現地に派遣します。
「村は壊滅状態で、約200軒の住居のうち残っているのはわずか20軒です。まさかこんなに困難な状況になるとは、夢にも思っていませんでした」。マンダレー近郊の村から悲痛な声がAARに届きました。
AARは2000年以降、最大都市ヤンゴンで障がい者のための職業訓練校を運営し、2001年からは障がいのある子どもたちを支える里親制度「子どもの未来プログラム」を実施しています。被災地との通信が途絶する中、マンダレー地域の訓練校修了生118人のうち、パソコンコース修了生の右手に障がいがある女性シュエさん(仮名・30歳代)とかろうじて連絡がつき、自宅が倒壊したことが分かりました。
「私の姪っ子を含む村人9人が亡くなりました。私たちは近くの僧院に身を寄せていますが、食料や水などあらゆるものが不足していて、近隣への交通手段も途絶えているので、これからどうなるのか、全く見通しが立ちません」とシュエさん。AARは3月30日、ヤンゴン事務所を通じて当座の食料や生活用品を買うための資金の送金手続きをしましたが、被害はまだまだ拡大しそうです。
当会は約14万人の死者・行方不明者をもたらした2008年の大型サイクロン「ナルギス」の際も、被災者への緊急支援に取り組んだ実績があります。同国は2021年2月以降、各地で武力衝突が続くなど政治・社会が不安定な状況にあり、今回の被災地では救助活動や緊急支援が難航しています。AARは現地情勢を見極めながら、協力団体と連携して被害状況を把握し、被災者支援を進めてまいります。
AARのミャンマー大地震緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
自然災害などでの緊急支援、難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界18の国と地域で実施しています。
特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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