寄付受付開始日:2024/09/21
更新日:2024/10/21
石川県内では、前線や低気圧の影響で記録的な大雨となっており、輪島市と珠洲市、能登町で11の河川が氾濫、被害が相次いでいます(2024年9月21日13時時点)。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
AAR Japan[難民を助ける会]は炊き出しなどの緊急支援を実施します。また、障がい福祉施設、高齢者施設などを中心に被害状況と支援のニーズ調査を行います。
2024年1月に発生した地震で大きな被害に遭われた方々が、このたびの大雨でさらに大変な状況にあります。一刻も早く支援を届けられるよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
炊き出しや福祉施設を中心とした被災者支援活動に活用いたします。
<想定している使いみち・支援活動の例>
・現地調査など支援調整費
・炊き出し
・衛生用品、栄養補給品など
※支援地域の状況・ニーズに合わせて、支援活動を実施いたします。
指定されたご寄付は必ずその活動に活用いたします。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。
最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。
更新日:2024/10/21
2024年1月の震災に加え、2024年9月の大雨による「二重被災」に見舞われた石川県能登地方で、AAR Japan[難民を助ける会]は認定NPO法人「石川バリアフリーツアーセンター」(金沢市)と連携して、被災した障がい福祉施設を支援しています。
能登町の聴覚障がい者のための作業所「やなぎだハウス」では、大雨による洪水で備品が使えなくなりましたが、利用者からの強い希望が寄せられ、近隣から必要な備品をかき集めて1週間後に何とか再開にこぎつけたそうです。施設を再開したものの、以前のような作業環境は整えられず、AARは必要な備品の提供、施設の修繕を通じて完全復旧をサポートする予定です。
珠洲市にある特別養護老人ホーム「第三長寿園」は、30人の高齢者が生活する入居施設ですが、隣接する仮設住宅から避難者を受け入れ、食料や飲料水などの備蓄品をすべて放出したため、こうした品々を速やかにそろえる必要があり、AAR緊急チームが調達してお届けしました。
AARは災害発生時、とりわけ困難な状況に置かれる障がい者・高齢者の福祉施設を中心に支援活動に取り組んでいます。能登地方では数カ月の間に地震と水害による二重被災が発生し、厳しい状況に陥っています。AARは被災者の皆さんの個々の事情を聞き取り、必要とされる支援を届けています。能登半島地震・大雨被災地支援へのご協力を重ねてお願い申し上げます。
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記録的な大雨に見舞われた石川県能登地方では、家屋の浸水被害のため、多くの被災者が避難所に身を寄せています。AAR Japan[難民を助ける会]は2024年9月22日に炊き出しを開始し、2024年9月24日からは協力団体のNPO法人ピースプロジェクト(代表:加藤勉AAR理事)と連携して支援を実施しています。
炊き出しを行った石川県珠洲市立若山小学校の避難所は、2024年1月の地震に際してもAARとピースプロジェクトが支援した場所です。震災に続いて今年二度目の避難所生活となった住民も多く、炊き出しを受け取ると、「また会えましたね」と声をかけてくれる方もいました。
炊き出しの準備には、避難所に身を寄せる被災者や近所の子どもたちがボランティアとして参加してくれました。避難してきた方々にとって、温かい食事が提供される炊き出しは、ひと時、気持ちを落ち着かせる場にもなっています。
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AAR Japan[難民を助ける会]は被災地域に住む外国人居住者への食料支援を開始しました。言葉の問題などで情報や支援が届きにくく、不安を抱える技能実習生に食料や飲料水を届けるとともに、当面必要とされる支援について聞き取りました。
「寮の前は雨水がひざ下ぐらいの深さまで来て、びっくりしました」「ひどい雨だったけど、日本人の船長が心配して様子を見にきてくれて、少しだけ安心しました」――。被災時の様子を口々に語るのは、能登半島の先端部に位置する珠洲市の蛸島漁港のインドネシア人の漁業技能実習生です。2024年9月23日午後、AAR職員が支援物資を携えて訪ねると、ほっとした表情を見せました。
この寮では現在、17人の実習生が生活しています。今のところ電気は使用できていますが、水道水は時々臭いがしたり、濁ったりすると言います。大雨の影響で上流のダムに被害が出た可能性があり、今後断水の可能性が高いとして、行政放送で節水が呼びかけられています。また、漁再開の見通しもまだ立っていません。漁港近くを流れる川には、大量の流木など大雨被害の跡が生々しく残っていました。
AARは当面必要なものとして、ペットボトル入り飲料水(計120リットル)、タイのインスタントラーメン190食、乾麺(フォー5袋、タイビーフン10袋)、体拭きシート19個を届けました。実習生たちはたくましい腕で荷物を下ろすのを手伝い、インスタントラーメンには「そうそう、これが欲しかった」と笑顔を見せました。
周辺は浸水した地域が多く、雨が激しくなりだしたころから通信環境が乱れて、インターネットがつながりにくいままだと言います。災害関連情報を手に入れたり、故郷の家族と連絡を取ったりするためにインターネットは必需品ですが、接続しにくい状態に不安が募っています。AARは地元自治体や国際交流団体の関係者と連絡を取り合い、被災地の外国人が断水などの防災情報から取り残されることがないよう支援しています。
大雨被害に見舞われた石川県能登地方は、2024年1月の地震に続く「二重被災」の渦中にあります。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急チームは炊き出しに加え、大きな被害を受けた輪島市内の仮設住宅に支援物資を届けています。
能登半島地震でも一時孤立した輪島市町野町に2024年9月23日に入ると、町野川の支流・鈴屋川が氾濫し、集落に大量の土砂と流木が押し寄せて、粟蔵地区などに甚大な被害が出ていました。
AAR緊急チームは土砂崩れや陥没で不通になった道路を迂回(うかい)しながら、町野町第二仮設に到着し、高齢の身体障がい者がいる世帯に汗拭きシート、使い捨てトイレを届けました。ご家族からは「停電と断水が続き、介護しようにも体を拭いてあげることもできずにいたので、本当に助かりました」とも言葉をいただきました。
粟蔵地区では電気も水もないため、浸水した家屋の泥かき作業も難航しています。AARは地元の歯科医院などに泥かき用の清掃道具を提供しましたが、電気も水もない状況で家屋に流れ込んだ泥かき作業は難航しており、地震に続く災害に見舞われた住民からは「心が折れた」「心がおれそうだ」という言葉が何度となく聞かれました。
被災地では通信障害が続き、アクセスも悪いため、支援物資が十分に届いていません。
AARの能登半島大雨緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
能登半島地震からの復興の途上にある被災地を襲った今回の大雨は各地で深刻な被害をもたらしています。避難所となるはずだった体育館が浸水して使えなかったり、避難所となった場所でも断水と停電が続いていたりするなど、人々は再び不便な生活を強いられています。
AAR緊急支援チームは、2024年9月22日、石川県能登町の小間生公民館避難所で炊き出しの支援を開始し、避難所に身を寄せている方々や在宅避難者の方に、朝食用のけんちん汁とおにぎり100食を提供しました。
温かい食事を受け取った方からは、「買い物にも行けないので助かります」「仮設住宅に住んでいましたが、この雨で自宅が心配になり様子を見に来たところ、帰れなくなりガレージで過ごしています」などの声が寄せられました。
2024年9月22日の夕食には100食分のカレーを調理し、輪島市町野町北丸山、輪島市町野町第一仮設、能登町小間生地区の避難者の方々に提供。炊き出しを受け取った被災者からは、「あー、やっと届いた!」「来てくれてありがとう!」など、多くの感謝の声が届いています。
2024年9月23日の朝は風組関東と協働で、お弁当40食を石川県能登町小間生地区と輪島市町野町北丸山地区へお届けしました。お弁当の中身は、サバの味噌煮、ひじきの煮物、スパゲティサラダ、ゴボウのマヨネーズ和えと、混ぜご飯です。
お昼には、ひじき和えおにぎり200個を町野町第二仮設へお届けしました。すぐに被災者の方々が大勢集まり、嬉しそうに受け取ってくださいました。2024年9月21日の夜から何も食べていなかったという60代の女性は、おにぎりを渡されたそばから食べ始め、「美味しい!」と喜んでくださいました。
地震による避難生活からようやく仮設住宅に移れた矢先、今回の大雨被害に見舞われ、避難所生活に戻ってしまった方も多くいます。AARは、衛生用品の配布などの緊急支援を今後も続けてまいります。能登半島大雨に緊急支援にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
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AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
自然災害などでの緊急支援、難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界17カ国で実施しています。
特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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