寄付受付開始日:2024/04/04
更新日:2024/04/12
台湾東部沖で2024年4月3日に起きた地震では、花蓮県を中心に多数の建物が倒壊し、これまでに死者13人、負傷者1,100人超の被害が確認され、なお行方不明者の捜索が続いています。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チームは、現地協力団体「基督教芥菜種會」(The Mustard Seed Mission:MSM/本部:台北)とともに被害状況を確認するとともに支援活動を開始しました。緊急募金への皆さまのご協力をお願い申し上げます。
2024年1月の能登半島地震に際しては、AARにも台湾から多くのご寄付が寄せられました。台湾地震緊急支援への皆さまのご協力をお願い申し上げます。
台湾で発生した地震による被災者への支援活動に活用させていただきます。
<想定している使いみち・支援活動の例>
・食料、飲料水、衛生用品などの物資配布
・被災した障がい者への支援
・現地調査など支援調整費
※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
※指定された緊急支援活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、次なる緊急支援などに活用いたします。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。
最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。
更新日:2024/04/12
台湾東部沖で2024年4月3日に起きた地震では、花蓮県を中心に大きな被害が発生しました。AARは現地協力団体「基督教芥菜種會」(The Mustard Seed Mission:MSM/本部:台北市)とともに、物資配布などの緊急支援を続けています。
「住んでいたアパートは無事だったけれど、余震が怖くてとても帰れません」。普段はワークショップや職業訓練などに使われている花蓮市内のMSM活動センターで、シングルマザーの女性(48歳)は不安を隠せない様子で訴えました。12歳と11歳の息子たちは2人とも発達障害などがあり、地震のようにいつもと違う状況に置かれると、感情がコントロールできなくなると言います。
AARは早速、女性に食料や衛生用品の詰め合わせを届けました。AARチームの栁田純子が話しかけながら箱を手渡すと、女性は何度もうなずいて受け取り、少し安心した様子で、日本語で「ありがと」とほほ笑みました。
MSMは発生直後から先住民族の人々が暮らす山間部の集落にもチームを派遣して支援物資を届けるとともに、どんな課題があるか聞き取り調査しています。MSMで台湾東部の災害対応を統括する呉雅琴マネージャーは「市街地でも山村でも、建物自体の全半壊には至っていないものの、家の中が滅茶苦茶になったり、水回りなど何らかの修繕が必要だったりする家が多数あります」と話します。AARは常時MSMとやりとりを続けて、支援活動を丁寧にフォローしていきます。
皆さまが寄せてくださったご支援を被災者のための支援活動に活用させていただきます。ご支援に心より感謝申し上げます。
緊急支援チームは現地協力団体「基督教芥菜種會」(The Mustard Seed Mission:MSM/本部:台北市)とともに、物資配布などの緊急支援を実施しています。
被災地では緊急支援物資の配布が既にピークを超えつつありますが、これで支援が十分に行き渡った訳ではありません。MSMで台湾東部の災害対応を統括する呉雅琴マネージャーは、次の段階として「この女性のような問題を抱える被災者に対して、専門家による心理的サポート、新しい住居を探す手伝いなど、個々人の状況に合わせて生活再建に向けた支援を進める方針です」と話します。
初めて日本のNGOと連携するMSMの呉マネージャーは、「台湾が困難な状況にある今、日本から届いた温かいご支援は私たちの友情の証です。AARとの協働に感謝するとともに、日本の皆さんからいただいたご寄付を確実に被災者のために役立てていくことをお約束します」とメッセージを寄せてくれました。
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AAR緊急支援チームは7日朝、花蓮県に入り、現地協力団体「基督教芥菜種會」とともに被害状況を確認するとともに支援活動を開始しました。
人口30万人余りの花蓮県の県都・花蓮市。市街中心部にある9階建ての「天王星ビル」は地震で大きく傾き、倒壊の恐れがあるため重機による解体作業が始まっています。
「激しい揺れが延々と続いて、生きた心地がしませんでした。思わず「神様、助けて!」と叫びました」。この建物の最上階に住んでいた女性(67歳)は振り返ります。朝8時前の発生だったため、同居する夫と娘に加え、4階には息子夫婦と孫がいましたが、「私たちは9階からクレーン車で救出され、息子たちも窓から助け出されて全員無事でした」。
しかし、住民1人がビルの下敷きになって亡くなり、「ここに住んで10年以上、住民はみんな顔見知り。こんなことになってしまって残念でなりません」。震災後はひとまず市内の避難所に身を寄せていますが、「今はまだ、この先どうするか考えられる状況ではない」と言います。
鉄道は通常通り運行されているため、私たちは台北駅から朝6時過ぎの特急列車で約2時間かけて、小雨の降る花蓮市に着きましたが、約6時間の滞在中に4~5回余震の揺れを感じるなど大地震の余波は続いています。
2024年4月7日時点で花蓮市内の避難所は4カ所。このうち中心部の中華國民小学校の体育館には最大時200人以上が身を寄せ、その人数は日々減少しているものの、花蓮市当局の弁当やパン、飲料水などの無料配給所、地元NGOの物資提供や相談窓口ブースを利用する避難者は少なくありません。昼食を取っていた高齢の女性は「大変な目に遭ったが、皆が親身になって助けてくれて本当にありがたい」と話します。
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AAR緊急支援チームは、台北経由で今週末にも台湾東部の被災地に入り、現地団体と協力して、特に被害が大きかった地域の被災者に食料や衛生用品などを配布するほか、他にも支援の可能性がないか調査します。
2024年1月に起きた能登半島地震に際しては、台湾からも多くのご寄付が寄せられ、日本と台湾双方の市民の強いきずなが改めて認識されました。今度は私たちが台湾の人々の思いに応える時だと考えます。
AARの台湾東部地震緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
自然災害などでの緊急支援、難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界17カ国で実施しています。
特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。
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