令和6年能登半島地震被災者支援にご協力ください(AAR Japan)

寄付受付開始日:2024/01/01

  • 領収書あり
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仮設住宅の前で被災者の話を聞く、AAR職員の生田目充(2024年3月13日、石川県志賀町)

認定NPO法人 難民を助ける会

プロジェクト概要

更新日:2025/11/20

能登復興のため、被災した人々に寄り添った支援を継続します

2024年1月1日に石川県・能登地方で起きた地震から2年がたとうとしています。能登地方はこの地震で、甚大な被害を受けました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

被災地は復興に向けて着実に歩みを進めています。しかし、被災した人々が元の生活を取り戻すまでにはまだまだ長い時間がかかります。AAR Japan[難民を助ける会]は、変化するニーズを的確にとらえながら、被災者の皆さんに寄り添い、誰も取り残さない中長期的な復興支援に取り組んでいます。

AARは地震発生直後に石川県内で緊急支援を開始し、現在も活動を続けています。被災地では、被災者の仮設住宅への入居が進み、AARではこうした方々への生活家電の配布を実施してきました。また、仮設住宅に入居された方々や在宅被災者の交流促進を目的としたイベントや、弁護士による生活再建相談会、作業療法士などによる出張マッサージを定期的に開催するなど、コミュニティーの再建支援も行っています。

被災した障がいのある方々への支援として、個別支援や家屋修繕や被災した障がい者施設の再建を実施しています。加えて、外国人被災者も支援から取り残されないように、日本語教室や交流イベントを開催し、地域住民との交流を通じた防災ネットワークの形成を図っています。

AARの能登半島地震被災地復興支援にご協力をお願い申し上げます。

ロサンゼルスの日系アメリカ人の劇団を招いて、南志見公民館で開催されたミニコンサート(2025年10月24日、石川県輪島市)
七尾市在住の被災したインドネシア出身の方向け料理教室(2025年10月3日、石川県七尾市)
家屋や倉庫の片づけを行う連携団体の輪島復興支援団体リガーレ(2025年8月16日、石川県輪島市)

<寄付受付期間延長のお知らせ>
地震発生から2年がたち、被災地の復興は着実に進んでいます。一方で被災者の生活再建には長い時間がかかります。被災地の復興と被災された方々の暮らしの立て直しが、しっかりと連動して進むためには、さらなる被災者支援が必要であり、そのために寄付受付期間を延長いたします。(2025年11月19日更新)

■領収書の発行について
・2025年11月20日(木)以降の新規ご寄付分より、領収書の発行が可能です。

・難民を助ける会(AAR Japan)は、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当法人へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

・お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。

※当法人からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2か月~3か月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様が寄付手続きを行った日、またはプロジェクトオーナーに入金された日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)のいずれかになります。具体的な日付については、プロジェクトオーナーにご確認ください。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
認定NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)
メールアドレス:info@aarjapan.gr.jp
お問い合わせフォーム

寄付金の使いみち

炊き出しや福祉施設を中心とした被災者支援活動に活用いたします。

<想定している使いみち・支援活動の例>
・現地調査など支援調整費
・炊き出し
・衛生用品、防寒具、栄養補給品など

※支援地域の状況・ニーズに合わせて、支援活動を実施いたします。

※指定されたご寄付は必ずその活動に活用いたします。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。

最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。

"#2024notopeninsulaearthquake"
#グッドギビングマーク認証団体
"#Donationdeduction"

活動報告

更新日:2025/12/26

地震から2年 障がい者の困りごとと寄り添う(2025年12月26日更新)

能登半島地震から2年。被災地では、今も多くの被災住民が生活再建の途上にあります。とりわけ障がいのある方々は孤立しやすく、支援の網からこぼれやすい状況に陥ります。そうした方々の「困りごと」に寄り添う個別支援を続けています。

被災者支援制度の申請に同行するAAR職員(左)(2024年6月7日、石川県羽咋市)

「通院が難しい」「地震で散らかった部屋を片づけたい」
発災直後からAARと協力して支援を行ってきた障がい者団体の日本障がいフォーラム(JDF)の「JDF能登半島地震支援センター」(七尾市)には日々、障がい者やその家族からさまざまな相談が寄せられます。AARはJDFや地域のNPOと協力し、病院や福祉施設への送迎、家屋の応急処置、行政窓口での被災者支援制度の申請サポートなど、2025年12月1日までに93件の相談に対応してきました。

「困っているのはやっぱり食事かな。ヘルパーさんが来ない日は、近くのコンビニだけしか行けず、食事が偏ってしまう。」
そう話すのは、ダウン症の娘(35歳)と暮らす視覚障がいのある男性(77歳)です。AARはこの親子に対し、病院やショートステイへの送迎、買い物や提携電話の手続きの付き添いなど、日常の小さな困りごとを継続してサポートしています。親子をよく知るマッサージ師の女性は「近所の助け合いだけでは難しい部分をAARが担ってくれて、本当に助かっています」とはなします。

行政の支援制度は手続きが複雑で、障がいのある方には活用が難しいこともあります。知的障がいのある男性と自閉症の息子の世帯で、地震で浴室は破損しました。AAR職員は男性とともに市役所に行き、応急修理制度の申請をサポートしました。被災状況の撮影や業者への見積もり依頼も代行し、無事に浴室を修繕することができました。

また、障がいや高齢のために自力で作業が難しい被災者の家屋に対しては、連携団体と協力して修繕作業も支援しています。

高齢のため自力での作業が難しい被災者の家屋の修繕作業を行う連携団体「風組関東」のスタッフ(2025年10月25日、石川県志賀町)

AARは、一部損壊のため補助がほとんど受けられず、自宅を修繕できずにいる高齢の要配慮者のご夫婦がいらっしゃると、志賀町役場から紹介を受けました。AARと連携団体は、このご夫婦の自宅の修繕を実施しました。ご夫婦は、「(寝室の)壁などが落ちてくるのではないかと心配していましたが、安心して眠れるようになりました」と話しています。

ショートステイへの送迎をするAAR能登事務所の栁町幸平(右)(2025年12月1日、石川県中能登町)

AAR能登事務所の栁町浩平は「障がいのある方々と接していると、買い物や家事、洗濯など、多くの場面で手助けが必要だと感じます。そうした日常の困りごとにも目を向けながら、今後も伴走し続けたい」と話します。

AARは被災地で障がいのある方々に暮らしに寄り添い、必要な支援を届けてまいります。加えて、被災地の地域コミュニティーの維持や活性化、外国人被災者支援を実施し、誰も取り残さない復興を支援します。今後もAARの能登半島地震被災者支援にご協力のほどよろしくお願いいたします。

「支援する人たちを支える」能登で研修会を開催(2025年10月10日更新)

能登半島地震から1年9カ月、奥能登豪雨から1年がたちます。被災地の障がい者施設では、利用者が少しでも日常を取り戻せるよう、職員の方々が懸命に活動を続けてきました。AARは2025年9月上旬、そうした支援を行う職員の方などをサポートすることを目的とした研修会を開催しました。

研修会で支援経験を共有する参加者の皆さん(2025年9月6日、石川県七尾市)

研修会は2025年9月6日、七尾市和倉地区で開催され、同市と石川県内の7つの福祉事業所から24人、さらに輪島市と能登町の福祉担当職員2人が参加しました。自分の中に抱え込みがちな苦労や日々の課題を共有することで気持ちを軽くしてもらうこと、また、セルフケアの方法を身に付けてもらうことが目的です。

輪島市中心部で、障がい者向けグループホームなどを営業している「輪島カブーレ」は震災後、被災者が少しでも心身を休められるよう、市役所内で運営委託を受けていたカフェスペースを避難所として活用しました。また、運営する温浴施設を2025年1月12日に再開し、地域住民の憩いの場として提供しました。

輪島カブーレで相談支援専門員を務める田端未央子さんは、「地震以降、少しでも早く元の生活に戻れるようにずっと努力してきて、そこに奥能登豪雨も発生した時は、心が折れそうになった。それでも、多くのボランティアの皆さんが活動している姿を見て、前向きな気持ちになりました」と大変な中でも励まされた経験を共有しました。

障害者就労支援事業所を運営する「奥能登WORKSスタジオ」は、能登半島地震で集落のインフラが寸断され地域が孤立したため、備蓄していた食料や水を地域住民に提供しました。その後、住民がヘリコプターで金沢市へ二次避難していく中、事業所では「地域の人がまた戻って来られる場所をつくろう」との思いで、地震前から営業していたカフェスペースの片付けを始めました。

家安祐美さんは「地震後は人手不足の中で事業が増え大変だった」と振り返りながらも、「地域の人々や県外から訪れる業者、観光客とのつながりを得られたことは良かった」とプラス面もあったことを強調しました。

セルフケアにについて講義をする寺西さん(2025年9月6日、石川県七尾市)

能登総合病院の臨床心理士・寺井真奈美さんから「体と心のケア」をテーマに、実践的なセルフケア法について話していただきました。

寺井さんは、「被災地での支援は、常に気を張っている時間が長く、心のブレーキが効かない。考え方を変えるだけで楽になることあるので、悪い方に考えすぎないようにプラス思考でいることが大事」と語りました。「疲れていることを自覚し、意識的にリセットすることが大切」と話し、実践的なセルフケア法として、リラックスするための呼吸法などを紹介しました。

福祉関係者などの「支援者」は、災害時、自分のことを後回しにしがちで、その結果、精神的・肉体的に疲弊してしまうことが少なくありません。周囲の人が「休みましょう」と声をかけること、「支援者も支援されて良い」という考えを広めていくことが大切だと改めて感じました。AARは、今後も能登半島地震被災地での活動を続けてまいります。今後ともご支援をお願いいたします。

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地域の声の拠点となる「まちのラジオ」を支援(2025年7月14日更新)

能登半島地震で被災した石川県輪島市町野地区に2025年7月7日、臨時災害放送局「まちのラジオ」が開局しました。AARは、ラジオ放送の拠点となるコンテナハウスを支援し、「まちのラジオ」が、町野町の皆さんの声を届け、人の輪をつなぐラジオ局となるようサポートしています。

AARが提供したコンテナハウスで放送の準備をする運営スタッフ(2025年7月9日、石川県輪島市町野地区)

「臨時災害放送局」は、大規模災害の際の被害軽減を目的とし、地域と期間を限定して設置されるラジオ局です。インフラの復旧情報や、行政からのお知らせ、地域で行われる催しなどの情報を発信します。まちのラジオでは、町民をゲストに迎えたり、メッセージやリクエスト音楽を届けたりと、交流の場としての役割も担います。

「町野町復興プロジェクト」(山下祐介代表)がクラウドファンディングで開業資金を集め、10人のボランティアが、パーソナリティーも含めた運営を担っています。

放送を開始した2025年7月7日には開局式が行われ、多くの報道陣も集まりました。また、7月9日にはAAR職員も電話で生出演し、能登での支援活動についてお話ししました。

集落の中にあり、誰でも訪れやすい雰囲気の「まちのラジオ」(2025年7月9日、石川県輪島市町野地区)

AARは2011年、東日本大震災で被災した宮城県女川町で、臨時災害放送局「女川さいがいFM」にコンテナハウスを提供し、開局を支援しました。同局は、一般社団法人「オナガワエフエム」として、ラジオ番組の制作や、全国の被災地で臨時災害放送局の開局をサポートする活動を現在も行っています。

一方、「町野町復興プロジェクト」は、町民交流イベントの開催や、ボランティアセンターの運営をしていましたが、住民向けの情報発信がインターネットを使った発信に集約され、特に高齢者や、電波の悪い山間部でアクセスしづらいことが課題でした。

そこで、町野町復興プロジェクトの山下代表がオナガワエフエムに相談し、災害FMの開局準備が始まりました。しかし、放送の拠点となる場所がなかったため、AARに相談があり、2025年6月16日にコンテナハウスを設置しました。AARは「まちのラジオ」が地域の声の拠点として育ち、町野の復興を支える存在になることを願い、サポートしていきます。

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能登半島地震から1年半:障がい者支援の協働(2025年7月3日更新)

能登半島地震の発生から1年半がたち、AARはさまざまな団体と協働しながら復興に向けた活動を続けています。特に障がい者支援においては、地域の福祉施設や作業所に加え、障がい者支援のNPO法人やネットワーク組織とも連携して支援活動を進めています。

障がい者団体の連携組織である日本障害フォーラム(JDF)とAARは、障がい福祉事業所の復旧支援や障がいのある方の病院への送迎支援、視覚障がい者への支援などを連携して行っています。また、両者で情報を共有して、JDFが福祉制度に関する相談を担い、AARが家屋の応急処置を行うなど、それぞれの得意分野を活かして対応するケースもあります。

今回、JDF能登半島地震支援センターでスタッフマネージャーを務める大野健志さんに、AARとの協働についてお話を伺いました。

JDF能登半島地震支援センター・スタッフマネージャー 大野健志さん(2025年3月19日、石川県七尾市)

AARさんと私(大野健志さん)が、初めて一緒に活動したのは、東日本大震災の時です。宮城県南三陸町の障がい者の福祉作業所が津波の被害を受けたのですが、高台に仮設のプレハブを建てる支援を手伝ってくれました。付き合いは長いのですが、能登支援で深く協働するようになって、しっかりとした理念を持った人道支援団体なんだと、AARの見方が変わりました。

震災直後、私たちはどこの施設が被災したかという情報は持っているのに、必要な支援を届けるマンパワーも資金も不足していました。そのような状況でAARとつながれたことは心強かったです。特に、震災から2日後の2024年1月3日に珠洲市の障がい者事業所に支援物資を届けてくれた時は本当にありがたかった。

JDFは障がい者支援を専門とする組織であって、災害時の緊急支援のプロではありません。国内外で多くの緊急支援の実績があるAARさんと協働できることは、私たちにとって意義深いことです。

AARとの協働として一番印象に残っているのは、2024年9月の能登大雨の時です。聴覚障がいのある方が多く利用する能登町にある福祉作業所が、氾濫した河川からほど近いこともあり、浸水被害に遭って備品などが使えなくなりました。施設の職員の方も被災したため、JDFは職員に代わって利用者さんをサポートする人的支援に回りました。

AARは、備品や什器(じゅうき)をすぐに手配してくれました。地震に続いて大雨の被害を受けたのは本当に気の毒でしたが、普段からAARと連携していたことで、迅速な対応ができたと思っています。

被災した人々と話していると、みんな我慢している、ということをよく感じます。ある程度信頼を深めてからでないと本音を話してくれません。その点、障がい者の方や施設の職員の方と直接話す機会が多い私たちの方が、今どのようなことで困っているのか、ニーズを拾いやすい立場にあります。

そうして得られた課題をAARと共有して、どのような支援ができるかを一緒に考え、実施しています。今後も、きめ細やかな支援を一緒に続けて行きたいと思います。

JDFとAARが共同利用する能登事務所の前でJDFの皆さんと。左から2人目が大野健志さん、中央奥2名がAAR職員(2025年5月18日、石川県七尾市)

震災から1年半が経過した今も、被災地では復興に向けた課題が山積みとなって残されています。AARは、復旧できていない障がい福祉事業所への支援や、生活再建が進んでいない障がい者への支援など、誰一人取り残さない復興に向けた活動をJDFなどの団体と連携して続けてまいります。引き続きご支援くださいますよう、お願い申し上げます。

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能登半島地震発生から1年(2025年1月21日更新)

誰も取り残さない被災地復興を支えます
能登半島での地震や豪雨災害によってお亡くなりになられた方々に、深い哀悼の意をささげるとともに、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、発災直後からAAR Japanの支援活動を支えてくださった多くの皆さまに、心より御礼申し上げます。

AAR Japan[難民を助ける会]理事長 堀江良彰(2024年11月14日、石川県輪島市町野町)

2024年1月1日の能登半島地震発生から1年がたちました。AARはこの1年間、困難な状況下にある人々の中でも、新しい情報や支援から取り残されやすく、自力で生活を立て直すことが難しい障がい者や高齢者、外国人へ、支援を届けてまいりました。

AARは今後も、特に弱い立場の方々へ支援を届けるとともに、コミュニティーのつながりを強める活動に注力します。具体的には障がい福祉事業所の復旧・障がい者への個別支援/外国人向けの日本語教室の普及と防災ネットワークの構築/仮設住宅入居者や在宅避難者を対象とした交流サロン/孤立しがちな在宅避難者への支援、などを行います。2年目の活動にもご支援くださいますようお願い申し上げます。

能登半島の皆さまが、愛する土地で復興を遂げられるよう、今後も全力で活動に邁進(まいしん)いたします。引き続きAARの活動をお支えくださいますようお願い申し上げます。

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被災された方に寄り添って活動
障がい福祉事業所の作業棟が完成(2024年12月16日更新)

能登半島地震から間もなく1年、AAR Japanは被災した障がい福祉施設への支援を続けています。石川県七尾市の福祉サービス事業所「ゆうの丘」(本田雄志理事長)は、AARの支援で損壊した作業棟2棟を再建しました。「ゆうの丘」への作業所の贈呈式が2024年11月13日に行われ、秋空の下、利用者ら約30人が完成を祝いました。

シイタケ乾燥小屋の完成を喜ぶ「ゆうの丘」のみなさんとAAR理事長の堀江良彰(前列中央)(2024年11月13日、石川県七尾市)

「ゆうの丘」は10代から70代の知的・精神障がい者約30人が働く作業所です。AARが再建したのは、「ゆうの丘」の主要な収入源だった乾燥シイタケの製造小屋、アルミ缶プレスの作業所の2棟です。シイタケの製造小屋は地震で瓦が落ちるなどして使用が難しくなりました。アルミ缶のプレス作業は、地面がひび割れて段差が付き、重さ460キロのプレス機も倒れてしまいました。

新しい作業棟はいずれも「ゆうの丘」の敷地内にあり、入り口はガラス張りで採光がよく、雨風をしっかりと防ぐことができます。「ゆうの丘」の本田雄志理事長は、「AARは地震発生2日後の1月3日に早くも支援物資を届けてくれた。地震で働く場を奪われたことは大きな痛手だったが、シイタケ乾燥小屋、アルミ缶プレス作業所を再建していただき、復旧・復興に弾みがついた。本当に感謝しています」と話しました。

能登地方では、生活・地域再建に向けた懸命の努力が続いています。引き続き、AARの能登被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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仮設住宅に交流の場を 「やわやわ喫茶」オープン(2024年11月25日更新)

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、順次建設された仮設住宅への新規入居が進んでいます。AAR Japan[難民を助ける会]は新たな支援として、仮設住宅の集会所で交流サロン「やわやわ喫茶」を始めました。「やわやわ」とは石川県の方言で「ゆっくり」「無理せずに」という意味。入居者の皆さんの交流促進の一助になることを目的に、「ゆっくり生活再建を進めていこう」という思いが込められています。

「やわやわ喫茶」で仮設入居者の女性と談笑するAAR職員の小田隆子(2024年9月11日、石川県志賀町とぎ第二団地内集会所)

お茶とお菓子が用意された「やわやわ喫茶」では、くつろいだ雰囲気の中、AAR職員が「この先、災害公営住宅に移るか、息子の家に引っ越すか、高齢者施設に入るか迷っている」「買い物が不便なので移動スーパーがほしい」「残してきたペットのことが心配」など、皆さんの心配ごと・困りごとを伺いました。

「やわやわ喫茶」は志賀町内の集会所や隣接する公民館で定期的に開催しています。このサロンを通じて交流の輪が広がることを願っています。AARは被災地のニーズをくみ取り、被災者の皆さんの生活再建に寄り添う支援活動を続けてまいります。

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能登半島地震から半年:被災地の人々とともに(2024年7月2日更新)

家屋が倒壊したままの住宅地を歩く子どもたち(2024年4月、石川県輪島市)

地震発生から半年、被災地では復興が進む一方、今も約2,200人が避難所生活を送っています。AARは被災地の課題に対応するため、石川県七尾市に拠点を置いて、被災地支援を続けています。半年間の活動および今後の取り組みを報告します。

AARは地震発生直後から、協力団体や企業と連携して炊き出しや、緊急支援物資の配布を行いました。現在は仮設住宅入居者への家電提供、被災者支援制度の申請サポート、傾聴・マッサージなどの支援に取り組んでいます。また、住民のコミュニティー形成をサポートするため、仮設住宅内の集会所・談話室に備品類を提供する予定です。

能登半島地震では、障がい者福祉施設も被災し、建物や設備の損壊、施設利用者や職員自身の被災、福祉作業所の仕事の激減などの問題が発生、被災地の復興から障がい者が取り残されかねない状況にあります。AARは、障がい者福祉施設への地元団体と連携して、支援物資の配布を行ってきましたが、現在は福祉施設の復旧・再開支援と障がい者の個別支援を進めています。

AARの半年間の活動

また、外国人支援に取り組む地元団体と連携し、言葉や習慣の違いから情報にアクセスできずにいた外国人に支援物資を届け、関連団体や自治体につなげる活動も行ってきました。今後は地域住民との意思疎通を円滑にし、外国人の防災ネットワークづくりの中心となる日本語教室の拡充を計画中です。

AARは、これまで積み上げてきた被災地支援の知見を生かして、能登の皆さんと引き続き連携して、被災地の復旧と復興に尽力してまいります。

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被災地を走る「お風呂カー」入浴支援(2024年5月23日更新)

石川県内の被災地では道路の復旧や仮設住宅の建設が進む一方、今も多くの倒壊家屋が放置され、上下水道が使えないままの地域もあります。AARは2024年2月以降、「お風呂カー」巡回による入浴支援を続けています。

石川県能登町羽根地区の海岸沿いで入浴準備をするお風呂カー(2024年4月20日、石川県能登町羽根地区)

「ここにお風呂カーが来る時は、毎回入りに来ています。娘は障がいがあるので、自衛隊のお風呂は、人が多くて嫌がります。普段は鍋でお湯を沸かし、浴槽にためて入浴しているので大変です。このお風呂はゆっくり入れるので本当に助かります」

石川県能登町羽根地区の海岸に停車したお風呂カー。毎週土曜日の午前10時に運営を開始すると、住民の方が順番に入浴に来ます。娘さんと二人で入浴に来た高齢の女性は、嬉しそうに話してくれました。

近くに住む中学生の坂本逞斗さん(13歳)は、「毎回入りに来ています。普段は車で15分ほど離れた場所の自衛隊のお風呂に行ってますが、遠いし待ち時間も長くてちょっと不便です。お風呂カーはひとりでゆっくり入れるので嬉しいです」。震災後は一時、金沢市に集団避難していましたが、今春の新学期は自宅から元の中学に通っています。「自宅は家具が倒れたくらいで幸い無事でしたが、やっぱり4カ月たっても水道が使えないことが一番大変です」と話します。

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志賀町の仮設住宅で避難生活をサポート(2024年5月14日更新)

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、住宅が全壊または大規模半壊した被災者の応急仮設住宅への入居が進んでいます。AARは石川県や志賀町と連携し、入居世帯への生活家電の配布などの支援に取り組んでいます。

志賀町と合同開催した入居説明会(2024年4月27日、石川県志賀町しか第1団地(旧堀松保育園))

志賀町内には194世帯分の仮設住宅が建設され、2024年4月に入居が始まりました。入居者には県からテレビ、洗濯機、冷蔵庫が一律支給されますが、AARの支援は入居説明会の際に用意したリストからほしい家電を選んでもらい、後日配送するシステムです。

AARが調達した家電は順次届いており、「とぎ第1団地」から「第3団地」の約80世帯に聞き取り調査したところ、お届けした製品は不具合なく活用されており、「とても助かっているよ」とおおむね好評でした。

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障がい者の皆さんの「働く場所」を守ります:能登半島地震から4カ月(2024年5月7日更新)

AARは能登半島地震で被災した石川県内の障がい福祉施設への支援を続けています。発生直後に食料や水、簡易トイレなどの支援物資を届けただけでなく、4カ月たった現在は、施設利用者の皆さんが働く作業所が再開されるように、資機材の提供や施設修繕などの支援を行っています。

障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」で菓子箱の組み立て作業に取り組む利用者の皆さん(2024年3月19日、石川県七尾市)

石川県七尾市の障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」では、自動車部品や菓子箱の組み立て、アルミ缶のプレス作業、クッキーなどの菓子や乾燥シイタケの製造が大きな収入源でしたが、地震で作業場の建物や機材が壊れ、一部の作業ができなくなっています。

AARは菓子の生地を練るミキサーを提供したほか、地面が浮き上がってしまったプレス作業場の補修、倒壊したシイタケ乾燥小屋の再建を進めています。いつも乾燥シイタケの作業を楽しみにしているという男性は、「しいたけ作りの再開が楽しみ」と笑顔を見せてくれました。

「ゆうの丘」が管理する原木シイタケの栽培地(2024年3月19日、石川県七尾市)

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認定NPO法人 難民を助ける会

AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
災害支援、難民支援、障がい者支援、地雷対策などを、国内外あわせて17カ国で実施しています。

特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。

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