寄付受付開始日:2023/09/12
更新日:2024/02/16
AAR Japan[難民を助ける会]は大地震に見舞われたモロッコで緊急支援を開始します。緊急募金への皆さまのご協力をお願い申し上げます。
北アフリカのモロッコで2023年9月8日(現地時間)に発生した大地震で、これまでに2,900人以上が死亡しました。この地震では、特に経済的に恵まれないアトラス山脈の山間部が被害を受けており、AARは現地協力団体と連携して支援活動を続けています。
AARは現地団体などを通じて被災地での支援活動を続けています。これまでに食料やテント、ベッド、マットレス、毛布、衛生用品などを配布しました。AARのモロッコ地震緊急支援へのご理解・ご協力をよろしく願い申し上げます。
モロッコ地震の被災者への緊急支援活動に活用させていただきます。
<想定している使いみち・支援活動の例>
・食料、飲料水、毛布、衛生用品などの物資配布
・現地調査など支援調整費
※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
※指定された緊急支援活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、次なる緊急支援などに活用いたします。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。
最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイト、SNSをご覧ください。
更新日:2024/02/16
北アフリカのモロッコで2023年9月8日に発生した大地震の被災地で、AARは現地協力団体2団体と連携して被災者支援を実施してきました。日本およびタジキスタンから派遣したAAR職員2人が現地NGOとともに緊急避難用テントを配布したほか、越冬支援として、防寒着・毛布などを届けました。
また、家を失った被災者が身を寄せる避難民キャンプでのトイレ建設を進めました。地元のコミュニティーとも協力して実施し、合計95基のトイレが建設されました。
支援が届きにくい山間部での活動も行い、被災者の方々に大変喜んでいただきました。皆さまからいただいたご支援は、被災者のための支援活動に活用させていただきました。ご支援に心より感謝申し上げます。
北アフリカのモロッコで2023年9月8日に発生した大地震では、経済的に恵まれない同国西部のアトラス山脈の山間部が最も大きな被害を受けました。厳しい冬の訪れを前に、AAR Japan[難民を助ける会]は現地協力団体リフ・トライブス・ファウンデーション(RTF)と連携して越冬支援を行っています。
RTFはこのほど、山間部の6地区で、厳しい寒さと雪から身を守るために収容人数10人の防水テント22張に加え、防寒着と靴、毛布の越冬用キット117セットを配布しました。今回訪れた地区の中には、震災後いっさい外部からの支援が届いていなかった集落もあり、被災者からは「今まで誰も助けに来てくれなかったが、こうして支援物資を受け取って安心した。何とか冬を乗り切りたい」との声が聞かれました。
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現地協力団体のRTF(NGOリフ・トライブス・ファウンデーション)は地震発生後に15人のスタッフをアトラス山脈の南西に位置する都市タルーダントに派遣しました。これまでに食料やテント、ベッド、マットレス、毛布、衛生用品などを周辺10地区の3,740世帯に配布しています。
現在RTFは行政や軍、他団体と協力して、冬を迎えようとしている被災地への越冬支援の準備を急いでいます。アトラス山脈の冬はたいへん厳しく、最低気温は氷点下を下回ります。被災者の命を守るために、簡易テントではなく仮設住宅の整備が急務となっています。
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もともと経済的に恵まれていないアスニ地区では、山あいの多くの村落が壊滅し、村々の小学校、地区中心部にある中学校・高校も大きな被害を受けました。校舎だけでなく、遠隔の村出身の生徒が居住する寄宿舎も損壊し、現在閉鎖されたままです。寄宿生たちは学業を一時中断して村に戻ったり、親戚を頼って遠く離れた都市マラケシュの学校に移ったりせざるを得ません。
「地震によって子どもたちの教育が中断されてはならない」という学校関係者や保護者たちの切実な声を受けて、現地協力団体アミス・デ・エコルは、アスニ地区ティンゼルト村の小学校に大型テントの仮設教室を設置。教室の清掃や備品の準備は子どもたち自身が行い、授業では提供されたプラスチック製の机と椅子の席に着いて、先生の言葉に耳を傾けていました。
AARは現地協力団体を通じて、被災地の人々、とりわけ子どもたちへの支援を続けています。
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モロッコ大地震では、山岳地帯のアスニ地区で特に大きな被害が出ました。家を失い、同地区に設けられた避難民キャンプで暮らす被災者の家族の思いを報告します。
地元アトラス山脈の山岳ガイドとして20年間働いてきたムバラクさん(57歳)は、妻と子ども3人の5人家族でテントに避難しています。一家が住んでいた人口200人余りの山村では、数少ないコンクリートの建物は残ったものの、日干しレンガ造りの家75棟が倒壊し、6人が亡くなりました。「村人の多くが私と同じ観光産業に従事していましたが、今はそれどころではありません」。
家族が身を寄せるモロッコ政府支給のテントは、ある程度の広さはありますが、中に入ると真っ暗で風通しも悪く、外気が25度くらいでも内部は耐えられないほど暑くなると言います。ムバラクさんは「地域住民が衣料や毛布をくれましたが、山岳地帯はやがて訪れる冬場はとても寒くなるので、このままテント生活を続けるのは相当厳しくなるでしょう。食料は軍や警察から支給を受けているものの、育ち盛りの子どもたちを抱えて、とても充分な量とは言えません」と話します。
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谷あいを流れる急流沿いの斜面に張り付くように家々が密集するテニスクトゥ村。人口218人のうち46人が亡くなるという最も被害の大きかった村のひとつです。村の家や建物のほとんどが全壊し、集落全体ががれきに埋まっていました。
小学校も全壊しており、壁が完全に崩落した教室には、机や椅子が放置され、子どもたちが描いた絵が貼り出されたままになっていて、穏やかな日常生活が一瞬で断ち切られたことを伝えています。
集落全体が壊滅したテニスクトゥ村ですが、村人のムハメドさん(68歳)は「こんなへき地には十分な支援が届いていないし、復興にはとても長い時間がかかるだろう。それでも私は愛着のあるこの村に住み続けたい。他に行くところなどないのだから」と話します。
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AARが派遣した職員2人が2023年9月24日、被害が大きかった同国中部の山岳地帯に入りました。現地からの報告です。
「私は何もかも失って、今は子どもたちを守るのに精一杯です」。モロッコ中部の都市マラケシュから南に車で2時間、山岳地帯にあるアスニ地区ティンゼルト村の避難民キャンプで、商店主のホーシンさん(55歳)は涙ながらに話しました。
夜中に地震が起きた時、ホーシンさんは身を挺して子どもたちを守りました。しかし、自宅と店舗は倒壊し、親戚の夫婦も建物の下敷きになって亡くなったといいます。ホーシンさんの妻は先頃病死しており、息子のアリ君(10歳)は地震のショックで精神的に不安定になっています。
「店を失って収入が途絶えたうえ、母親がいないので私が子どもたちの面倒をみなければならない。この先のことなど考えられません」。そう言って、ホーシンさんは不安そうな表情のアリ君を抱きしめました。
経済的に恵まれない山あいのティンゼルト村では、震災で21人が死亡し、そのうち8人は子どもでした。ティンゼルト一帯の村々は山岳地帯のため、半月余りを経た今も十分な支援が届いていません。AARは現地団体アミス・デ・エコルと協力して、この地域でテントを緊急配布しています。
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モロッコで発生した大地震への被災者支援を、現地団体「リフ・トライブス・ファウンデーション(RTF)」と連携して開始しました。山間部の被災地には、支援が届いていない地域が多数あり、一刻も早い支援が必要です。
大地震では、死者2,946人、負傷者は5,674人が確認されていますが、脆弱(ぜいじゃく)な建物が多く崩壊し、余震による被害の拡大が懸念されています。AARは地震発生直後より情報収集を開始し、現地で活動するRTFと連携して支援活動を行うことを決定しました。
RTFが活動するハイアトラス山脈の山間部は、アクセスが非常に悪く、支援が届いていません。村々では、余震が続くなか家を失った女性や子どもたちが、がれきの中で眠る姿も見られます。被災者からは「これまでも何度も地震が起きていましたが、こんなひどい状況は初めてです」との声がきかれています。RTF人道支援チームは地元行政と連携し、数百人を収容できる大型テントの設置や飲料水・食料、オムツなどの衛生用品の配布を行っています。
AARはこれまでの緊急支援の経験を活かし、現地団体と連携して支援が届いていない地域へ届けて参ります。皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
自然災害などでの緊急支援、難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界16カ国で実施しています。
特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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