寄付受付開始日:2021/04/06
更新日:2024/03/25
追い詰められる困窮世帯や障がい者
2021年2月の非常事態宣言の発令以降、政治的・社会的混乱が続いています。AAR Japan[難民を助ける会]は混乱の影響で経済的に追い詰められた障がい者や貧困世帯に対する支援を実施しています。
食糧と衛生用品など緊急物資を届けます
AARは最大都市ヤンゴンで、民間では同国唯一の障がい者向け職業訓練学校を運営しているほか、障がい児の就学支援などの事業を20年以上にわたり続けています。また、カレン州でも2013年より障がい児・者支援事業を実施しています。そうしたネットワークを通じて、支援を続けています。
AARのミャンマー緊急支援へのご理解・ご協力をお願い申し上げます。
ミャンマーで、新型コロナウイルスの影響や、政治的・社会的な混乱の余波をなど受けて、追い詰められた障がい者や困窮者への支援活動に、大切に活用させていただきます。
最新の活動情報は随時AAR公式ウェブサイトで更新してまいります。ぜひご覧ください。
※活動にあたる現場職員の安全を第一に行うため、今後の現地の状況によっては支援内容を変更・延期とする可能性もあります。その場合は、早急にこちらのウェブページでご連絡いたします。
更新日:2024/03/25
2021年2月の非常事態宣言発令以降、ミャンマー国内のヤンゴン地域・カレン州パアン地区では、情勢の悪化が続いています。AARは2023年度、障がい者を含む生活困窮者6,510人に油やお米などの食料配布や現金給付を行いました。
AARは経済状況や必要度などを考慮して、物資を届けています。例えば、カレン州パアン地区では2023年、障がい者が出産した後の通院費、衣類、日用品、学校制服、おむつ、家屋補修材料などを、それぞれ個別の状況に合わせて届けました。
引き続き、障がい者を含む生活困窮者への支援活動を続けていきます。
2021年4月から支援の準備を進め、2021年5月13日から困窮世帯や障がい者への緊急支援を開始しました。
当初は食糧・衛生用品を個別配布する予定でしたが、現在の治安状況では物資の大量調達・輸送は大きな危険を伴うため、現金および送金サービスを使った生活費の支給に支援方法を変更しました。その第1回として2021年5月13日、ヤンゴン市内の障がい児家庭29世帯に約6,000円(2カ月分の食費相当)を無事届けることができました。現地では2021年2月以降、政情不安に伴って銀行からの預金引き出しが相次ぎ続き、2021年5月に入ってからは満足に現金を引き出せない状況が続いていました。
■詳細は、活動レポートをご覧ください。
2021年7月には、ヤンゴン市内の障がい児家庭30世帯に支援物資を配布しました。現地では少し目立った行動をとるだけで危険にさらされる恐れがあるため、治安状況を慎重に確認したうえで、現地職員ができるだけ目立たない形で、2カ月間分のコメや食糧油、缶詰などの食糧品に加え、コロナ対策としてマスク、手指消毒液などの衛生用品をわたしました。
■詳細は、活動レポートをご覧ください。
2021年9月中旬から10月にかけては、ヤンゴン市内の障がい者約90人に対して、2カ月分の食糧(コメ・食糧油・缶詰、マスク・手指消毒液などの衛生用品)を手渡しています。
「ミャンマーに関心を持ち続けてくれて、私たち障がい者に手を差し伸べてくださることに心から感謝します。今も先は見えませんが、日本の皆さんの支援が心の支えです。」支援物資を受け取ったアウン・ピョー・ハンさん(仮名)はこう話してくれました。
■詳細は、活動レポートをご覧ください。
治安状況を見極めながら、今後も同様の緊急支援を実施する準備を進めています。また、支援の輪を広げるために現地の障がい者施設への支援物資配布も検討中です。ミャンマーの障がい者や貧困世帯により多くの支援を届けるために、引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
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AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で発足した国際NGOです。
現在、シリア難民支援をはじめ、ロヒンギャ難民支援や南スーダン難民支援などの難民支援や、障がい者支援、地雷対策などを、世界14カ国で実施しています。
特に困難な状況にある方たちに迅速に支援を届けることをモットーとしています。世界各国での緊急支援の経験を生かし、いち早く現場に駆け付け活動しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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