寄付受付開始日:2025/05/16
更新日:2025/05/14
地震に弱いネパールのなかでも、カルナリ州ジャージャルコート群は災害脆弱(ぜいじゃく)性が高く、2023年に発生した同郡を震源とする地震では、子ども81人を含む154人の命が奪われました。
この地震により、898棟の校舎が損壊し(全壊294棟、一部損壊604棟)、およそ13万4,000人もの学齢期の子どもたちの教育に影響を及ぼしました。未だ復興途上にあることから、多くの子どもたちは、屋外で授業を受けるなど、学習を継続するうえで困難に直面しています。
その影響は、社会文化的な要因とも絡み合い、特に女子に広範囲に及んでいます。適切な保健衛生施設などのインフラ不足、ジェンダーの不平等、月経に対するタブーや偏見、カースト差別、早期婚などの社会的構造に深く根ざしたこれらの問題が女子の就学率の低さにつながっています。
<具体的な活動内容>
継続的な学びを確保するための建設活動
耐震性の高い2部屋の学習施設を建設するとともに、ジェンダーに配慮した水と衛生設備を改修することにより、 特に女子が継続的に教育を受けられる環境を整えます。
保健衛生や社会文化的な課題にかかる、生徒会メンバーの意識向上のための啓発活動
5年生以上の思春期にあたる生徒で構成される生徒会メンバーに対し、水と衛生と、月経期における衛生管理のオリエンテーションを行います。さらに、正しい手洗いの6つの手順のデモンストレーションや月経にまつわる 社会的慣習や古い言い伝えを変えるための課外活動や女子に対する暴力と差別をなくすための、ジェンダーに基づく暴力(GBV)に関する研修も行います。
思春期の女子生徒(5~10年生)に対しては、リプロダクティブ・ヘルスと月経衛生管理に関するオリエンテーションも行います。
生理中の女性や女子を隔離するヒンドゥー教の慣習「チャウパディ」
ヒンドゥー教を信じる一部の地域では、生理は不浄なものとされ、生理中の女性や女子にはさまざまな制限があります。その一つが家の母屋からの隔離です。
牛小屋などへの隔離は違法であるものの、本事業を行っている地域では、現地メディア*によると、いまだに91パーセントの女性や女子が生理中に何らかの制限を受けています。感染症、蛇にかまれる、一酸化炭素中毒、凍死などによって、いわゆる「生理小屋」で命を失う女性の数は少なくないのが現状です。
*2023年1月7日付け英字ニュース「ザ・ライジング・ネパール」
CAREを知る「ジェンダー平等」
皆さまからいただいたご寄付は、「ネパール被災地における女子教育および保健衛生改善事業」の活動費として使用させていただきます。
・耐震性の高い2部屋の学習施設を建設するとともに、ジェンダーに配慮した水と衛生設備を改修することにより、 特に女子が継続的に教育を受けられる環境を整えます。
・保健衛生や社会文化的な課題にかかる、生徒会メンバーの意識向上のための啓発活動を行います。
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公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。
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