ガザ人道危機緊急支援募金(ケア・インターナショナル ジャパン)

寄付受付開始日:2024/09/18

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水の配給の様子(ガザ地区・ラファ避難所 2024年3月18日)

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/10/11

【CARE】カザでは慢性的な飢餓に加え、人々は絶え間ない人道的危機に直面しています

2023年10月、中東・パレスチナのガザ地区で激化した紛争は、今、この瞬間にも絶え間なく続いており、2024年8月現在において、推定死者数は4万人を超えたとされています。さらに、ガザ地区の84パーセントに対して避難命令が出されている状況のなか、避難民については170万人に達したと推定されます。この数は、ガザの人口の75パーセントに相当し、その多くは繰り返し頻繁に避難を強いられており、合計220万人もの人々が緊急的な人道支援を必要としています。

被害は、女性や子どもたちへと広がっています。紛争下において、新生児と母親ほど脆弱(ぜいじゃく)な存在はありません。ガザには推定5万人の妊婦が暮らし、毎日およそ180人が出産。その多くは適切な医療支援や鎮痛剤すらないような原始的な状況下での出産を余儀なくされています。避難先のテントでの緊急出産も報告されています。
紛争が始まって以来、妊婦が流産する確率は3倍まで増加。また、仮に妊娠しても、出産で死亡する確率が3倍になったと報告されています。[*]

[*] CARE International U.K. Birth Under Bombs: 9 months of hell in Gaza.2024年7月8日

<極めて危険で困難ななかでも、一筋の希望を信じて支援の手を止めない>
ガザでの人道支援活動は、依然として極めて困難で甚大な危険を伴います。現地の援助従事者は、直接攻撃を受ける危険と常に隣り合わせにいます。そして、移動制限と国境閉鎖のために、度々、援助物資は交差点に山積みにされ、燃料不足のために援助車両は運行を停止しせざるを得ない状況です。

それでもなお、ガザにいるCAREのチームは、圧倒的な支援ニーズに対応するため、たゆまぬ努力を続けています。私たちは、ヘルスケア、安全な水と衛生設備、シェルター、社会的弱者の保護といった分野で、これまで66万5,000人以上の人々に必要な支援を提供してきました(2024年8月現在)。

避難所でシェルターキットと寝具セット(マット、毛布、枕)の配布の様子(ガザ地区 2024年4月22日)

<あなたからのご寄付は、紛争により家を失った人々への支援に>
もともとガザは極端な冬の気候ではないものの、大洪水、高湿度、強風など雨の日が多いことで知られています。これからの冬に向けては、より気温の低い日々が増えるとともに、降雨量もより不規則になることが予想されます。

適切な避難所や仮設住宅を暖めるエネルギーの不足は、今後、多くの世帯が直面するさらなる課題となっていくことは間違いありません。避難所で暮らす世帯は、風雨にさらされても耐えられる装備が圧倒的に不足しており、避難用のテントにおいてはその場しのぎのものが多く、老朽化しており、風雨に耐えられない状態です。先を見据えた対応や準備が、ガザの人々の命を救うためにますます重要になっていきます。

皆さまからのご寄付により、例えば、以下のような形で、家を追われ戦火の中で避難生活を強いられる家族を支援することができます。(1ドル=145円換算)

23,000円:毛布、マットレス、枕、シーツのセット
13,000円:ハサミ、体温計、包帯、消毒液などが入った救急箱

その他、タオル、石けん、シャンプー、歯ブラシ、歯磨き粉、消毒薬、スポンジ、つめ切り、紙おむつ、下着、生理用品、ごみ袋などを含む衛生キット など

CAREの活動を通じて、紛争のなかで、今を生きることが困難な人々へのご支援を、どうぞよろしくお願いします。

「ガザ人道危機緊急支援募金」へのご協力のお願い

寄付金の使いみち

「ガザ人道危機緊急支援募金」の活動費として使用させていただきます。

・現地パートナー団体と協力して、食糧、水、衛生キットなどの緊急に必要な緊急物資の配布
・妊産婦と新生児の健康危機に緊急的に対処するため、基礎的保健医療サービスの提供
・現地状況に応じた人道援助

活動情報

更新日:2024/10/11

共同声明:19の援助団体は、ガザ北部の市民がさらに大量に強制移住させられ、人道的大惨事が劇的にエスカレートすることを警告(2024年10月11日更新)

テントで暮らす避難民のこども(ガザ地区 2023年12月)

<ガザ北部におけるイスラエルの新たな強制移住命令は、市民をますます縮小した地域に強制移住させ、支援活動を危険にさらす恐れがあります>

イスラエルは2024年10月6日、ガザ地区北部に残るパレスチナ人を対象とした新たな集団移住命令を発令し、南への退去を命じました。この動きは、北部におけるすでに悲惨な人道的状況を悪化させ、国際的・国内的な人道支援団体が、すでに非常に限られている支援活動を行うことを妨げています。新たな命令は、保健サービス、安全な水、食糧、栄養サービスといった必需品を人道支援団体に提供することを妨害し、市民にとって残されたライフラインを奪っています。

ガザに、市民にとって安全な場所はどこにもありません。ニーズの深刻さを考えれば、人道支援団体は、避難や軍事行動の脅威にさらされることなく、援助物資を配給し、活動を継続できなければなりません。以下に署名した援助団体は、すべての紛争当事者に対し、市民を保護する義務を守り、いつでも妨げられることのない人道的アクセスを促進するよう強く要請します。

国連は、40万人が北部に残っていると推定しています。2024年10月6日、イスラエルは住民に対し、危険なルートを通って南部のアル・マワシなどすでに過密状態にある地域に避難するよう命じました。これらの地域は、イスラエルによって一方的に 「人道地帯 」と指定されているにもかかわらず、活発な戦闘や日常的な空爆があり、依然として安全ではありません。移動の予告期間が短く、被災地の人口が多いことから、多くの人々が留まる可能性が高く、民間人がさらに犠牲になるリスクが高まっています。

署名した19の援助団体は、国際人道法に沿ってすべての民間人を保護することを要求し、特に子どもたち、合併症のある妊婦や妊娠初期の女性、そのほかの患者、高齢者、障がい者、そのほか立ち去ることができない人々を懸念しています。

新たな命令は、ネツァリム回廊の近くに住むパレスチナ人に影響を与えます。さらなる報告によれば、イスラエルはネツァリム回廊を拡張して南北の分離を強化するつもりであり、北への帰還を事実上阻止し、すでに壊滅的なレベルの飢餓に耐えている住民への援助物資の流れをさらに制限しようとしています。

その地域から立ち去らない民間人が、保護を受ける権利を失うことはありません。国際人道法上、イスラエルは占領国であると同時に紛争当事国でもあります。どちらの役割も、民間人の保護を保証し、人道援助への妨げのないアクセスを促進する義務を負っています。

国内避難民の人権に関する国連特別報告者であるポーラ・ガビリア・ベタンクール氏は、「イスラエルは、拡大し続ける避難命令と、民間人や民間インフラに対する広範かつ組織的な攻撃によって、ガザの人口構成を恒久的に変えようとしている」と述べ、国際人道法(IHL)に違反していると指摘しました。[*]

[*]ガザにおけるパレスチナ市民の強制移動は、ジュネーブ第4条約の重大な違反であり、許容される避難には当たらない。移転先では、安全、適切なシェルター、必要不可欠なサービスが提供されておらず、また、敵対行為が終了した後、避難民が帰還できる保証もない。

以下の援助団体は、恒久的な停戦、民間人の保護、人道援助の拡大を求めます。

署名者
1. アクションエイド
2. アクション・フォー・ヒューマニティ
3. ケア・インターナショナル
4. デンマーク難民評議会(DRC)
5. 平和と安全のためのジェンダー・アクション(GAPS)
6. ヘルプエイジ・インターナショナル
7. ヒューマニティ&インクルージョン/ハンディキャップ・インターナショナル(HI)
8. イスラム救援
9. パレスチナ人のための医療援助(MAP)
10. メドゥサン・デュ・モンド フランス、スペイン、スイス
11. 中東子ども同盟(MECA)
12. ノルウェー・ピープルズ・エイド(NPA)
13. オックスファム
14. プラン・インターナショナル
15. プルミエール・ウルジェンス・インターナショナル
16. セーブ・ザ・チルドレン
17. テル・デ・オム・イタリア
18. ノルウェー難民評議会(NRC)
19. ウォー・チャイルド

【ご参考:パレスチナにおけるCAREの活動】
ガザとヨルダン川西岸地区のパレスチナ人コミュニティーで75年以上の間活動してきたCAREは、人道支援と長期的な開発支援において、同地域で重要な役割を担ってきました。そして、グローバル基準のアプローチに基づき、現地パートナーとのネットワークを築いてきました。

これら現地パートナーとの強力な関係は、現在のガザでの活動にとって極めて重要となっています。信頼できる現地パートナー団体と協力することで、CAREは多くの国際組織がアクセス困難な地域を含む、ガザ全域のコミュニティーで支援を提供することができています。

ガザ、エルサレム、ラマラ、ジェニン、ヘブロンに事務所を構えるCAREは、国連機関、非政府組織(NGO)、政府当局、民間セクターと協力しながら、パレスチナ全土の人道戦略を調整する重要な役割を担っています。緊急ジェンダー分析など、CAREの調査・分析手法は、効果的な対応を計画するために、人道部門全体で頼りにされているものです。

CAREは国連機関やNGOの協力的なネットワークの中心にあり、互いに相乗効果を生かし、重複を避けながら、最も必要としている人々に確実に支援を届けていきます。同時に、国際的な連合体としてのCAREの組織構造により、私たちはエジプトやヨルダンなどの当地域の他のCAREチームとも連携して物資を事前に配置し、治安やアクセス状況が許す限り、対応の規模を拡大できるようにしていきます。

CAREのディープマラ・マフラがガザ地区全体の主なニーズと生活状況について説明しているガザ・レスポンス・チームと話をしている。(ガザ地区 2024年8月)

CARE人道支援局長が見たガザの現状(2024年9月19日更新)

「子どもたちが学校に通い、人々の暮らしがあった場所は今すべてがれきと化しています」

CARE人道支援局長ディプマラ・マーラさんはガザの現状をこう語りました。ガザでは、紛争により建物が倒壊し、人々は繰り返し避難を強いられています。

また生活に必要な水や食糧、生活用品の不足も相次いでおり、人々の健康・栄養状況も不安定になっています。
CAREは、60万人以上の人々に支援を届けましたが、それは十分ではありません。

引き続き、支援を継続していくためには、皆さまからの温かいご寄付が必要です。ご協力お願いいたします。

動画で見るCARE人道支援局長ディプマラ・マーラさんからのメッセージ

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公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。

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