寄付受付開始日:2024/08/07
更新日:2024/08/07
首都ディリから南西45キロに位置するエルメラ県アッサベ郡は、県の中心部からさらに離れた山岳遠隔地にあります。住民の大多数が零細農家で、貧困に苦しむ農村地域です。同地の農業は、自給自足に留まり、また、近年の気候変動とそれに伴う災害の多発により農業生産性は安定せず、農民世帯の生業も安定していません。
そのため、雨期の天水に頼った穀物の生産だけではなく、農業を多様化し、年間を通じ作物が収穫できる環境への改善が求められています。
【具体的な活動内容】
<生業支援>
乾期に野菜を栽培できるようにし、将来の野菜の販売促進のため、農民を市場につなぐ基盤を作ります。その過程においては、農業用水設備の整備、水管理委員会の能力強化、野菜栽培技術研修、村落貯蓄貸付組合(VSLA)の設立、市場調査などの活動を展開します。
<女性の経済的エンパワメント>
女性が家計に良いインパクトをもたらせるように、金融サービスへのアクセスを促進します。その過程においては、VSLAの設立による金融サービスの提供や、配偶者を巻き込んだジェンダー平等研修などの活動を展開します。
【世界60カ国以上に広がったVSLAとは】
1991年に⻄アフリカのニジェールでCAREが初めて立ち上げた貯蓄貸付の仕組み。1グループは15~25人で構成され、メンバーは貯金をするだけではなく貸付も行い、返済金の利息がもたらす収益はメンバー間で分け合います。VSLAは、従来型の銀行には融資してもらえず、マイクロファイナンス機関も利用できないほどのへき地では、現地の銀行として機能しています。
【農民グループの会計を務めるオデテさん】
竹など地元でとれる建材を利用し、グループで作った苗畑でポーズをとる一児の母であるオデテさん。CAREの研修で帳簿の付け方を学び、ポエプソ農民グループの施設管理委員会の会計を務め、グループで得た収益を管理しています。オデテさんのグループは、収益でこれまで栽培したことのない野菜の種を買い、苗を育てて、収穫した野菜を地元の学校に給食用の食材として販売したり、市場への販路を拡げたりなど、さまざまな挑戦を計画しています。
東ティモールにおいて実施している「遠隔集落における生業改善事業」の活動費として使用させていただきます。
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公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。
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