寄付の受付は終了しました。
合計で533,217円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

トルコ・シリア地震被災者緊急支援募金
(ケア・インターナショナル ジャパン)

寄付受付開始日:2023/02/09

  • 領収書なし
[トルコ・シリア地震被災者緊急支援募金 (ケア・インターナショナル ジャパン)]の画像
トルコ南東部で発生した大地震の後、ハタイ市近郊のベレン町での破壊に戸惑う人々。(2023年2月7日、(C)Grayscale Media)

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2023/12/11

トルコとシリア北西部では、2023年2月6日にマグニチュード 7.7規模の地震発生により、これまでに4,300人以上の死者が報告されています。午前4時17分、トルコ南部を襲った地震は、1939年以降に記録されたトルコで最も強力な規模となります。その後、同日中に少なくとも78回の余震が報告されています。

キプロス、レバノン、パレスチナ、イスラエル、ヨルダンなど広範囲に及ぶ地域で、70,000人以上が強い揺れにさらされました (USGS – ECHO Daily Flashによる)。直ちに、トルコ政府は、レベル4の警報を発し、国際的な支援を求めています。

そして地震は、今なお410万人もの人々が人道支援を必要としているシリア北西部にも大きな影響を与えています。被災者の大部分は女性と子どもたちです。地震発生前から、この地域では、コレラの流行と大雨や大雪など厳冬下で、人々は非常に過酷な状況にある中、今回の地震に見舞われました。

シリア・アレッポの地震により、がれきの下に押し潰された車(2023年2月7日、(C)Syria Relief and Development)

現在、現地ではインフラの供給ラインの混乱により電力供給が停止し、道路も封鎖されるなど、通信や移動が困難な状況ですが、CAREでは、緊急シェルター、食糧、その他の基本的なニーズを満たすための緊急支援の早急な開始に向けて調整を行って参ります。

当財団においても、「トルコ・シリア地震被災者緊急募金」を開始いたします。
皆さまのあたたかいご支援を、心よりお願いいたします。

<寄付受付期間延長のお知らせ>
地震発生から半年が経過しましたが、復旧にはまだ時間がかかることが見込まれており、多くの被災者が生活に必要な物資を人道支援に頼っている状態です。私たちCAREは、愛する家族や友人、そして住む場所や生計を立てる手段を失った人々が、安心できる暮らしを取り戻すことができるよう現地での支援を継続してまいりますため、寄付受付期間を延長いたします。出口の見えない避難生活によって、心身ともに疲弊している被災者へ引き続き支援を届けることのできるよう、どうか今一度、あなたのお力を貸してください。(2023年8月4日更新)

寄付金の使いみち

「トルコ・シリア地震被災者緊急支援事業」の活動費として使用させていただきます。

・食糧、水、衛生キット、ヒーター、現金などの緊急に必要な緊急物資の配布
・がれきの処理
・専門スタッフによる心理社会的サポートを提供
・現地状況に応じた人道援助

活動情報

更新日:2023/12/11

【緊急募金終了】あたたかいご支援、誠にありがとうございました!(2023年12月11日更新)

2023年2月7日から開始した「トルコ・シリア地震被災者緊急支援募金」は、2023年11月30日をもって終了いたしました。これまで、当財団全体で6,457,291円のご寄付をいただきました。ご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

■これまでの主な支援実績

1.被災地での衛生キットの配布

トルコ南部ハタイ県 衛生キットを受け取っている様子(2023年10月23日、(C)Özge Sebzeci /CARE)

私たちCAREは、トルコ南部のハタイから南東部ガズィアンテプにかけて、最も被害の大きかった11地域で活動を展開。避難所では、衛生キットや防寒用品の配布のほか、現金支給などの支援を行いました。CAREの衛生キットには、例えばタオル、シャンプー、トイレットペーパー、衛生パッド、歯ブラシと歯磨き粉、洗剤、スポンジなどが含まれます。

トルコ南部ハタイ県 衛生キットを受け取った被災者(2023年10月23日、(C)Özge Sebzeci /CARE)

「半年前、私はCAREからキッチンセットを受け取りました。そして今日は、衛生キットを受け取る予定です。冬が近づくにつれ、避難しているコンテナには暖房が足りなくなり、心配しています。シャワー施設が遠いので、女性や子どもたちの入浴は大変です。子どもたちは冬には凍えてしまうでしょう。これから防寒着も必要です」
アヤ・アラトゥルさん(27歳)

2.心のケア(心理的サポート)の提供

シリア北西部のジャラブルス地方 心理社会的サポートセッションの様子(2023年9月14日、(C)Tarek Satea)

シリア北西部ジャラブルス地方では、女性と女子に対して心理社会的サポートサービスを提供しました。地震でトラウマなどを抱えた彼女たちは、セッションに参加した後、新しい友達を作り、避難キャンプでの生活に適応しつつあります。

3.女性や女子へのライフスキルセッションの提供

シリア北西部アレッポ北部キャンプで、交渉やコミュニケーションのスキルを学ぶ少女たち(2023年10月21日、(C)4k Production/CARE)

CAREは2023年2月の地震以前から、シリア北西部で人道支援活動を展開しており、地震発生後も、同地域で長年活動しているCAREトルコが中心となり、現地のパートナー団体と連携して緊急支援活動を行いました。

特に、自然災害に際して、さまざまな局面で男性と比してより弱い立場にある被災地の女性たちへの支援に注力しています。例えば、女性と女子を保護し、元気づけることを目的として、意識とライフスキルの向上を目的とした一連のセッションなどを開催しました。2023年には、6,000人以上の女性や女子にこのプログラムを届けました。

■今後の支援活動について
トルコ南東部の被災地では10万世帯以上が今なおコンテナの避難所で暮らしています。さらに、5万世帯以上が、折りたたみ式の簡素なコンテナやテントでの生活を余儀なくされています。

そして、この地域では冬の間、平均最低気温は0°C以下に達し、アディヤマン、カフラマンマラシュ、マラティヤの農村部では、冬の早い時期に降雪も予想されており、防寒対策に向けた支援が最優先事項となっています。また、被災により困難を強いられる女性や女子に対しての中長期的支援も必要とされていることから、CAREは、この後も引き続き、被災地での支援活動を継続して参ります。

ご支援いただいた皆さまには、2024年3月以降に改めて、1年間の支援活動についてご報告させていただきます。この場をお借りしまして、皆さまのあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

トルコ・シリア地震:庭のテントで暮らす日々(2023年11月7日更新)

■住む場所は家の庭

トルコ最南端の州であるハタイ県アンタキヤ(2023年10月23日、(C)CARE/Özge Sebzeci)

2023年2月6日、トルコとシリア北西部で発生した地震から9カ月が経過しました。
ヌール・ダルカヤさん(42歳)と義母セミレさん(71歳)は地震後、家の外の庭でテント生活をしています。
ヌールさんはバレエ教師でダンサーです。2023年2月の地震で、彼女の家とバレエ学校の建物は甚大な被害を受けました。建物は居住不可能な状態となり、現在は取り壊されています。

「2012年以来、私はアンタキヤでバレエ学校、バレリーナ・ダンス・アカデミーを運営しています。何年もの間、約1,000人の生徒にバレエを教えてきました。毎学期、約55人の生徒がいました。しかし、地震が起きて以来、私は働くことができていません。私の人生は常に挑戦の日々でした。父はポーターとして働くことでなんとか私たち兄弟の教育環境を支えてくれました。でも震災後は、この庭でパートナーの家族と8人で2つのテントをシェアしています。」

トルコ最南端の州であるハタイ県アンタキヤ(2023年10月23日、(C)CARE/Özge Sebzeci)

■いつ安心できる場所に住めるのか
「冬が近づくにつれ、私たちは生活環境の不安に直面しています。幸いなことに、私たちはCAREから水と衛生設備と衛生ユニットを受け取りました。しかし、アンタキヤには治安の問題があり、不安です。私たち家族の安全と幸福のために、きちんとした家に引っ越したいと思っています。」

■夢をあきらめない
このような困難な状況でも、ヌールさんは夢をあきらめていません。

「私は簡単にはあきらめないで、いつも困難な状況から立ちあがります。私の目標は、バレエ学校を再建し、音楽教師としての情熱を追い続けることです。経済的な困難はありますが、私はここアンタキヤで芸術学校を設立する可能性を考えています。できるかどうかはわかりませんが、挑戦してみます!」

欧州連合(EU)からの資金援助により、CAREはトルコのハタイ県で地震に見舞われた世帯に、安全で十分な水、衛生設備、必需品を提供しています。

続く避難生活(2023年10月20日更新)

■ラガドさん(13歳)の希望

シリア北西部のジャラブルス地方(2023年9月14日、(C)CARE/Tarek Satea)

「度重なる避難生活で、教育を受けられなかった年月があったにもかかわらず、勉強を続けてきた自分を誇りに思います」

シリア北西部のジャラブルス地方で地震の影響を受けた人々が暮らす避難キャンプで、13歳のシリアの少女、ラガドさんは、CAREの保護チームが主催する心理社会的支援セッションに定期的に参加し、アートに情熱を燃やしています。ラガドさんは、2023年2月6日にシリアとトルコを襲った壊滅的な地震を生き延びましたが、家、おもちゃ、部屋、そしてクレヨンを失いました。

ラガドさんは、度重なる転居のため何度も教育を中断させられ、何年か学校を休みました。現在は中学3年生の年齢ですが、6年生のクラスに通っています。彼女は、家族9人でプライバシーもない2部屋のシェルター・ユニットに移り住み、長い間孤独と悲しみに苦しんでいました。しかし、CAREのチームによる心理社会的支援セッションに参加した後、彼女は新しい友人を作り、キャンプでの生活に適応するための新しいスキルを身につけました。

ラガドさんの将来の希望は、水彩絵の具を手に入れて大きな絵を描き、美術展に参加することです。そして、子どもたち、特に避難生活を送っている子どもたちが教育を受けられるように教師になるという夢も持っています。

「大人になったら、教室の先生になって生徒を持ちたいです。私が経験したような、学校を休んだり、学校に行かずに人生の3年間を失うようなことがないように。度重なる転居や苦難にもかかわらず、勉強を受け続けてきた自分を誇りに思います。多くの女の子が学校を中退していますが、私は何年たっても教育を受け続けます。」

■継続支援の必要性
カナダ政府からの資金援助を受けて、CAREとシリア北西部のパートナーは、マルチセクター・プログラムを通じて、地震被災世帯の緊急および長期的なニーズに対応しています。CAREとそのパートナーであるShafakは、保護とシェルター支援を提供しています。

私たちは、女性と女子の安全な場所と共同スペースを設立し、心理社会的支援サービスと個人カウンセリングを提供しています。また、利用可能なサービスに関する情報を提供するとともに、ジェンダーに基づく暴力に対する対応を行っています。地震で被災した家族へのシェルターには、テントや防水シート、衣類、毛布の提供といった支援を行っています。

シリア北西部のジャラブルス地方(2023年9月14日、(C)CARE/Tarek Satea)

地震から半年~高止まりする支援ニーズ、熱波との闘い(2023年8月4日更新)

トルコとシリア北西部で発生した地震から6カ月が経過しました。両国で生じた被害は壊滅的なものになっています。

■トルコの現状

トルコ南部、ハタイ県でテント生活を送る家族(2023年6月18日、(C)CARE/Tarek Satea)

トルコだけでも910万人がこの地震の影響を受けたと見られており、その中には祖国の慢性的な紛争から逃れるためにトルコに避難した170万人のシリア人も含まれています。これまでにトルコでは5万人以上が命を落とし、今もなお300万人が避難しています。

トルコのキャンプでの生活は極めて困難で、人々は水や食糧などの必需品へのアクセスを人道援助に頼っている一方、同地域は過去数年で記録に残る最悪の熱波に見舞われています。地震によって重要なインフラが損傷したため水の供給は依然として困難で、収入を得る機会もほとんどありません。

CAREは、これまでに約6万5,000人に水、食糧、避難所、衛生設備への安全なアクセスの提供などの緊急支援を届けました。しかし、特に家庭や学校などの安全な環境を失い、脆弱(ぜいじゃく)性が高い女性や子どもたちの保護ニーズに関しては、根強い課題が残っています。

■シリアの現状

シリア北西部、地震で被害を受けた家の前に立つ姉妹(2023年7月20日、(C)CARE/Syria Relief)

シリア北西部では、地震以前からあった多面的な人道危機によって450万人が影響を受けていましたが、地震によってそのうちの90%が生活を続けるために人道支援に依存している状態です。そして、その大多数は女性と子どもです。

2023年2月の地震の余波で、すでに長年の戦争と昨年以来のコレラの流行の影響を受けていた人々は、ほんの数分で家やコミュニティを失い、氷点下の気温の中でホームレスになりました。半年がたった今も、シリア北西部の人道状況は悲惨なままで、200万人がキャンプで生活し、300万人以上が食糧不安にあると推定されています。

この継続的に悪化する現実に加えて、2023年7月には多数の火災や、命に危険が及ぶほどの猛暑が報告されており、イドリブ県とアレッポ北部県の両県で家屋やテントに被害を与えています。家族は、夏の間は摂氏40度以上の高温に耐え、水へのアクセスが非常に限られた状態で暮らしています。

このように脆弱(ぜいじゃく)な状況の中、CAREは避難所、食糧、水、衛生活動、健康と保護などの支援を67万5,000人以上の人々に届けています。しかし、ニーズは高く、国連の安全保障理事会がシリア北西部への国境を越えた援助を再承認しなかったことは、そこに住むシリア人がすでに耐えている不安と不確実性をさらに増大させる結果になっています。

地震発生から3カ月が経過した、シリア北西部の今(2023年5月8日更新)

地震発生から、3カ月が経過しました。
CAREは、地震発生直後から人道支援活動を開始し、シリア北西部で57万人以上、トルコで3万7千人以上の人々に必要な人道支援を行ってきました。

その支援内容は、衣服からシェルター、マットレス、毛布、食料、非食品の配布、そして水や携帯衛生・衛生設備の提供だけでなく、心のケアや、ジェンダーに基づく暴力のケースマネジメント、地震被災者への情報提供など、保護サービスなど多岐にわたります。これらのサービスは、地震による避難生活やホームレスの状態に対処するために不可欠なものです。

現地の人々の声や支援活動の様子を、下の動画でもぜひご覧ください。

【トルコ・シリア地震】発生から3カ月、シリア北西部の今

CAREトルコの事務局長、シェリン・イブラヒムは次のように語っています。

「2023年2月6日の地震から3カ月が経過した今、トルコとシリア北西部の地震被災地で私たちが目の当たりにしていることは、壊滅的なものです。数万人が命を落とし、数百万人が家、資産、生計を失っています。

シリア北西部は、この地震における悲劇の頂点とも言えるほど、数百万人の避難民のニーズはます一方です。特に女性や子どもたちが、食料、水、住居などの日常的なニーズを人道支援に大きく依存するようになっていることを懸念し続けています。水不足や適切な衛生設備の欠如など、地震発生地域全体に残る問題は、特に簡易テントに住む人々にとって大きな健康リスクとなります。

トルコとシリア北西部における災害の規模を考えると、人々の回復を支援するには数カ月から数年かかると思われます。私たちは、人々が安全な家に戻り、生活を再建できるよう支援することで、すでに破滅的な状況がさらに悪化するのを避けるため、全力を尽くすつもりです」

イブラヒム事務局長が言うように、被災者の生活再建にはまだまだ長い年月が必要です。CAREは現地での活動を続け、特に弱い立場にある女性や女子たちが、希望ある明日を描けるように支えてまいります。

オンライン報告会 アーカイブ配信(2023年5月2日更新)

2023年4月26日に、現地での活動内容をお伝えするオンライン報告会を開催しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

ご参加いただけなかった皆さまも、ぜひお時間のある時に下記のYouTubeでアーカイブをご覧ください。

*関連動画*
【トルコ・シリア地震】発生から1カ月~被害状況と支援活動の様子(外部動画サイト)
【トルコ・シリア地震】被災した少年、サリフ(13歳)の話(外部動画サイト)

世界保健デー:被災者が直面しているさまざまな健康リスク(2023年4月7日更新)

(C)Violet/CARE(シリア北西部のAl-Amal Pediatrics and Maternity Hospitalでの新生児のバイタルチェック、2023年3月31日)

今日、4月7日は「世界保健デー」です。
2カ月前に発生したトルコ・シリア地震において、発生直後の健康ニーズは、主に身体的外傷と医療サービスの中断に関するものでした。しかし、被災したコミュニティが徐々に立ち直ろうとしている中、人々(特に女性と女子)は、より長期的な健康リスクに直面し、より広い地域で起こりうる感染症の流行に不安を感じています。

◆トルコでのニーズと対応

(C)CARE(トルコ、ハタイでの支援物資配布活動、2023年3月16日)

トルコでは、被災地全体で約160万人が、破壊された家の近くで仮住まいをしていることが確認されています。被災地では、清潔な水、衛生設備、衛生施設にアクセスできないことが、健康状態の悪化や病気のまん延につながる可能性があるため、特に問題となっています。

この地域の緊急のニーズに応えるため、CAREは、安全で清潔な水、移動式便所、衛生用品を提供し、最も影響を受けたトルコ中南部の州の人々が住む非公式集落への対応に注力しています。CAREはこれまでに、飲料水、衛生キット、携帯トイレの配布など、水と衛生に関連する活動を通じて3万人以上の人々に支援を行いました。配布したキットの数は174,000個以上になります。

◆シリアでのニーズと対応
シリア北西部において、地震発生以前に発生したコレラは、深刻な公衆衛生の脅威であり、地震による水、衛生設備、衛生インフラの甚大な被害により、さらにリスクが高くなっています。

CAREは、シリア北西部の安全で十分な水の供給が受けられない家族に対し、1人あたり1日30~35リットル(約9.25リットル)の水をトラック輸送することで支援しています。また、国内避難民が多く住むキャンプやコミュニティを中心に、水道網を復旧させるために既存の給水所の運営を支援するとともに、水や衛生に関する活動を通じて191,000人以上の人々に支援を行い、174,323個以上の衛生・尊厳キットを配布しています (2023年4月2日時点)。

(C) Violet/CARE (シリア北西部、Al-Amal Pediatrics and Maternity Hospitalの保育セクション、2023年3月31日)

また、アレッポにある小児科・産科病院、アレッポとイドリブにある基礎緊急産科・新生児ケアセンター3カ所、性生殖クリニック3カ所を支援し、産科医療、小児医療、出産後ケア、家族計画、出産前ケア、性と生殖の健康サービス、新生児ケアに重点を置いています。

このような、被災者たちの健康をサポートする活動が継続できるよう、どうかご寄付で応援してください。よろしくお願いいたします。

大雨で拡大する被害、女性たちの抱えるリスク(2023年3月27日更新)

(C)Shafak (シリア北西部のマランドでの衛生キットの配布、2023年2月12日)

地震発生から1カ月半ほどがたちました。これまでに5万人以上が命を落とし、11万5,000人以上が負傷し、270万人が避難、190万人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされていると推定されています。余震も続く中、224,000棟以上の建物が倒壊し、1億1,600万トン以上のがれきが発生しています(2023年3月17日現在)。

さらに、2023年3月15日の大雨により、トルコのサンリルファとアディヤマンで洪水が発生しました。この洪水により、これまでに16人が死亡しています。シリア北西部、特にイドリブとアレッポの両州のIDPキャンプや居住地内にも影響が出ており、地震の爪痕が残る被災地に、さらなる追い打ちをかける形となってしまいました。CAREはハタイに臨時チームを配備し、緊急支援物資の配布を開始しています。

(C)IYD(シリア北部、2023年2月9日)

救援から復興へと対応がシフトする中、膨大なニーズに対するリソース不足など、現地の状況は課題に満ちています。2023年3月1日から15日の間に、ラタキア、ハマ、アレッポの各州で20件の犯罪行為が記録されるなど、治安の悪化が顕著な中、女性や女子が抱える性的搾取や人身売買といったリスクの増大が懸念されます。

また、トルコ・シリア両国で、緊急の生殖医療を必要とする妊婦は356,000人に上ると見られています。その内、38,000人が今月出産の予定です。緊急時に弱い立場におかれる彼女たちが、適切な医療やサポートを受けられるよう、CAREは現地パートナー団体と連携して、迅速に、的確な支援を届けてまいります。

「難民」と「受入国」の両方が、今、災難に直面しています(2023年3月9日更新)

(C)Shafak(2023年2月14日、シリア)

CARE は、2023年2月6日の地震の発生以来、トルコ南部とシリア北西部の両方で、最も深刻な被害を受けた地域を中心に、人々の命を救うための大規模な緊急支援を提供しています。

トルコでは、地震の影響を大きく受けた10の州に1,300万人以上が住んでいます。一方で、シリア難民は、今回の地震で深刻な被害を受けた地域の人口の約11.5%を占めています。

今、「難民」と「受入国」の両方が同じようにこの災難に直面しています。

「小麦粉のような非常に必要とされている食材をパン屋に届けたり、パン屋が店舗を再開して人々が利用できるようにしたりしています。また、パートナー団体を通じて、毛布やマットレスなどの必需品を届けたり、新しく設立された避難所で多様なサービスを提供したりしています。CAREは、トルコ、シリアの国境の両側で、支援を必要としている人々の苦しみを少しでも軽減するために活動しています」と、CAREトルコ事務所長のシェリーン・イブラヒムは述べています。

(C)KARAM AL-MASRI(2023年2月9日、シリア)

【トルコでは】
トルコ災害緊急事態管理局(AFAD)と連携して、CAREは防寒服、毛布、飲料水、衛生キット、携帯トイレの配布を行い、トルコでの地震の影響を受けた複数の州の何千人もの人々に支援を届けています。また、シャンルウルファ、ガジアンテプ、アダナのさまざまな自治体に対して、56トンの米、レンズ豆、ブルグル、16トンの小麦粉を配布しました。

【シリアでは】
シリア北西部のニーズも同様に重要です。CAREトルコのパートナーは、地震が発生した後すぐに行動を開始し、シリア北西部のCAREの現地パートナーは、がれき撤去活動を実施。新しく設立した避難所では、給水トラックによる飲料水の配給や廃棄物管理サービスなどを提供しています。また、パートナーと緊密に協力して、テント、マットレス、毛布、キッチン用品、ソーラーランプ、衛生キットを何万人もの人々に配布しました。

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公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国以上で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。

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