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【ウクライナ危機緊急支援募金】
多くの人に緊急人道援助を
(ケア・インターナショナル ジャパン)

寄付受付開始日:2022/03/03

  • 領収書なし
[【ウクライナ危機緊急支援募金】 多くの人に緊急人道援助を (ケア・インターナショナル ジャパン)]の画像
2022年2月28日、ウクライナ国境から数キロにあるポーランド南東部の町、プシェミシルの駅の様子

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2022/05/17

今、何百万人もの人々が人道援助を緊急に必要としています。
CAREは、ウクライナで活動するパートナー団体と協力し、直ちに緊急支援を行います。

ウクライナにおける人道危機をうけ、直ちに、緊急支援が必要です。CAREは、パートナー団体「People in Need」と連携し、この危機の影響を受けたウクライナの人々に対して、緊急支援を提供します。

 ウクライナでは、インフラの損傷に加えて、水と食糧の不足が懸念されます。過去8年間に及ぶ紛争により、ウクライナ全土に重大な傷跡が残りました。ウクライナ東部には、既に、人道支援を緊急に必要としている人々が290万人います。そして、今回のロシア軍の侵攻により、この数は急激に増加しており、人道危機の程度を予測することは困難な状況です。

 「世界は今、考えられない事態に直面しています。2月24日に始まった敵対行為の激化は、より広い地域へ影響を与えることに留まらず、ウクライナの人々に壊滅的な危機をもたらしています。その影響は、一般の人々にまでも及んでいます。すでに暖房や食糧などの基本的なニーズを満たすことが困難な状況に陥っており、今では安全な避難所を見つけることに必死です」と、CARE事務総長のソフィア・スプレッチマンは訴えています。

2022年2月28日 ウクライナと国境を接するポーランドの町、メディカの国境検問所の様子

【ウクライナでの緊急支援について】

CAREは、ウクライナで活動を行うパートナー団体「People in Need」と協力して、食糧、水、衛生キット、現金などの緊急に必要な緊急物資を配布し、日々のニーズに対応していきます。

「People in Need」は、東ヨーロッパで最大の非政府組織の1つであり、2014年の紛争開始以来、ウクライナの影響を受けた地域で人道援助を提供してきたことから、ウクライナの人々を支援するための豊富な経験と実績を有しています。

 さらに、CAREは、専門スタッフによる心理社会的サポートを提供します。現在進行中の紛争によってもたらされるウクライナの人々への心理的影響とトラウマを、過小評価できません。

ウクライナの人々の命と未来を守るために、今、できることがあります。
どうか「ウクライナ危機緊急支援募金」へ、皆さまのご協力をよろしくお願いします。

寄付金の使いみち

「ウクライナ危機緊急支援事業」の活動費として使用させていただきます。

・現地パートナー団体と協力して、食糧、水、衛生キット、現金などの緊急に必要な緊急物資の配布
・専門スタッフによる心理社会的サポートを提供
・現地状況に応じた人道援助

"#ウクライナ緊急支援"

活動情報

更新日:2022/05/17

緊急ジェンダーレポート~戦争による女性とマイノリティーへの影響(2022年5月17日更新)

(C) 2022 Laura Noel/CARE(2022年4月11日、ポーランド)

2カ月以上に及ぶ戦争により、ウクライナから数百万人もの人々が家を追われ、難民となりました。今回、CAREはUN Women(国連女性機関)とともに、「緊急ジェンダーレポート」を公開。

女性とマイノリティーがこの戦争により、健康、安全、そして食糧へのアクセスにおいて甚大な困難に直面していることを明らかにしました。

2022年4月2日から6日までの期間に行われた、ウクライナの19地域の人々への調査とインタビューに基づくこの分析は、危機的状況におけるジェンダーの力関係にスポットライトを当て、政府、国際社会、その他の関係者が人道支援を行う際の配慮を促しています。

緊急ジェンダーレポートで提示された主な推奨事項は、次のとおりです。

これからもCAREは、国連機関などとも連携しながら、女性や女子など特に弱い立場に置かれた人々に焦点を当て、支援を強化していきます。引き続き、ご寄付によるご支援をお願いします。

 ■人道支援を確保することで、女性、男性、女児、男児、特にロマのコミュニティー、高齢者、障害者など、脆弱(ぜいじゃく)な状況にあるグループのニーズに対応する

 ■女性と若者も、対等な立場でさまざまな対応を主導し、意思決定に参加することを優先する

 ■活動資金の提供および国内および国際的なプラットフォームでの声を増幅することにより、女性主導での対応および女性の権利団体を支援する

 ■避難民の女性と男性に職業訓練と生計手段の選択肢を提供し、ジェンダーの役割の変化に留意し続ける

 ■包括的で差別のない避難所へのアクセスを可能にする。集合シェルターは、性別および家族別の宿泊施設を提供する必要がある 

 ■家族に介護や家事の再配分を促すことにより、女性の負担を軽減する

 ■特に占領地、戦闘が活発な地域、地方の地域で、最も脆弱(ぜいじゃく)で危険にさらされている女性に対して、現金支給による支援を行う

 ■ジェンダーに基づく暴力に対応するためのサービスの格差を埋める

 ■性的暴行の被害者の臨床ケアや避妊へのアクセスの確保など、性と生殖に関する健康と母体、新生児、および子どもたちの健康管理を優先事項にする

最後に、CAREインターナショナルの事務局長であるSofia Sprechmann Sineiroは述べています。

「ウクライナの人々から聞こえてくるのは、障がいのある人々、ロマやその他の少数民族、シングルマザー、同伴者のいない子どもなど、特定のグループがそれぞれ異なる形態の保護と支援を必要としているということです。常に状況は変化し続けているため、私たちの対応を効果的かつ適切に保つためには、それぞれのグループへの支援について全体で協議し、優先順位を付けていく必要があります。」

キーウのコーヒーショップに集うボランティアを支援(2022年5月10日更新)

(C)CARE/Sarah Easter(2022年4月13日、キーウ)

キーウにあるコーヒーショップは、周辺地域の人々に対して、1日約11,000食を提供するボランティアネットワークの本部になっています。この日は、支援物資として届いたばかりのジャガイモの袋詰めが行われていました。ここには約500人のボランティアと100人のドライバーがいます。

「私たちは戦うキッチンになりました」と、ボランティアネットワークのコーディネーターの1人であるSlava Balbekさんは言います。現在、約25のレストランと3つのパン屋が店を閉め、ボランティアのためにキッチンと冷蔵庫を開放してくれています。

「私たちは病院、幼稚園、老人ホームなどに食糧を配達します。車の中にたくさんの食品を詰め込んで、地域の人々に配布することもあります。80歳の女性は、数日分の食糧パックを受け取っていました」と、ボランティアネットワークの主催者であるLeilia Tuvakliievaさんが教えてくれました。

(C)CARE/Sarah Easter(2022年4月13日、キーウ)

ここには、支援物資の整理、配布、保管から調理や配達まで、日常的に支援を行う多くのボランティアがいます。

「私たちの中には、タクシーの運転手、画家、建築家もいます。皆、仕事を失ったので、それぞれのスキルを別の方法で生かしています。私はパン屋の店長でした。人と人をつないでいき、今では、ボランティアを希望する人々の“順番待ちリスト”もあります」

「ボランティアをしたい人は、車の大きさを聞いてみます。どのくらいの支援物資が積めるのか気になるようです。1台の車で、約300食分の食事を運ぶことができます」と、Leiliaさんは教えてくれました。

CAREは、ウクライナに残り支援活動を続ける、このようなボランティアの人々に対して、活動資金を支援するなど、常に柔軟に、多様なサポートを行っています。

CAREコーカサスによる、ジョージアでの支援(2022年5月2日更新)

(C)Natia Nadirashvili/CARE Caucuses (2022年4月19日、ジョージア)

ウクライナとは黒海を挟んで対岸にあるジョージアにも、およそ17,000人ものウクライナ人が避難しています。同国で活動を行うCAREコーカサスは、到着するウクライナの人々に対して、衛生用品を含む主要な支援物資を配布しています。また、クタイシ国際空港に到着する人々に対して、すぐに必要な情報を提供するために案内所を設置するなど、支援活動を展開しています。

これまでに300人以上に、ジョージアで利用可能なサービスに関する緊急連絡先情報を含む重要情報資料を提供しました。資料は、すべてウクライナ語で書かれています。

CAREコーカサスの人道支援チームはまた、相談窓口を設置し、支援を求めるウクライナの人々に対して、CAREによる支援でカバーされていない他のサービスにアクセスするために必要な情報と連絡先などを含め、包括的な情報の提供を行っています。

ジョージアにおいてCAREは、今後3カ月で、約2,000人に対して、多目的に使用可能な現金支援の提供を始めます。さらに、女性や子どもの問題を専門とする地元の法律サービス提供組織とも協力して、必要な法的支援に加え、心理的サポートや保護、また難民の女性や子どもたちの事件など解決に向けた支援などを行っていく予定です。

スロベニア赤十字とともに、6台のトラックで物資をウクライナへ(2022年4月26日更新)

(C)CARE Germany Aleš Černivec(2022年4月20日、リュブリャナ/ウジホロド)

先週末、スロベニア赤十字とともにCAREは、6台のトラックでウクライナの人々に水や食糧などの救援物資を届けました。そして物資は、ウクライナ西部のウジホロドにあるウクライナ赤十字物流センターに届けられ、その日中にウクライナの人々に配布されました。

(C)CARE Germany Aleš Černivec(2022年4月20日、リュブリャナ/ウジホロド)

6台のトラックには、約25,000リットルの水と55トンの食糧が積まれていました。その中にはハンガリーの郷土料理であるグーラッシュやマグロの缶詰、パスタ、ラスク、ビスケット、シリアルバー、乳幼児用のフルーツピューレ29,000個以上、粉ミルク40,000個が含まれています。

CARE ドイツとスロベニア赤十字の提携で実施された本活動を通じて、112,000食以上の食事が提供されます。

さらに同日、ハリコフ、スミー、キーウ、チェルノフツィ、およびウクライナ東部の他の都市にも、支援物資が届けられました。それらはウクライナ赤十字社のボランティアと従業員によって、困難を抱える人々、特に自宅に留まることができず、避難施設や仮設住宅に避難している人々に配布されます。

スロベニア赤十字によるウクライナへのトラックでの支援物資輸送は、今回が7度目です。

81歳のOleksandraさんの話「私たちは戦争に未来を奪われました」(2022年4月22日更新)

(C)CARE/Lucy Beck(2022年4月19日、リヴィウ)

まばらに家具のある小さな部屋の片隅に、洋服が積み上げられています。それらはある種のクローゼットのように見えますが、床にしっかりと縛り付けられ、6つのマットレスの代わりとして使われています。

「ここがひとまず今住んでいるところです」と、マリウポリから子どもと孫と一緒に逃げてきたOleksandraさんは言います。Oleksandraさんは81歳、娘のElenaさんは53歳、そして孫のVikaさんは22歳です。

彼女たちは1カ月以上、この小さな部屋に住んでいます。“マットレス”の横には洋服の入ったスーツケースとバッグがいくつかあります。「私たちが持ち出せたのは、それだけでした」とOleksandraさんは教えてくれました。

「2022年2月24日 にウクライナで戦争が始まり、私たちの未来は奪われました」

リヴィウに逃げる前に、Oleksandraさんと彼女の子どもたちは、マリウポリの空軍避難所に泊まりました。「食べ物を探す時だけ、1人で避難所の外に出ました。他の家族には外出を許しませんでした」とOleksandraさんは言います。「戦争が始まってから17kgも痩せました」

Oleksandraさんは、イギリスに逃れるために、自分と子どもたちのビザを申請しました。ウクライナからの難民は現在、ビザなしでEUのすべての国に行くことができます。それにもかかわらず、EU加盟国ではなくイギリスを選んだ理由を彼女に尋ねると、「できる限り、ウクライナから遠い場所に行きたいから」と、答えました。

Oleksandraさんは、携帯電話で彼女の故郷であるマリウポリの写真を見せてくれました。写真には破壊された街の様子が写っていて、地元の人々が何百ものご遺体を土葬しています。私の背中を悪寒が走りました。

 「あなたが想像しているよりも悲惨な状況です。マリウポリの戦いが最終的に終わることを願っています。終結後、その惨状が明らかになるでしょう」と、Oleksandraさんは言いました。

ザポリージャから逃れてきた家族「とにかく逃げないと」(2022年4月14日更新)

(C)CARE/Stefan Brand (2022年3月26日、プシェミシル)

ウクライナと接するポーランド国境の町プシェミシルにあるレセプションセンターの外の空気には、ウクライナのギョーザ、いわゆるヴァレーニキの匂いが混じっています。国境の反対側にある家から届いてくる匂いです。

センターにたどり着いた人々は、この“屋外キッチン”で、少し元気を取り戻したり、他の人と情報を交換したり、太陽の暖かさを感じたりしています。私は翻訳者のアンジャとともに、父、母、そして息子で5歳のアレクサンダーと話し始めました。

私が自己紹介をすると、アレクサンダーは私に駆け寄り、私を抱きしめたい様子です。両親はまだ彼を抑えようとしていますが、手遅れで、彼はすでに私の足にしがみついています。私は少し驚いて、彼のことを少しだけ抱きしめました。最初の気まずさはなくなり、私たちは皆笑いました。たったこのようなささいなことだけでも、困難な時には癒やされます。5歳のアレクサンダーは自閉症であり、彼の抱擁は信頼のしるしです。私は光栄に思いました。

家族は、ウクライナで6番目に大きい都市であるザポリージャから来たと、話してくれました。市の原子力発電所のおかげで、メディアで意図せずに注目を集めた都市です。

「最初に戦闘になると聞いたとき、原子力発電所にも影響を与える可能性があるとの意見もあったため、すぐに出発しました。私たちはそれぞれバックパックをもって車に乗り込みました。とても急だったので、継母はその日に着ていた服だけをもってきました」と、母親は私に言いました。

「継母にとってさえ、それはすべてが非現実的な出来事でした。彼女は自分が大切にしていた植物と一緒にいたかったので、最初は行きたくないと言いました」と、彼女は付け加えました。「でも、結局、私たちは継母を納得させることができました」と、女は笑顔で教えてくれました。

家族は何とか戦闘地域から非常に迅速に避難することができましたが、国境に向かう途中で車の中で3日間待たなければなりませんでした。「とても多くの車でした。私たちは3日間もの間、交通渋滞に巻き込まれ、夜はずっと車の中で過ごす必要がありました」と、父親は言いました。

「それは特に息子にとっても、本当に大変なことでした。私たちが数百ヤード移動して、道路の脇に家を見つけるたびに、息子は、それがこれから滞在する家だと思って走っていったのです」

長い間待った後、なんとか国境を越えて、家族は、ポーランドのプシェミシルにあるレセプションセンターに到着したのです。プシェミシルでは、手厚い支援を受け、休息をし、何かを食べ、そして次にどこに行くべきかを考える時間があります。でも、父親も母親も、二人とも、ポーランドやその他のヨーロッパの国々に、誰も知り合いがいません。

そして今、彼らの選択は、オランダにあります。「なぜそこなの?」と私は尋ねると、「わかりません」と母親は答えました。「どこに行くかは問題ではありません。とにかく、逃げることが重要です」と、言いました。
少し後に、家族がオランダ行きのツアーバスに乗り込んでいるのが見えました。彼らは手を振って、オランダの新しい居場所へと向かって高速道路へと姿を消しました。

「それが私の母や姉妹だったら、誰かに助けてもらいたいです」(2022年4月7日更新)

(C)CARE/Lucy Beck(2022年3月26日、ワルシャワ)

《ポーランドとウクライナの国境地域に派遣されたNinja Taproggeからのレポート》
ワルシャワ中央駅から車で15分のスポーツアリーナには、ウクライナからの約500人の女性と子どもたちが避難してきています。プライバシー保護のために、この避難所で写真を撮ることは許可されていません。
Marekはそこにいるボランティアの一人です。彼は多忙で、案内されるまで少し時間がかかりました。入り口には小さなレストランがあります。カラフルなチューリップがテーブルの上に置かれています。

ほぼすべての席が使用されています。アリーナの中央では、簡易ベッドで寝る人々が密集しています。マスクを付けている人はごくわずかで、「すでに新型コロナウイルス感染者が発生しています」と、Marekは私に言いました。現在のようなパンデミックの真っただ中で、難民を保護し、適切な衛生を保つことは大きな課題です。

子ども用のプレイルームの隣には、3歳までの子どもを持つお母さんが休憩できる部屋があります。Marekは多くの現物寄付を受けていると話してくれました。ここ数日間、多くのおむつが寄付され、収納しきれていません。

支援物資の受付センターチームは現在、ソーシャルメディアで最も緊急に必要とされている物資のリストを公開しています。例えば今は、人々がシャワーの時に使えるサンダルが必要とされています。しかし、これは日を追うごとに変わっていきます。

数人の患者が正面に座っている診療室を通り過ぎました。心理的なサポートもここで提供されます。夜間に特に重要な支援です。女性たちは眠りにつく前に、過去数日の間に身の上に起きたさまざまな困難を思い返し始めるのです。ウクライナに残さなければならなかった家族や友人のこともとても心配です。

Marekに「なぜここでボランティアをしているのですか」と尋ねると、「現在求職中だからです」と言いました。家でテレビの前に座り、ウクライナの恐ろしい戦争の写真を見て、何もせずにはいられなかったそうです。彼は戦争がポーランドにも及ぶのではないかと恐れています。
「もしそれが私の母や姉妹だったら、誰かに助けてもらいたいです。だから私は毎日ここにいますし、どこででも支援をしたいと思っています」と言いながら、一方で将来についての不安もあるようです。

「仕事が見つかったら、支援できる時間は減ります。さらにボランティアの中には疲れが見える人も出てきています。今後、長期的に支援を継続するには、援助機関や支援団体による専門的な支援がさらに必要になります」

彼の献身的な姿に感銘を受け、彼が時間を割いて私に話してくれたことに感謝しています。ここトルバルでは、多くのボランティアが素晴らしい初期対応をしてくれています。ホテルに戻って、緊急援助チームの同僚と共有すべきことをメモします。

今日私が再び感じたのは、特に女性と女子のための衛生製品と専門的な心理サポートが、今後数週間と数カ月で不可欠になるということです。

ウクライナ西部リヴィウのオパカ避難所などで支援を開始(2022年3月30日更新)

(C)Petr Stefan/PIN(2022年3月24日、リヴィウ)

◆Svitlanaさんの話「子どもたちを、より安全な場所に連れて行きたかった」

「2月24日の木曜日を決して忘れません。私と子どもたちはその日から、地下で9日間過ごしたのです」と、現在ウクライナ西部のオパカに避難しているSvitlanaさんは言います。地下室で過ごしている間、恐怖を感じ、家族の安全へ懸念を感じて、Svitlanaさんは逃げることを決心しました。

彼女は娘のNastiaさん(24歳)、孫娘のMaiaさん(1歳)、そしてこの地域での激しい戦闘のために家にいることを恐れた、子どもを持つ他の母親たち数人と一緒に逃げました。女性たちはザポリージャからリヴィウまで電車に30時間乗って移動しました。

Svitlanaさんは「電車の中はひどく寒かったです。暖房はありませんでした。でも途中で暖かくなってきました。電車は、サイレンが聞こえるたびに停車したので、とても時間がかかりました」と彼女は続けます。

「電車は母と子でいっぱいで、中には泣いている人もいました。誰もが住み慣れた街、夫、父親、兄弟、親戚、そして友人のもとを離れたくありませんでした。一方で、私たちは子どもたちをより安全な場所に連れて行きたかったのです。本当に怖かったです。でも、私たちはこの戦争に勝ち、必ず家に帰ります」

電車で30時間後、Svitlanaさんと他の女性と子どもたちはオパカの療養所に行きました。彼らはバスで100キロメートル以上移動し、非常に長く大変な旅に完全に疲れ果てていました。「到着したとき、穏やかな居場所が見つかり安堵(あんど)しました。暖房がないのに、とても嬉しかったです。ここから見える風景は、とても美しいです。でも、一方で、私たちは必死に、家に帰りたいと願っています」と、彼女は絶望にうなだれて言いました。

◆Irynaさんの話「ひどい環境の中、シェルターで数日過ごしました」

「私たちは6歳の娘と一緒にシェルターで数日間過ごしました。そこはひどいものでした。他にも母子連れがいましたが、避難所が寒くてぬれていたので病気になった人もいました。なので、他の女性や子どもたちと一緒にリヴィウに行くことにしました」と、ザポリージャ出身の30歳のIrynaさんは言います。

安全を求めてリヴィウへやって来た多くの人々と同じく、彼女は電車で30時間過ごし、バスでさらに2時間かけて無料で過ごせるオパカ療養所へやって来ました。

「ここはとても静かです。ザポリージャにいたときのように恐れることはありません」と、Irynaさんは語ります。「でも、とにかく、私たちは家に帰りたいです…。最悪のシナリオですが、もし爆撃がここで始まるならば、私たちはポーランドに行きます。でも、そうなってほしくありません! 家に帰りたいのです」と、Irynaさんは付け加えました。

「私たちは子どもたちと戦争について話し合っていません。でも、彼ら、彼女らは子どもたちながらに、非常に悪いことが起こっていることを感じ、理解しています。家に帰るためには、何よりも祖国の平和が必要です」と、Irynaさんは言います。

CAREのパートナー団体であるPeople in Needは、Natashaさん、Irynaさん、Svitlanaさんなど安全を求めている人々がやって来るこの避難所を支援していきます。すでに、マットレス、ベッドシーツ、ヒーター、衛生用品、その他の人道支援物資を調達し、提供を展開しています。

【緊急レポート】ジェンダー特有のリスクへの対応の必要性(2022年3月25日更新)

(C)Ninja Taprogge(2022年3月17日、ポーランド・ウクライナ国境)

3月17日、CAREは「CARE Rapid Gender Analysis Report」を発表。報告書では、ポーランドに到着する難民の抱えるリスクと、人道支援計画と緊急支援に関する優先事項が示されました。

この3週間で180万人以上がウクライナからポーランドに避難したことをうけ、CAREは、難民、特に同伴者のいない女性と少女が直面している深刻なリスクについて警鐘を鳴らしています。

CAREのジェンダー専門家Siobhán Foranがポーランドでジェンダー分析を行い、ジェンダーによる固有のニーズを細かく把握した上で、CARE の人道支援に生かしています。主な調査結果の1つは、国境検問所の状況に関するものです。

「国境検問所へは特に制限なく誰でも来ることができるので、多くの人々が集まってきます。男性だけのグループもよく見受けられます。そして、ここでは難民に対して、ポーランドおよび他のヨーロッパの都市の無料宿泊施設の情報を提供しています」とSiobhánは言います。
 
ボランティアの大半は善意しか持っていませんが、現在のような不安定な状況では、トラウマを抱えた身寄りのいない女性や幼い少女の難民に対して、さらなる危険が及ぶ可能性もあります。

「例えば、検問所への自由な出入りは、人身売買業者にとって、とても魅力的な状況です」とSiobhánは警告します。「ポーランド当局は、難民の移動を助ける人々の名前とナンバープレートの登録を、早急に開始する必要があります」

他にも、本報告書は、ポーランドに入国する難民に関するデータに関して、問題点を指摘しています。国境検問所では登録手続きが必要ではありません。これによって迅速な移動が可能になりますが、短期および長期的な人道的計画、ならびに追跡や復興への取り組みにとって課題となることは明らかです。性別、年齢、障がいの有無、およびその他の要因によって分類されたデータは、今後の人道援助を計画するために不可欠な情報です。

CAREは、長期にわたる紛争は搾取や人身売買のリスクを高めると警告しています。「人々が衣食住を他の人々に依存している場合、これは彼ら、彼女らの虐待、搾取、人身売買といったさまざまなリスクを高める恐れがあります」と、Siobhánは訴えます。

「これは、イエメン、アフガニスタン、ベネズエラ、シリアなどの他の紛争状況でも見られる状況です。独裁的な権力によって、人道支援が必要とされている場所では、その状況を悪用しようとする人々が出てくるということでしょう」

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寄付総額
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目標金額
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達成率96%
残り日数
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寄付人数
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プロジェクトオーナー

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国以上で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。

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