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合計で421,751円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

【国際NGO CARE】
アフガニスタン人道危機 必要な緊急支援を!

寄付受付開始日:2021/08/26

  • 領収書なし
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村で学ぶ3年生の子どもたち。CAREは、1961年以降、女子教育を含む、さまざまな支援を行ってきました。(C)Kieran Green/CARE

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2022/07/07

アフガニスタンでの人道危機が急激に高まっています。人々の命と未来を守るために、今、あなたの支援が必要です。

アフガニスタンでは、昨年までに、既に290万人が国内での避難生活を送っていましたが、今年に入り、戦闘が激化。政情不安による治安悪化や暴力が急激に加速し、新たに55万もの人々が避難民となったと報告されています(UNHCR/2021年8月15日)。

そして、連日、日本のメディアでも報道されている通り、8月16日、事実上の政権崩壊を受け、393,000をこえる人々が家を追われる緊急事態となり、今、食糧や水、シェルター、そして保護などの緊急支援が求められています。

政治的な混乱に加えて、新型コロナウイルスの感染拡大、そして気候変動による干ばつなど自然災害と食糧難と、幾重にも重なる苦難の中、特に弱い立場におかれている女性や子どもたちが、さらなる窮地に立たされています。

CAREは、国内の保健施設で新型コロナウイルス感染症の感染予防啓発活動を行ってきました(C)CARE Afghanistan

【CAREの支援活動】

CAREは、国内の状況を注視しつつ、できる限り速やかに、避難してきた人々への緊急支援を開始すべく計画を策定しています。また、中長期的には、国内避難民はもとより、今回の人道危機に際して国境をこえて難民となった人々の保護、教育、健康、住宅、水と衛生、生計などにかかる支援についても、可能な限り、実施する予定です。

現時点で、例えば、次のような緊急支援を予定しています。

1.緊急ニーズを満たすため、世帯ごとに当座の資金を提供
(当面2カ月分として一世帯180ドル程度を想定)
現地CARE事務所を通じて、避難民の命と生活を守るために必要な食糧、シェルター、その他の保護を得るための当座の資金を提供します。これは、危機の悪化によって深刻な影響を受けている地域経済やホストコミュニティーの生活を支えることにもなります。伝統的に男性優位社会の同国において、特に女性や女子への支援が必要とされるため、例えば、女性が家長の世帯などへの支援を優先して取り組みます。

2.コロナ感染拡大防止のため、衛生キットを配布
これまでの陽性者数は15万人と報告されていますが、検査数が圧倒的に少ないため、実際の感染者数はこれより多いと推測されています。加えて、新型コロナウイルスのワクチン接種率は、わずか4.5%とされ、今後の感染拡大が懸念されています。また、もともとの医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なため、家族に感染者が出た場合、そのケアは主に女性たちが担うこととなり、女性や女子にさらなる負荷をかけることになります。

【アフガニスタンでの実績】
1961年以降、CAREは、長く続く人道危機に直面するアフガニスタンで支援を行ってきた実績があります。主に、女性の社会経済的エンパワメント、女子教育、村落開発、そして緊急支援などに注力してきました。これからも、同国の人々との強い信頼関係のもと、現地パートナー団体などとも協力しながら、女性や女子など、最も弱い立場にある人々へ確実に支援を届けていきます。

アフガニスタンの人々の命と未来を守るために、今、あなたの支援が必要です。「アフガニスタン緊急支援募金」へのご協力を、どうかよろしくお願いします。

寄付金の使いみち

「アフガニスタン緊急支援事業」の活動費として使用させていただきます。

詳細の寄付の使途、支援状況につきましては、SNSにて最新情報を発信して参ります。
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活動情報

更新日:2022/07/07

【緊急募金終了】ご支援ありがとうございました!(2022年7月7日更新)

2021年8月の政変に伴う緊急事態をうけ、緊急募金を開始。
これまで、当財団全体で総額3,588,503円のご寄付をいただきました。
あたたかいご支援に心からお礼申し上げます。

ご寄付は、食糧や水の配布、シェルターの提供、
そして保護活動などの緊急支援に充てさせていただきました。

今後は、気候変動による干ばつなど自然災害やウクライナ危機を遠因とする食糧難などへの対応にも有効活用させていただきます。

改めて、この場をお借りしまして、皆さまのあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

(C)Zia films/CARE(2021年10月25日 アフガニスタン)

アフガニスタンで深刻な食糧不足、早期婚が増加(2021年11月5日更新)

CAREの最新報告によると、アフガニスタンで、警戒されていた飢饉(ききん)の危機が深刻な状態に陥っていることを明らかになりました。

干ばつ、避難民の増加、食糧価格の高騰、新型コロナウイルスの世界的流行と経済の衰退が状況を悪化させ、今、人口の半分近くの1,880万人が深刻な飢饉(ききん)に直面しています。これは、昨年の同時期から約30%増加していることになります。

「アフガニスタンの多くの地域の人々は、ただ食卓に食べ物を用意するだけでも極端な手段に頼ります。人々は、自分たちの所有するわずかな財産を売り、家族のうちだれが食事を我慢するのかという苦しい選択を強いられ、口減らしをするために娘を若いうちに嫁がせることもあります。2021年の6月から9月にかけて、小麦の価格が28%も高騰したことは非常に懸念されており、多くの人々にとって生命維持にかかわる食糧を手に入れることができていません」
とCAREアフガニスタンのモーゼス事務局長はいいます。

CAREは、アフガニスタンの干ばつが、ジェンダーの違いによって与える影響を評価するために、2021年6月から7月に調査を実施しました。その結果、女性と女子たちは、男性と比較してバランスのとれた食事をしていることが三分の一に留まっており、女性と女子たちが食べる乳製品と肉は、男性よりもはるかに少ないということが明らかになりました。

さらに、干ばつの発生以来、ジェンダーに起因した暴力、特に親密な関係にあるパートナーからの暴力と、子どもの早期の強制的な結婚が増加していることも明らかになりました。「干ばつや飢餓によって引き起こされる将来への不安、絶望、ストレスは、暴力の増加につながる可能性があり、非常に女性と女子たちを苦しめています」とモーゼス事務局長は述べています。

ザイナブさん(45歳)は、自身の苦渋の選択について次のように述べています。「最近は依然と比べて、食糧の価格が高騰し、食べられるものが何もない状態です。この困難な状況で、他に選択肢がないため、16歳の娘を別の妻もいる男性と結婚させなければなりませんでした。娘は、泣き続けましたが、家族の生活を守るために結婚しなければならないことを知っていたといいました。娘の未来を破壊されました。問題を解決するための方法はありません。もしこのような状況が続くと、将来、他の選択肢もないので、今度は、10歳の娘の結婚も余儀なくされるでしょう」

モーゼス事務局長は、続けます。「迫りくる厳しいアフガニスタンの冬もまた大きな懸念点です。大雪がアクセスを妨げる前に、必要な資金と物資が遠隔地に到達するための十分な時間がなければ、人々は壊滅的な食糧不足とさまざまな危機に対する保護の不足に直面するでしょう。私たちは、脆弱(ぜいじゃく)なアフガニスタンの人々がこれからどのような状況におかれるのかとても危惧しています」

ザキアさん(52歳)は、差し迫る冬への恐怖について話してくれました。
「冬は、子どもたちの命を奪うでしょう。冬にどのように立ち向かうのか、考えはありません。今年の冬は、食べ物もなく、価格も高騰する中で、これまでで一番寒くなるでしょう。私たちのような貧しい人々は、このような状況下で生きぬくことなど絶対にできません」

気候変動は、食糧危機を引き起こすもう1つの要因です。 アフガニスタンは、気候変動に対して世界で最も脆弱(ぜいじゃく)な国の1つであり、その影響に対処するための基盤が最も整っていない国の1つでもあります。

食料安全保障の状況は、2021年11月から2022年3月の間に、さらに悪化すると予想され、人口の55%にあたる約2,300万人が、その期間中に深刻な飢饉(ききん)に直面すると予想されています。

「アフガニスタンの人々の困難から立ち直る素晴らしい力は、この壊滅的な人道的危機によって、むしばまれています。 私たちは、命を守るために今、緊急で必要とされている支援を提供するよう国際社会に訴えます」
とモーゼス事務局は強調しています。

人道支援を再開―農閑期や、食糧危機を踏まえ、種子、農具、肥料などを配布(2021年10月4日更新)

9月下旬、CAREは、緊急支援活動を再開し、少数の脆弱(ぜいじゃく)な避難民の家族に対し、最も必要なものに充てられるよう財政支援を行いました。

同様に、CAREは、複数の州において、小規模農家に対し、食糧安全保障や生活支援といった重要な活動を部分的に再開しました。具体的には、女性が家庭菜園や生計を向上し、エンパワメントできるよう、肥料、農具、種子、研修の機会などを提供しました。

 「私たちは、アフガニスタンの人々への支援活動を再開できることをうれしく思います。最近の状況は、人道支援のニーズを高めるばかりです。冬と農閑期を控え、十分で良質な食糧へのアクセスが喫緊の課題となっています。何百万ものアフガニスタンの人々が、子どもたちに食事を与えたり、生計を立てたりすることに日々苦労しています。

私たちの活動は、このような大きなニーズを満たす上で重要な役割を果たしています。現時点では、活動は限られていますが、アフガニスタンの人々への支援を継続する上で重要なステップであり、今後数週間から数カ月の間に、活動の規模を拡大できるよう全力で取り組んでいきます」とCAREアフガニスタンのモーゼス事務局長はいいます。

また、CAREは、緊急に必要な新型コロナウイルス対応や、保健や栄養にかかる活動の一部を再開し、女性とその家族が栄養バランスのとれた食事がとれるよう支援していきます。

アフガニスタンでは、現在、およそ1,400万人が飢えに苦しんでいます。この数字は、最近の情勢不安、農業の生産と収穫に影響を与えている気候危機、そして長引く経済の低迷により、増加し続けています。

【ご参考】
・WFPによると、今年はアフガニスタンの作物の約40%が干ばつで失われ、新型コロナウイルスの感染拡大の社会経済的影響により、多くの家族が必要不可欠な食糧を手に入れることができなくなっています。

・2021年の残りの期間の支援を求める最新の国連の訴えによると、現在、目標の20%未満の資金しか確保されていません。

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。

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