【国際NGO CARE】
水へのアクセス不足を解消して、
東ティモールの人々の農業の活性化を!

寄付受付開始日:2020/11/02

  • 領収書なし
[【国際NGO CARE】 水へのアクセス不足を解消して、 東ティモールの人々の農業の活性化を!]の画像
東ティモールエルメラ県アッサベ郡では、ほとんどの人々が農業を営み、家畜の世話をしながら暮らしています。

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2020/11/02

気候変動による天候不順、乾期の水不足で、貧困に苦しむ東ティモールの農村地域。私たちは、農業用水設備を整え、人々の水へのアクセス改善と農業の活性化を目指します。

アジアで一番新しい国である東ティモールは、国民の約4割が1日1.25ドル以下で暮らすアジア最貧国の一つ。貧困層の85%は農村部に暮らしています。

対象地域の村長さんは「コミュニティーの中で水の問題が一番大きな課題です」と言います。

首都ディリから南45キロに位置するエルメラ県アッサベ郡は、住民の大多数が零細農業に従事し貧困に苦しむ農村地域です。農業生産性は低く、その暮らしは脆弱(ぜいじゃく)です。気候変動に伴う天候不順などとともに、乾期の水不足が、この地域の農業活動を妨げる大きな要因となっています。雨期の天水に頼った穀物の生産だけではなく、なりわい手段を多様化し生計を向上をしていくためには、農業用水設備の整備を進め、乾期の水不足を解決することが重要です。

このような脆弱(ぜいじゃく)な生活基盤に加え、事業対象地の男性と女性の農業従事者の生産性には31%の差があることが報告されています。多大な労力を必要とする水汲(く)みと農作物への水やりは女性が主に担っているため、乾期の水不足は、女性たちの農業生産性が上がらない要因にもなっています。

水を畑へ引くことで、女性の役割とされる水くみや水やり作業が不要になり、農作業負担も軽減ができます。

そこで、同地域の4村落内11集落村の12の農民グループ(女性グループ4つ、男女混合グループ8つ、計約200人)に対し、貯水タンクや点滴灌漑(かんがい)(*)設備などを設置し、山間部の水源から村、そして畑へと水を引くことで、安定的な農作物の収穫を目指します。さらに、主に女性や子どもたちの役割とされる水汲(く)みや水撒(ま)き作業を不要にすることで、女性の農作業負担を軽減します。

貯水タンクの設置により、農業用水の確保だけでなく、対象地域の人々の生活用水にも利用できるようになります。

主な活動:
1.水源を保全し、貯水タンクおよび水路を造ります。
2.点滴灌漑(かんがい)を設置することによって、農地で水を効果的に利用します。
3.点滴灌漑(かんがい)設備を維持管理するための水管理委員会を農民グループ内に設置し、能力強化を図ります。
4.水管理委員会およびコミュニティの人々を対象にジェンダー平等研修などを行います。

*「点滴灌漑(かんがい)」とは……農地に張り巡らされたチューブ内に水を流し、等間隔に開けられたチューブの穴から水が染み出して、作物の根周辺に直接水やりをする方法のこと。より適切に根に水が与えられるため、スプリンクラーなどに比べて、点滴灌漑(かんがい)は蒸発と深部への排水を減らすことで水の節約となる。世界の水消費の70%が食糧生産に使われている中、点滴灌漑(かんがい)の最大の強みは、節水と省エネ性。また、高低差を利用するため、低コストで省労力なシステムで、水汲(く)みや水やりなどの労働から女性農民を解放することが可能となる。

【受益者からのメッセージ】

計画的な農業で未来への投資を夢見るパウリーナさん

二人の息子の母親、農民グループのリーダー、村の女性グループのリーダーと3役をこなすパウリ―ナさん。先行事業の「農村地域の生計向上事業」を通じて、財務研修を受けました。
「農業での売り上げの半分を将来の農業に投資し、残りの半分を私生活への投資に回すと教わりました。最近、息子が学校で使う筆記用具やコーヒーを買うことができた他、やっと自分用の携帯電話を買うことができてうれしかったです。さらなる農業の拡大には、水不足がネックになっています。より効率的に多くの水を運ぶことができるようになれば、作物の栽培量を増やすことができます」とこの事業に期待を寄せています。

寄付金の使いみち

東ティモールにおいて実施している「農業用水改善事業」の活動費として使用させていただきます。

【あなたのご寄付でできること】
40,000円のご寄付で、1つのコミュニティーで、水源から貯水タンクまで水を引くためのパイプを購入できます。パイプを引くことにより、コミュニティーに暮らす約200人が、農業のための水や、洗濯、水浴びなどの生活用水へアクセスできます。

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
570,021
目標金額
3,500,000
達成率16%
寄付人数
1,451
現在の継続寄付人数:4
毎月の継続的な応援が大きな支えになります。

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • T-point
    Tポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。

この団体に関連するプロジェクトはこちら

領収書発行について

このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。

Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします

記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)

※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

メルマガの配信登録/解除はこちら

注目のプロジェクト