寄付受付開始日:2020/04/10
更新日:2022/07/07
世界中での感染拡大が懸念される新型コロナウイルス(COVID-19)は、今、途上国や紛争地域でも、確実に広がりを見せています。
世界保健機関(WHO)によると、2021年5月6日現在、世界で1億5千万人以上の感染が報告されています。死者数も、323万人に及びます。
CAREは、2020年3月19日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大とそれに伴う社会的・経済的危機に対応するために、「緊急事態宣言」を表明。
CAREとしてグローバルな連携と連帯のもと、新型コロナウイルス感染症への対応を優先し、一致団結して取り組むこと、またそのための必要な資金を獲得するために支援者への呼びかけを行うことを決定し、最も支援が必要な人々への支援を継続しています。
今後、世界的な大流行(パンデミック)が急激に進行し、女性や女子、そして難民など、最も弱い立場におかれた人々への必要な支援がより困難になる前に、CAREは、これまでのエボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)、コレラなどの感染症への対応経験を活かし、すでに世界各地で展開している水と衛生や保健に関する活動の強化・拡大等を通じて、以下のような支援を速やかに実施していく予定です。
・手洗いの励行など、ウイルス感染予防対策や衛生啓発
・安全な水、衛生用品、食糧等の提供(現金給付やクーポン配布を含む)
・学校や医療施設等への石けん、消毒剤、薬、医療用マスク、防護服、毛布等の提供
・最前線の医療従事者や介護者への支援
・新型コロナウイルスやその予防等に関する適切な情報の発信
【あなたのご寄付で、このような支援が可能です】
3,000円
例えば、2世帯の家族に石けんやタオルなどが入った「衛生用品キット」を配布できます。
10,000円
例えば、10人に手洗いなどの衛生習慣のトレーニングを提供できます。
35,000円
例えば、学校または医療施設に1つの手洗い施設を建設できます。
募金受付期間延長のお知らせ
世界的に未だ新型コロナウイルスのパンデミックは収束しておらず、ワクチン普及が十分に進むまでは引き続き衛生、医療支援を継続すべきであること。
またコロナ禍により、途上国、紛争地域を中心に、食糧不足や生計困難、女性への暴力の問題など、これまで以上に困難に陥っている人々が顕在化しており、中長期的な支援が必要であることから、本支援活動を延長することとといたしました。(2021年12月1日更新)
みなさまからいただいた貴重なご寄付は、「新型コロナウイルス感染症緊急支援事業」に大切に活用させていただきます。
すでに、一部の国や地域では、上記のような支援を開始しています。また、同時に、世界各国のCARE事務所を通じて、各事業地における感染者情報や支援ニーズ等についての情報収集を急ぐとともに、今後、国や地域ごとに異なる具体的な支援内容について速やかに検討していきます。
詳細の支援状況につきましては、随時、当ホームページおよび公式SNSにて、発信して参ります。
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#新型コロナウイルス緊急支援
#新型コロナウイルス支援_海外
更新日:2022/07/07
2年近くにわたって実施した緊急募金により、当財団全体で10,507,122円のご寄付をいただきました。
ご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
お寄せいただいたご寄付は、最もリスクの高い17の国を重点においた感染予防活動に役立てさせていただきました。
今後は、同様の感染症の再出現とまん延を予防するため、コミュニティー、世帯、個人の回復力や抵抗力の強化を目指す活動に活用させていただく予定です。
改めて、この場をお借りしまして、皆さまのあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
CAREは、新型コロナウイルスの世界的大流行をうけ、グローバルな連携と連帯のもと、このウイルスへの対応を優先して一致団結して取り組んでいます。
これまでの活動実績は以下のとおりです。
・世界的なワクチンの供給と接種を支援
日本では、医療従事者や高齢者に続き、職域などに拡大されたワクチン接種。CAREは、現在、世界で最もリスクの高い女性や最前線の医療従者にワクチンを届けるべく、資金、要員、そして専門性を総動員しています。
特に、ポリオ撲滅への取り組みにさかのぼる20年以上のワクチン事業の経験を活かして、公的な医療機関が脆弱(ぜいじゃく)な国や地域において、複雑なワクチン輸送の運営や技術指導を行っています。また、見過ごされやすい現場の助産師や保健ボランティアなどの医療従事者(その多くは女性たち)の声をすくい上げています。
そして、これまで築き上げた地元のネットワークを活用して、ワクチンについての誤解や偏見などを是正するための啓発活動なども行っています。
・緊急募金の経過報告
当財団は、2020年4月、日本国内において「新型コロナウイルス感染症緊急支援募金」を開始。2021年5月31日現在、12,145,944 円の ご寄付をいただきました。
足元の日本も大変な状況にある中、遠い国の人々を想い、手を差し伸べていただいたことに対して、心から感謝を申し上げ ます。
皆さまからのご支援は、これまでの活動や、現在、インドが直面している感染の急拡大への対応、そしてコロナ後を見据えた経済復興に向けた活動に大切に活用させていただきます。
引き続き、2021年12月末まで緊急募金を継続して参りますので、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
CAREインドは、最も支援が求められている分野に対し、以下の3つの対策を講じています。
・コロナ専門病院や保健センターの開設
病床、酸素、医療従事者、医薬品、防護具などが整った施設を設け、政府の対策を補っています。
・インド全土の既存の保健センターの患者対応、治療、装備の強化を図り、重症患者を高度医療につなげる橋渡しをしています。
・最貧困で最大人口の州の一つとされるビハール州に職員を派遣し、地元政府と協力し、州都のパトナにおいて、2つの高度コロナ・ケア・センターを開設し、2つの施設をあわせて200つの病床を確保しています。
・同州においては、さらに5つの同様のセンターの設置が求められています。加えて、ウッタルプラデーシュ州、マハラシュトラ州、デリーなどにおいても、高度な施設の開設が求められています。
ビハール州のスタジアムを改装した保健センターでは、100つの病床を確保しました。
・ワクチン接種の促進
政府の指針にそったコロナ・ワクチン接種の促進を支援し、ワクチンの啓発に協力しています。
・インドには世界的なワクチン製造会社があるにもかかわらず、ワクチン接種を受けた人は国民の1.5%にとどまっています。CAREインドは、ワクチンの有効性について、政府と協力して、適切な情報発信を行い、設置した施設などを通じて、ワクチン接種の促進を図っています。
・コロナの感染予防の啓発
感染予防にかかる行動変容を促し、季節労働者などに緊急物資の配布を行っています。
・全国民のワクチン接種が終了するまで、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの必要があることを伝え、行動変容を促しています。
・職を失った季節労働者が帰省し、地元での感染拡大を生じさせないよう、都市部に留まれるよう緊急支援物資の配布や医療品の配布を行っています。
新型コロナウイルス感染拡大の第二波がインド全土に広がり、大きな被害をもたらしています。
世界の陽性件数のうち7件に1件がインドで発生しています。
ワクチンのカバー率は人口の1.5%で、医療体制が比較的整っている都市部でさえ、多くの患者が必要なベッドを得られない状況です。
CAREはインドで70年以上活動しており、政府とも協働し、災害などの緊急時においても人々の健康を守る支援を実施してきました。
新型コロナウイルス感染緊急支援では、仮設病院やケアセンターの拡充、ワクチン接種体制の強化、手洗いなどの衛生啓発を中心に支援活動を行っています。
これまで類を見ない世界規模の新型コロナウイルス感染拡大に対し、CAREは、最もリスクの高い17の国を支援するために、内部留保の緊急基金から100万ドルを拠出することを決定しました。
この緊急措置により、食糧の配布などの緊急支援活動を迅速かつ柔軟に行えるようになります。対象となる国と地域は以下のとおりです(順不同)。
アジア:フィリピン、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール
アフリカ:南スーダン、チャド、ブルキナファソ、ニジェール、シエラレオネ、ナイジェリア、ソマリア、ジンバブエ、エチオピア、ウガンダ
南米:ハイチ
中東:パレスチナ自治区、シリア北東部、レバノン
具体的な支援内容は、衛生指導と情報提供、石けんや手洗い場の設置、手洗い指導の徹底などです。
例えば、CAREハイチでは、新型コロナウイルスに関する誤った情報を是正するために取り組んでいます。ロックダウンなどで集会の制限がある地域では、モバイル媒体や拡声マイクなどを活用し、工夫して重要な情報を伝えています。
「支援を届けるための新たな方法を模索しています。想像力を働かせ、最も支援を必要としている人々に必要な支援を届けるために、テクノロジーなど最新の技術を活用しています。この危機より、新しい世界に迅速に対応する局面を迎えています」とCAREの事業部長のスプレッチマンはいいます。
石けんや衛生用品の配布は、フィリピン、ハイチ、チャド、ウガンダで始まっています。
ミャンマーでは、性に基づく暴力から避難してきた人たちのシェルターでも配布しています。ウガンダにある、南スーダンやコンゴの人々の2カ所の難民キャンプにおいては、医療従事者や警察官など最前線で対応にあたっている人々に防護用品を配布しています。
シリア北西部では、水のタンクの除菌、200カ所の手洗い場の修理・補修、50の水貯水タンクの設置を行うなど、水のインフラ対策に取り組んでいます。
私たちは、各国のCAREとともに、これまでに69カ国、1,800万人以上に直接支援を届けています 。(2020年8月24日時点)
ミャンマー難民キャンプ ソビカさんのお話
2020年8月、CAREは、バングラデシュ、コックスバザールの難民キャンプ15で緊急衛生キットを思春期の少女たちに配布しました。最も脆弱(ぜいじゃく)な世帯の思春期の少女たちを選定し、生理用品、タオル、ブラシ、歯磨き、石けん、洗剤、などの衛生用品キットが合計290人の少女に提供されました。
ソビカさんはサポートを受けた思春期の少女の一人です。
「衛生キットを受け取ってとても嬉しいです。今では、ウイルスから身を守る方法を知っています。私の家では石けんと洗剤が手元にあるので、私と家族は適切に手を洗うことができます。CAREからの緊急支援にとても満足しています。」
イエメンの国内避難民マラックちゃんのお話
マラックちゃんは、紛争下にあるイエメンの首都タイズで、コレラと新型コロナウイルス感染症防止と衛生啓発活動の支援を受けている一人です。
コミュニティー・ヘルス・ボランティアが、マラックちゃんに手洗いの方法を教え、健康を維持するための適切な衛生習慣の実践方法を教えています。また彼らは、マスクのつけ方も子どもたちに教えます。
コミュニティー・ヘルス・ボランティア は、新型コロナウイルスについてのポスターを掲載しています。
「今まで、私は手を正しく洗えていませんでした。CAREから教えてもらったあと、私は手をきちんと洗うことができ、私の友達にも手の洗い方を教えています。」とマラックちゃんは話してくれました。
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公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100カ国で人道支援活動を行う国際NGOケア・インターナショナルの一員です。
災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して、貧困のない社会を目指しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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