• 難民の8割は女性や子どもたちです。

  • 概要
  • 活動情報 2018年5月14日 更新

ミャンマーのラカイン州北部で起きた武装勢力と治安部隊との戦闘行為により、バングラデシュに逃れる難民の人々が急増しています。

バングラデシュに逃れる難民の数は、8月25日から約68万7,000人(4月12日現在 ※1)にのぼり、その多くが移動にお金を費やし、着の身着のまま、何も持たずに到着しています。
その約80%が女性や子どもたちです(※2)。バングラデシュ政府の調査によると、混乱の中、両親や家族とはぐれて一人で逃れてくる子どもたちの数は2万人を超えています。

(※1)ISCG(国連の部門間調整グループ)調べ
(※2)ISCG調べ、性別・年齢別推計より算出

難民の多くが、着のみ着のまま、何も持たずに到着しています。
入国者の半数以上が、竹などの木材と防水シートで脆弱な避難場所を作り暮らしています。

バングラデシュのバルカリ難民キャンプでは、入国者の半数以上が、竹などの木材と防水シートで脆弱な避難場所を作り暮らしています。そして、多くの人々が1日1食の生活を強いられ、子どもたちには重度の栄養失調が報告されています。
また、CAREの現地調査によると、あるキャンプでは6,000人以上もの人々が、たった3つのトイレを共有し、1週間以上体を洗うことができない状態にあります。今後、こうした劣悪な衛生環境下で、コレラの流行や水に起因する感染症の蔓延が懸念されています。
さらに、この混乱の中、多くの女性たちが暴力の危機にさらされています。
CAREバングラデシュの事務所長、Zia Choudhuryは、「20年にわたり人道支援をしてきた中で、最悪の事態だ」と、伝えています。
このような最悪の状況において、住居や食糧、水、トイレ等の衛生設備、保健サービスなどの一刻も早い人道援助が求められています。

初動の5日間、CAREは18,000人以上の人々に調理した食事を配布しました。
子どもたちの急性栄養失調の症例を診断し、治療のための技術支援をしています。

CAREは、これまでに、食糧や生活必需品の配布、保健衛生、栄養改善の支援を通じて、19万人以上に支援を届けています。さらに、急性栄養失調治療のための技術提供を行い、約20万人の子どもたちを間接的に支援しています。CAREは今後も、緊急支援、そして長期復興支援も視野に入れ、活動を行います。

石けん、シャンプー、歯ブラシなどの衛生キットを配布しています。

CAREは最初の12カ月間の支援活動に必要な資金として、総額1,000万ドルの寄付を世界中で呼びかけています。
日本においても、緊急募金を開始いたします。
皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

<あなたのご寄付でこのような支援が可能です>

7,000円で、15日分の食糧パッケージを1家族に提供できます。
10,000円で、緊急避難住居を1家族に提供できます。
16,000円で、10世帯が使用できる衛生的なトイレを設置できます。

CAREは、6月から始まるモンスーン対策に取り組んでいます

バングラデシュの南東にあるコックスバザールには、世界最大の難民キャンプがあります。
4月から続いている荒天は、熱帯低気圧とともに、大雨、沿岸洪水、高潮をもたらしましたが、 それももうすぐ終わりを告げようとしています。しかし、6月から始まるモンスーンを踏まえ、 状況はさらに悪化すると予想され、今後の活動継続が懸念されています。


キャンプ内の道。降雨でぬかるみ、歩くのも大変です

脆弱な避難所は、崩壊の恐れがあり、難民たちはまた別の場所に移るか、さらに悪い状況に直面する可能性があります。
「ここで最も嫌なことは、子どもたちが不衛生になり、病気になることです」と7人の子どものシングルマザーのアロマさん(45歳)はいいます。
「子どもたちの将来が心配です。食糧と安全な飲み水がさらに必要です」とコックスバザールにいる883,868人の難民の一人であるアロマさんは訴えます。


キャンプ内の診療所に赤ちゃんと訪れたアロマさん

「コックスバザールの避難所にたどり着くために、とても急な坂を登らねばならず、時には手や指を使っています」と CAREバングラデシュ事務所のジア・チョードリー事務局長はいいます。
「モンスーンが始まってしまうと、難民たちが自分たちで作った一時しのぎの避難所は破壊され、今よりもさらに困窮した 状況におかれてしまいます。」

CAREは、来るモンスーン対策を始めており、これまで、22,000人の難民に物資を配布しました。
具体的には、追加の防水シート、竹、土嚢、ロープ、避難所を補強するための道具です。加えて、排水溝を整備し、段を作り、 道路を清掃し、街灯やごみ箱を設置するとともに、井戸や仮設トイレも設置しました。

CAREは、現在、CAREが運営するポティボニア難民キャンプから、洪水と地滑りの危険のある810世帯の転住を行っています。
また、地滑りから他の避難所を守るための壁の建築も行っています。

寄付金の使いみち

「ミャンマー難民緊急支援事業」の活動費として使用させていただきます。
具体的には以下のような支援活動を予定しています
【食糧】
困難な状態にある世帯を中心とした食糧配布
栄養失調の子どもたちへの栄養補給
【住居】
緊急用シェルターを改築するための補助キット配布
排水設備を改善するための修理用キットの配布
【暴力からの保護】
難民キャンプ内の診療所に女性の保護スペースを設置
性的暴力の治療とともに、カウンセリングを提供
【保健衛生】
トイレ、下水道、手洗い施設の設置
衛生施設管理のための委員会の設置

※「かざして募金(ソフトバンク)」で寄付をいただいた場合、上記の記載にかかわらず、当団体の活動全般への寄付となります。