寄付受付開始日:2020/08/03
更新日:2021/03/26
アムネスティ・インターナショナルは、人権のために平和的に声を上げる人たちを、嫌がらせや脅迫、暴力といった攻撃から守るための活動を全世界で展開しています。
人権を求めて立ち上がる。それは時に勇気を必要とする行いです。中には、信条や言論、肌の色、ジェンダーなどといった不当な理由で投獄されてしまう人もいて、現在約150人が囚われの身となっています。
そんな彼らに今、新型コロナウイルス感染症という新たな危険が迫っています。
イランの女優、ヤサマン・アリヤニさんもその一人です。
ヤサマンさんは、2019年3月8日の国際女性デーに、地下鉄の女性専用車両にヒジャブを脱いで乗り込みました。
そして、
「いつの日か、すべての女性が好きなものを着ることができるように」
「ヒジャブを被っているあなたと、被らない私が街を一緒に歩けるように」
と未来への希望を口にしながら、母親とともに、乗客に花を配りました。
イランでは、女性が公共の場で頭髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着用することが法律で義務化されています。ヤサマンさんは女性の表現の自由を求め、この法律に抗議するためにこの行動を取ったのです。彼女の勇気ある行動を記録した動画は、ソーシャルメディアで瞬く間に拡散されました。
2019年4月、自由を求める女性に対する取り締まりを強化するイラン当局によって、ヤサマンさんと母親は逮捕されてしまいます。裁判でヤサマンさん親子は、3つの罪で合計16年の実刑判決を受けました。(※その後、控訴審で2人の刑は9年7カ月に減刑されましたが、実刑そのものが明らかに不当です)
世界の刑務所の多くは、過密で、衛生状態も決して良くありません。ヤサマンさんなど、人権のために闘って不当に囚われている人たちは、身体的距離をとったり、手を洗ったりといった予防策を講じることが困難な環境での暮らしを余儀なくされています。
パンデミック下での不当な拘束は、残酷で無謀な行いです。こうした人たちの釈放を一刻も早く実現するため、あなたの力を貸してください!
募金受付期間延長のお知らせ
不当に囚われた人たちの大半において状況は好転しておらず、アムネスティ日本としては、引き続き情報発信、提言活動に注力していくことになったため、募金受付期間を延長いたします。
(2020年12月18日更新)
アムネスティは人権侵害の被害者に寄り添うため、不偏不党の立場をとっています。そのため、政府からの助成は一切受けていません。
みなさまからのご支援は、主に、日本でのキャンペーンの展開および人権意識の啓発に使われています。
また、アムネスティの国際事務局の財政は、大部分が支部・準支部からの分担金で成り立っており、日本支部も毎年、一定の分担金を拠出しています。
各国支部から集められた資金は、調査・報告書などの出版費用やキャンペーンの展開など、世界中で人権問題に取り組んでいく上の基盤活動に充てられています。
活動・会計報告
#新型コロナウイルス緊急支援
#新型コロナウイルス支援_海外
更新日:2021/03/26
ヤサマンさん親子の逮捕から、まもなく1年がたとうとしています。
この間、ヤサマンさんが新型コロナウイルスに感染して隔離されたこと、母親のモニラさんは持病の手術や適切な治療が受けられずにいることが判明しました。過酷な環境に耐え続けている二人の心身の健康状態が思いやられてなりません。
2021年3月24日、アムネスティ日本は、イランのエブラヒム・ライズィ司法長官に対して、ヤサマンさん親子の即時無条件釈放を求める署名を提出しました。
もちろん、提出がゴールではありません。これからも、ヤサマンさん親子をはじめ、世界中で不当に拘束されている人たちの自由と尊厳を取り戻すべく、力を尽くしてまいります。
一方、本募金プロジェクトについては、今回の署名提出を一つの区切りとして、2021年3月31日18時をもって終了させていただくことになりました。これまでのあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。
終了時刻ぎりぎりまで、ご寄付は受け付けております。もう一押しこの活動を応援してくださる方、そして、初めてこのページをご覧になった方も、どうぞよろしくお願いいたします!
3月8日は国際女性デーです。権利向上を求めて女性たちが歩んできた道のりをたたえるとともに、いまだ多くの困難や不利益に直面していることを思い起こす日です。
このプロジェクトで紹介しているイランのヤサマン・アリヤニさん親子は、2019年のこの日、法律で義務付けられているヒジャブ(ヘッドスカーフ)を脱ぎ、地下鉄の女性専用車両で花を配りました。女性の表現の自由を訴えた勇気ある行動でしたが、その翌月二人は逮捕されてしまい、現在も収監されています。
最近になって、ヤサマンさんが2020年11月に新型コロナウイルスに感染して3週間隔離されたこと、母親のモニラさんは、医師から甲状腺と椎間板ヘルニアの手術が必要と診断されているのに、治療を受けられずにいることが分かりました。
二人の即時無条件釈放を求めるオンライン署名を、3月15日まで行っています。ご協力をお願いします。
合わせて、本募金プロジェクトへのご支援もどうぞよろしくお願いいたします!
国際女性デーを機会に、一緒に行動を起こしてください!
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アムネスティ・インターナショナルは、すべての人の人権が守られる世界の実現をめざす国際運動体です。世界で1,000万人の人々が参加し、世界中の人権侵害をなくすため、国境を越えて声を上げ続けています。
1961年の設立より特定の政府や政治信条、宗教に影響されない中立の立場で活動をつづけ、1977年にノーベル平和賞、1978年に国連人権賞を受賞しました。
私たちアムネスティ日本は、その日本支部として、1970年に設立されました。世界中のさまざまな場所で起こっている人権侵害の存在を、国内に広く伝えるとともに、日本における人権の状況を、国内、そして世界に伝えています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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