傷付いた野鳥の野生復帰に力を貸して下さい

寄付受付開始日:2007/08/15

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海に帰っていくコアホウドリ。民家のベランダで保護され、その後無事に野生復帰に至りました。

NPO行徳自然ほごくらぶ

プロジェクト概要

更新日:2025/02/20

人間の影響で傷つく野鳥たち

「野鳥病院」は千葉県内で保護された野鳥を受け入れ、野生復帰を目指して治療や回復訓練を行う千葉県唯一の施設です。基本的に人間の影響によってけがをした野鳥を受け入れの対象としています。

動物病院のような高度な設備はありませんが、培った経験と技術をいかし、獣医師の指導のもと保護された個体に可能な限りの治療とリハビリを行っています。救護の末、野生復帰できる個体は保護されたうちの4割程度です。

私たちの身近で起こっている、人間による野鳥への影響。

また野鳥病院ではけがが重く、野生復帰ができない個体の終生飼育もしています。施設の運営には治療のための薬や、長期飼育にはそれぞれの種に合った餌などが継続的に必要になります。

けがが重く野生復帰困難な鳥たち。左:アオバト(右翼不完全治癒、左目失明)、中:アオバト(右目失明、左目視力低下)、右上:ヒヨドリ(右翼切断)、右下:ヒヨドリ(左翼切断)

野鳥病院の財源は主に公的な資金によりますが、猛禽(もうきん)類や大型の水鳥類などが餌代負担を増やし、加えて最近の物価上昇などから、それだけでは財政的に厳しい状態です。

衝突により左翼を骨折、不完全治癒となったトビ。

「人間の影響」で苦しむ野鳥たちの野生復帰のために、復帰困難な鳥たちの生活環境改善のために、皆さまのご支援をお願いいたします。

人工物への衝突により翼を失ったセグロカモメ。

寄付金の使いみち

皆さまからのご支援は、以下のように活用いたします。
■保護した野鳥たちの餌代
肉(タカやフクロウなど猛禽類)
アジ・ワカサギなどの魚(サギ・カモメ類など)
野菜、果物、穀類、ミルワーム、配合飼料など(小鳥類)

■医薬品・消耗品代
治療に使う薬品や、絆創膏・ペットシーツなどの消耗品類

■施設維持費
老朽化の進む禽舎施設の修繕費や、収容鳥の飼育環境
改善のための資材(マットや保温器具等)

活動情報

更新日:2025/02/20

2024年の活動報告

2024年(1月1日から12月31日)までの間に、145羽の鳥たちが野鳥病院に運び込まれました。このうち65羽が無事に回復し、放鳥(野生復帰)に至りました。13羽が今も野鳥病院で生活しており、重いけがのため終生飼育またはリハビリ中となります。

保護理由が確かなもので、ネズミ捕りの粘着剤にかかってしまったものが14件(シジュウカラ、ツバメ、ウグイス、メジロ、スズメ)、屋外ネコによる被害が2件(サンカノゴイ、ムクドリ)、釣り糸に絡まっていたのが2件(イソシギ、ハシボソミズナギドリ)、衝突が8件(他にも衝突が疑われるもの多数)ありました。その他、ブルーベリーにかけていた防鳥用のネットに絡まる(ヒヨドリ)などもありました。

ネズミ捕り粘着シートで入院したスズメ。全身に粘着剤が絡むかなりひどい状況でした。
負担をかけすぎないよう少しずつ粘着剤を落とし、約1週間の療養を経て無事に回復、放鳥に至りました。
左翼切断となり終生飼育になったハヤブサ。毎日お肉をたくさん食べています。
屋外ネコに襲われた絶滅危惧種サンカノゴイ。懸命な治療を試みましたが、残念ながら助けることはできませんでした。左:バードウオッチング中の方が偶然撮影した襲われた瞬間、右:入院中の様子

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プロジェクトオーナー

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NPO行徳自然ほごくらぶ

千葉県より行徳鳥獣保護区・野鳥病院の管理運営業務を受託している認定NPO法人です。埋立地に造成された自然保護区での都市排水を利用した湿地環境整備及び維持管理、野鳥をはじめとする生物調査、自然観察会の開催、野鳥病院での傷病野鳥救護活動を行っています。

2021年1月より「行徳野鳥観察舎友の会」から会の名称を改め、地域の自然環境保全や普及啓発活動により一層力を入れていく次第です。

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