寄付受付開始日:2007/06/21
更新日:2022/06/10
私たち「山の自然学クラブ」は国と協定を結び、富士山南麓で豊かな森を再生する活動を行っています。
そこはかつて人工のヒノキ林だった場所。台風で壊滅的な被害にあった後、本来の姿へ生まれ変わらせるために、近くの森で種(タネ)を採り、苗を育てて植栽、さらには、風に乗って飛んでくる種や鳥が運んできてくれる種を大切にしながら自然の再生を助けています。持続可能性が注目を集める中、参加者全員で「自然に学びながら、森を再生する」ことを目標にしています。
種(タネ)が発芽するためには、いろいろな作業が必要です。枝から実を外したり、果肉のついた実は果肉を取り除いたりする作業が必要です。
鳥などのおなかを通ると発芽するタネ、冬の寒さを経験しないと発芽しないタネなど、それぞれに合わせた調整が必要です。
種子の精選、保存、発芽、そして苗の育成などは東京農業大学の学生さんたちに協力してもらって進めています。
参加者の自宅や大学のほ場をはじめ、いろいろなところで1年間~数年間育てた苗を、植樹に使います。買ったり持ち込んだりした種子や苗は使用しません。
外から生き物を持ち込まないようにする、生態系に一番優しい方法です。
お預かりした募金は、富士山での自然の森再生活動に活用させていただきます。
●苗木を育てるのに必要な資材の購入
苗木は種や遺伝子の多様性に配慮して、富士山の植物だけに限って育てています。ブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、マメザクラ、ホオノキ、カエデ、アオダモなどを始め、できるだけ多くの樹種を育てて植栽したいと考えています。
●植えた木の養生をするための資材の購入
●下刈りなどの作業に必要な道具の購入やボランティアのお世話にかかる費用
●資料や案内の発送費用
富士山南麓「森林復元活動」ホームページ
私たちの森づくり
更新日:2022/06/10
2003年から活動を始めて20年近くが経過しました。
森づくりは百年の計と表現されることもありますが、同じ場所に長期間携わり、変化を見続けることができ、森林・生態系の成り立ちやその再生について、深く理解・体験することができています。
活動レポート
対象地は低木林になり、鳥や昆虫などの生き物も増えました。自生の実生も多く見られます。
富士山は活火山ですので、いつ、どのような変化が起きるかわかりません。また、近年は温暖化による気象条件の変化が指摘されていますが、豪雨が多くなるなどの変化を現地で実感しています。さらに各地で問題となっている、ニホンジカやイノシシの増加による影響も大きくなりました。
これらの環境変化、動物たちの影響をうまく調節しながら遷移を進めていくよう、適応的に活動を検討していきたいと考えています。
山や自然が好きな私たちにとって、富士山のために活動を続けられることは大きな楽しみです。活動を通じて参加者にもいろいろな経験を積んで頂き、自然に対する価値観を共有しながら、森が再生している様子をともに楽しんで、成長していきたいと思います。
ぜひ一度現地にもいらしてください。今後もご参加、ご協力をお願い申し上げます。
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山の自然学クラブは、「山からはじまる自然保護」を実践するために設立されたNPO法人です。
「ともに自然を学んでその価値を知り、自然保護の活動を行い、好ましい地球環境の持続に寄与する」という目的を掲げて活動しています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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