寄付受付開始日:2023/03/10
更新日:2023/06/29
◆海の豊かな生態系と恵みに迫る危機
サンゴ礁には、サンゴや熱帯魚、貝類などさまざまないきものが住み、豊かな生態系が育まれています。
私たち人間も、サンゴ礁を漁業や観光に利用しているほか、天然の防波堤としての機能など、豊かな生活に関わる多くの恵みを得ています。
ところがいま、サンゴ礁は危機的な状況にあります。
例えば日本では、特に1960年代以降、サンゴの生息環境の悪化や、生息地の減少、サンゴの死滅が沖縄や鹿児島の各地で起きています。
その原因は、人間による海や陸の開発や、農地などから海に流れ出る土砂、農業や畜産などの排水に含まれる栄養分が海に流れ出ることなどです。
さらに2000年代に入ると、海水温の上昇による白化現象が各地で発生するようになりました。
2022年夏には石垣島にある国内最大のサンゴ礁・石西礁湖で、過去最大規模となるサンゴ全体の90%以上で白化現象が起こり、そのうち約18%が死滅してしまいました。
2070年には日本近海でサンゴの住める環境が大幅に減少するという予測もされています。
◆サンゴ礁生態系保全活動
サンゴ礁生態系とその恵みを未来に残すには、人間の影響を適切に管理し、気候変動の影響への備えを進める必要があります。
そこでWWFジャパンでは、2023年からサンゴ礁生態系保全活動として3つのプロジェクトを開始します。
具体的には、奄美大島、四国南太平洋沿岸(高知県、愛媛県、徳島県)、マレーシアが主な活動地域となります。
地域住民や関係者と連携し、サンゴの調査や、人間の影響の低減や適切な管理のためのフィールド活動や提言、情報発信、意識啓発などを行います。
また、これまで継続してきた沖縄県石垣島白保地区でのサンゴ礁保全の活動について、NPO法人夏花の活動を継続して支援します。
少額からでも継続的なご寄付をいただけると大きな支えになります。皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
日本のサンゴ礁生態系とその保全
WWFジャパンでは4つの地域とテーマに沿ってサンゴ礁生態系保全活動を実施します。いただいた寄付金は以下の活動に活用させていただきます。
◆4つの地域とテーマ
1. 奄美大島|サンゴ礁が存在する地域で、いまあるサンゴ礁を守り抜く
2. 四国南太平洋沿岸(高知県、愛媛県、徳島県)|サンゴ礁は形成されないがサンゴ群集が見られる地域(高緯度サンゴ群集域)で、環境の変化に対応した保全や持続可能な利活用を検討・実践する
3. マレーシア|開発や漁業の拡大によって、破壊の危機にさらされている東南アジアのサンゴ礁保全を支援する
4. 石垣島白保|地域主体でのサンゴ礁保全活動を支援する
◆寄付金の使い道
1. 奄美大島|サンゴやサンゴへの脅威に関する調査、人間の影響の低減に向けた陸域や海域での活動、地域主体での保全のための普及啓発活動
2. 四国南太平洋沿岸(高知県、愛媛県、徳島県)|サンゴに関する基礎情報の調査や収集、情報発信、教育・普及啓発活動、対応策の検討・実施
3. マレーシア|サンゴ礁の最たる破壊要因である爆破漁業の削減に向けた水中爆破感知装置の設置、爆破漁業の発生状況調査、地域監視体制の構築、漁民の生計向上
4. 石垣島白保|NPO法人夏花によるサンゴ礁保全活動や「しらほサンゴ村」運営への技術や情報等の提供
なお、ご寄付いただいたうちの一部(最大15%)を管理運営費に充てる場合があります。
"#環境保全と動物保護"
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WWF(World Wide Fund For Nature)は、世界の約80カ国にネットワークを持ち、100カ国以上で活動している環境保全団体です。1961年にスイスで設立されました。
人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行っています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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