トルコおよびギリシャの山火事で被害を受けた野生生物のために
（WWFジャパン）

地中海沿岸の森に暮らす野生動物が火災の被害に

地中海に面した国、トルコそしてギリシャで、過去に例を見ない規模の森林火災が発生しています。

トルコでは、全81県のうち50県以上で火災が起き、延べ28万3,204ヘクタールが焼失したと推定されています（2021年8月上旬時点）。

特に、長期にわたって延焼が続いているのが、南部のアンタルヤ県です。
ここには、家畜ヤギの原種とされるパサン（ノヤギ）や、中型の野生ネコ・カラカルをはじめ、多くの野生生物が暮らしており、この地域にしかいない固有種や、絶滅危惧種も少なくありません。

ギリシャでは、推定11万ヘクタールが焼失（2021年8月上旬時点）。
ヤブノウサギやキンイロジャッカルなど、多くの野生生物が被害を受けています。

WWF（世界自然保護基金）は、森林火災によって影響を受けたトルコおよびギリシャの野生動物の救護を支援するため、緊急募金を呼びかけています。

消火活動の支援、そして、鎮火後には、野生動物の救護活動が本格的に動き出します。そして、傷ついた動物たちの治療、リハビリ、野生復帰、そして生息地の自然環の境回復まで、長期的な対応が必要となります。

ぜひ、あなたの力を貸してください。