【ネパール】栄養と衛生の支援プロジェクト～子どもたちの健康と笑顔のために～

子どもたちの健康を守る栄養と衛生環境の改善支援

ネパールの美しい自然と豊かな文化の陰で、多くの子どもたちが栄養不良と劣悪な衛生環境に苦しんでいます。成長期の子どもたちの健康に影響を及ぼすこの課題に対し、グッドネーバーズ・ジャパンは、栄養ある給食の提供や衛生設備の整備を通じて、子どもたちの健全な成長を支援するプロジェクトを開始します。

ネパールは南アジアで最も貧しい国の一つです。子どもたちが十分な生活基盤を持てず、「命を守られ成長できる」権利が奪われています。特に栄養不良は深刻な課題で、年齢に対する低身長（発育阻害）や低体重（消耗症）など、子どもの発育に深刻な影響を与えています。

山岳地帯などの地方では、5歳以下の子どもの約36％が低身長、約28％が低体重と、栄養不良が子どもの健全な成長を脅かしていることが危惧されています。（都市部でも、低身長は約29％、低体重は約22％）

栄養は、体の健康だけでなく教育や勤労など社会活動を支える重要な役割も担います。十分な栄養をとれないことで、成長期の子どもの脳の発達の遅れや、勉学に集中できない等の問題も生じるのです。

また、ネパールの地方では上下水道など生活インフラが未整備な所が多く、健康被害が深刻です。トイレは整備されておらず、野外排せつが一般的です。水道水も水質検査がされていないため安全かどうかわかりません。その結果、特に子どもたちは慢性的に下痢を患い、摂取した栄養が失われます。下痢症はネパールの1～14歳の子どもの主な死因です。

未来を担う子どもたちが健全で尊厳ある生活を送り、成長できるよう、栄養と衛生環境の改善が求められています。グッドネーバーズ・ジャパンは、栄養および衛生環境改善事業を実施。2024年5月からはスドゥルパッチム州ドティ郡の2つの地域の8つの小中学校で開始しています。

グッドネーバーズ・ジャパンは、ネパールの子どもたちの栄養と衛生環境の改善に取り組んでまいります。皆様のご寄付が、ネパールの子どもたちの健康で安全な暮らしを実現させます。栄養および衛生環境改善事業への温かいご支援をお願いいたします。