寄付受付開始日:2023/06/08
![[【エチオピア 命をつなぐ支援】紛争や干ばつに苦しむ人々を支援]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1685951670/33d538a0-0376-11ee-9967-73346b0ec3b1.jpeg?q=75&w=1100)
更新日:2024/10/11
紛争や干ばつが原因で、エチオピア国内で避難生活を送っている人々は460万人にものぼるといわれており、2千万人以上が食糧支援を必要としている状況が続いています。緊急支援を必要とする人の数は国民の内23%にまでおよび、世界で1番多いとされています。
近年深刻な干ばつにより現地の生活は厳しくなっています。40年に一度といわれるこの干ばつは、水・食糧不足、栄養状態の悪化などの多くの苦しみを人々にもたらしています。
さらに、エチオピアでは、2020年より紛争が激化し全土にわたり多くの民間人が殺害され、病院や学校などの公共施設も破壊や略奪により深刻な被害を受けました。

「一日に1食しか食べられない日もあります。その1食ですら、一つのパンを3,4人で分け合うこともあります。この状況が続けば多くの人が亡くなってしまいます。」
避難民リーダーがこのように語っているほど、現地では食料が不足しており、ひとりひとりが十分に栄養をとれているとは言い難い状況です。この状況が続くことでさらに多くの命が危機にさらされてしまいます。
この危機的状況を受け、グッドネーバーズ・ジャパンは【エチオピア 命をつなぐ支援】プロジェクトを開始しました。

本プロジェクト【エチオピア 命をつなぐ支援】では、食糧支援、所得向上、公共サービスの復興や平和構築などの活動を行っています。これらの支援を通し、人々の生活、そして地域全体の復興に寄与することを目指します。
エチオピアの人々の命をつなぐため、本プロジェクトへのご支援をお願いいたします。
Yahoo!ネット募金によるご寄付は、グッドネーバーズが行うエチオピアの支援活動に大切に使わせていただきます。
<予定している使途内容>
・食糧支援・乳幼児と妊産婦を対象とした栄養補助支援
・紛争の影響を受けた学校や医療施設の復興
・難民、国内避難民や帰還民、その他弱い立場にいる人々に対する生計・職業支援
・平和構築
活動報告は随時当団体ウェブサイト上で報告いたします。
グッドネーバーズ・ジャパン エチオピア命をつなぐ支援
更新日:2026/06/03

エチオピアは、難民受け入れ数がアフリカで2番目に多い国であり、南スーダンやソマリアなど周辺国から多くの難民を受け入れています。しかし、難民の多くは安心して暮らせる住居を十分に確保できておらず、雇用機会や経済的自立につながる支援も限られているのが現状です。
とりわけ、エチオピア東部のソマリ州には多数のソマリア難民が暮らしており、住環境の脆弱(ぜいじゃく)さや生計手段の不足といった課題が深刻化しています。さらにソマリ州では干ばつの影響で水や食料が不足し、ホストコミュニティーを含む人々の暮らしは厳しさを増しています。

グッドネーバーズ・ジャパンは、こうした課題に対応するため、2024年3月よりソマリ州において、シェルター建設と家畜提供を通じた生計支援事業を実施しました。本事業では、中長期的に利用可能なシェルターの建設を通じて住環境の改善と雇用創出を図るとともに、家畜提供や畜産研修、組合の設立支援を行い、難民およびホストコミュニティーの経済的自立を後押ししてきました。
安全で尊厳ある「住まい」をつくる
アオバレとシェデルに位置する2つの難民キャンプでは、長年にわたり簡易な緊急用シェルターでの生活が続き、雨漏りや高温、治安面の不安など、難民の厳しい居住環境が課題となっていました。
本事業では、ひとり親家庭や高齢者、障がい者を含む特に脆弱(ぜいじゃく)な60世帯を対象に、緊急期から恒久的な住居への移行期間に使用される「トランジションシェルター」として、国連基準に基づくコンクリートブロック造りの住居を建設しました。

建設作業には60名以上の難民が参加し、また現地で調達した資材を活用することで、雇用創出と地域内の資源循環にもつながりました。
完成したトランジションシェルターに入居した裨益(ひえき)者からは「住居の安全性が高まり、家族が安心して眠れるようになった」「熱がこもらなくなり、日中も室内で過ごせるようになった」といった声が多く寄せられ、住環境が大きく改善したことが確認されています。
家畜がつなぐ、明日への生計
シェルターの建設に加え、生計向上支援として、女性主導世帯や高齢者、障がい者を含む脆弱(ぜいじゃく)な400世帯に、1世帯あたりヤギ5頭を提供しました。
裨益(ひえき)者の選定にあたっては、経済状況や世帯構成等を踏まえて公正性に配慮し、難民世帯200世帯および干ばつや過去の紛争の影響を受けながら難民を受け入れてきたホストコミュニティーの200世帯を対象としました。
家畜の提供の前には、4日間の畜産研修を実施し、飼育管理や繁殖、疾病予防に関する基礎的な知識の習得を支援しました。さらに、家畜を安全に飼育できるよう、全裨益(ひえき)世帯に家畜小屋建設用の資材を配付し、家畜の盗難や野生動物による被害の防止に加え、飼育環境および衛生環境の改善につなげました。
こうした支援を受けた方からは、「研修とヤギの提供のおかげで自信が持てるようになりました。最近は羊を1頭購入し、家畜を生計の仕事にできると感じています」といった声が聞かれました。また、支援を受けた他の方は、「双子のヤギが生まれました。今妊娠中のヤギもいて、これからも数を増やしていきたいと思っています」と、将来への意欲を語ってくれました。

本事業は完了しましたが、グッドネーバーズ・ジャパンは、現在もエチオピア各地において、人々の暮らしに、そして命に寄り添う支援活動を続けています。
グッドネーバーズ・ジャパン(以下GNJP)は、2023年からエチオピア南部のゲデオ県と西グジ県で、生計向上支援と民族間の共生を支える平和構築事業を実施しています。
この地域では2018年に民族間の紛争が発生し、多くの人々が家や土地、生計手段を失い、避難生活を余儀なくされました。

アブシュさんは、ゲデオ県ハルムフォ村に暮らす20歳の若者です。2023年に政府の青年向け貸付制度を利用し、養鶏事業を始めましたが、感染症の流行により730羽の鶏をすべてを失ってしまいました。残ったのは、20万ブル(約21万5,000円)の貸付金の返済義務だけでした。エチオピアの平均年収(約15万円)を超える借金の返済は大きな負担となりましたが、彼は諦めませんでした。
GNJPが能力強化を行った政府の農業担当員からアドバイスを受けながら、次は野菜栽培に挑戦しました。0.125ヘクタールの畑でキャベツを育て、じょうろで水やりをしながら丁寧に手作業で世話を続け、初めての収穫で32,000ブル(約34,400円)の収入を得ることができ、この経験が彼に自信と希望を与えてくれたそうです。

2024年には、経済的に厳しい状況にある300世帯の農家を対象に、農地へ水を運ぶためのウォーターポンプを計100基(3世帯で1基を共同利用)の提供と堆肥の作り方や栽培技術に関して3日間の実践研修を実施しました。
これまで手作業では困難だった農地の利用も、ウォーターポンプの導入で可能となり、0.125ヘクタールだった栽培面積を0.5ヘクタールまで拡大できました。「GNJPの支援がなければ、こんなに農地を広げることはできなかった」とアブシュさんは語ります。
2025年6月の収穫期には、これまでの約4倍にあたる12万ブル(約12万9,000円)の収益を得ることができました。また、アブシュさんの努力が認められ、隣接する政府管轄の空き地を農地として使用することが許可され、彼は今キャベツの増産やコーヒーの苗の準備を進めています。

アブシュさんの挑戦は、ひとりの成果にとどまりません。「恩返しとして、これからは周りの若者にも農業のコツや収穫量を上げる方法を伝えていきたい」そう語る彼の姿からは、地域とともに成長していきたいという強い意志が感じられました。
生計が安定することは、将来への不安や対立心を和らげ、民族間の対話や協力が生まれるきっかけになります。私たちは、そうした小さな積み重ねが、民族間にある不信感の壁を越えていく一歩になると信じています。

グッドネーバーズ・ジャパン(以下GNJP)では、エチオピアの紛争被災者や経済的な困窮家庭への生計向上支援に取り組んでいます。その一環として、学校に新しい教室を増築した活動をご紹介します。

エチオピアでは、10歳時点で読み書きができない子どもが約9割、初等教育を修了できるのは約2/3と、教育環境に恵まれていません。紛争や災害で学校が壊された影響もあり、数が十分ではありません。1教室あたりの生徒数は平均76人と非常に多い状況で、集中して学習できる環境が整っていません。

これを受けGNJPは、2023年~2025年にかけ3校で新教室を建設。ゲデオ県バンコ・タタトゥ小学校と西グジ県ヘラ・クトゥ小学校では、それぞれ4つの教室を増築しました。各校の教室あたり生徒数は大幅に改善できました。また、建設には近隣住人200人以上が雇用され、地域の貴重な雇用機会となりました。

新校舎の引渡式では、県の代表、在エチオピア日本大使館書記官も参加しました。現地政府や地域住民が民族ダンスなど伝統の儀式で祝いました。子どもたちの笑顔が会場を包み、先生たちも新しい教室での授業に胸を膨らませていました。

2023年から始めたこの取り組みで、今では約3,500人の子どもたちが新教室で学んでいます。さらに2026年までにガラナ郡の小学校でも教室を増築予定です。
子どもたちへの支援は、学ぶ機会の平等だけでなく、平等で共生できる社会を築く礎になります。GNJPは、子どもたちが差別や人種主義を経験することなく笑顔で成長できるよう、これからも活動を続けてまいります。

グッドネーバーズ・ジャパンはエチオピア北部ティグライ州の紛争により、自宅や農地、大切な家畜を失った住民たちに対し、ヤギや羊などの家畜や、養鶏・養蜂キット配付支援を行っており、家畜を健康的・効率的に育てるため畜産研修も実施しています。

今回は本事業の支援を受けた紛争被災者の方の話を紹介します。
ティグライ州エムニアンケラク村に住むゲブレさんは、精神的な病に悩まされており、治療でも状態は改善しませんでしたが、一家はヤギを飼育しており、家族に支えられながらヤギを放牧して1日を過ごす日々を送っていました。ゲブレさんにとって、ヤギはただの家畜ではなく、生きる希望でした。
しかしある日、村にも紛争が拡大。命からがら避難した一家に、ヤギを連れていく余裕はなく、紛争後に戻った時、ヤギはいなくなっていました。それからのゲブレさんは「ヤギはきっと生きている」と、2年間ほぼ毎日ヤギを探し続け、ふさぎこみ一日中寝て過ごす日も増えました。家族は日常を取り戻すため、新しくヤギを買いたいと考えていましたが、その余裕はありませんでした。
そんな中、GNJPが一家を支援することとなり、ヤギを提供しました。ゲブレさんは「僕のヤギだ! これからどこへ行くのも一緒だ!」と喜び、ゲブレさんの母も「息子を救ってくれた。またヤギを飼えるようになれば、息子はヤギを探しに行くこともなく世話に打ち込める。心の状態もきっとよくなるはず。家族も安心して眠れます。」と涙ながらに語りました。

2カ月後、スタッフが一家を訪問した際には、笑顔でヤギの世話をするゲブレさんがいました。日常を取り戻した安心感からか、家族や友人と談笑する姿が印象的でした。

グッドネーバーズ・ジャパンは、今後も助けが必要な人に希望を届けるため尽力を続けていきます。紛争により生活の支えを失った人々が、再び自立した生活と希望を取り戻すことができるよう、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

グッドネーバーズ・ジャパンは、エチオピア東部のソマリ州において、女性たち主導のエンパワーメント事業(日本NGO連携無償資金協力事業)を開始しました。
ソマリ州では、長年にわたる深刻な干ばつや武力紛争の影響により、多くの住民が故郷を離れ避難生活を余儀なくされています。避難先でもインフラ整備が追いつかず、住民の生活は困難を極めています。
特に女性や子どもはその影響を深く受けており、保健医療へのアクセスが限られる中、妊娠・出産時のリスクが非常に高い状況にあります。また、経済的困窮から「児童婚」の増加や、伝統的慣習である「女性器切除(FGM)」も依然として行われており、女性や女児の心身に深刻な被害をもたらしています。これらは教育機会の喪失や経済的自立の妨げとなり、貧困の連鎖を引き起こす要因ともなっています。

本事業では、地域内の3つのヘルスセンターの機能を強化します。長年の紛争と資源不足により、建物の老朽化や医療機材の不足といったさまざまな課題を抱えている施設の修繕を、妊産婦ケアや感染症対策を考慮した包括的な改修として実施する予定です。

また、同時に女性たちによる「女性活動グループ」を設立。専門家による研修を受けた地域の女性たちが、同世代の女性や若い母親たちに健康や権利について学んだことを伝える活動を担うことで、地域内での意識変革を促します。

2025年5月には州都ジジガで事業開始を記念した開会式も行われ、行政や保健局、国際機関の関係者とともに、今後の活動の効果と持続性を高めていく方針が確認されました。
女性たちが声を上げ、学び、行動することで地域が少しずつ変化していく取り組みが、エチオピア・ソマリ州で始まっています。女性を発端としてコミュニティー全体が主体的に課題を解決していけるよう、継続的な支援活動に取り組んでまいります。
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認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際グッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。グッドネーバーズは、1996年に国連経済社会理事会(UN ECOSOC)からNGO最高資格である総合協議資格を取得しています。
グッドネーバース・ジャパンは2004年に開設され、現在アジア・アフリカの7カ国で、子どもたちが笑顔で安心して暮らせるための支援活動を行っています。また、2013年より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受け、2017年からは新たに国内の子どもの貧困対策に取り組んでいます。
ビジョン
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会
ミッション
国内外のパートナーとともに、貧困および差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く
公式リンク(外部サイト)
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