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【トルコ・シリア地震】被災者へ緊急支援を
(グッドネーバーズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2023/02/08

  • 領収書なし
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がれきの下で生存者を探す人々(2023年2月6日 トルコ・ディヤルバクル県 写真:ロイター/アフロ)

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2023/07/13

地震によって被災した人々へ食糧や医薬品、日用品を配付します

2023年2月6日午前4時17分(現地時間)ごろ、トルコ南東部カフラマンマラシュ県を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。少なくとも78回の余震が報告されており、同日午後1時には同県を震源とするマグニチュード7.5の2度目の地震がありました。

OCHA(国連人道問題調整事務所)によると、トルコ南部とシリア北西部で約2,000人の死者が出ています(2023年2月6日時点)。トルコ政府はこれに対してレベル4の警報を発動し、国際的な支援を呼びかけている状況です。

これを受けグッドネーバーズは、被災者支援事業を行うための調査を開始しました。まずは2023年2月7日に被災地にスタッフを派遣し、被害状況や支援ニーズを確認した後、被災者への食糧や医薬品、その他生活に必要な日用品の配付を行います。

支援を必要としている女性や子どもを含むすべての被災者たちのため、どうか、緊急支援募金にご協力をお願いします。

寄付金の使いみち

Yahoo!ネット募金によるご寄付は、グッドネーバーズが行うトルコ・シリア地震に関連した被災者支援のための活動に大切に使わせていただきます。

※現地の支援ニーズを確認後、被災者への食糧や医薬品、その他生活に必要な日用品の配付を予定しています。

活動報告は随時当団体ウェブサイト上で報告いたします。

活動情報

更新日:2023/07/13

現地スタッフの想い(2023年7月13日更新)

2023年5月中旬、トルコ・シリア地震被災者支援事業の運営のために新たに着任したスタッフに話を聞きました。彼はシリアのアレッポ出身で、現在はトルコに住みながら、事業のマネージャーとして、両国に対する支援活動を行っています。

打ち合わせの様子(2023年5月15日、ハタイ県アンタキヤ市)

人道支援に携わることになったきっかけを教えてください
私はシリアで戦争が始まった後にトルコにやってきて、2017年から人道支援に携わっています。自分の経験や大学で学んだことを生かして、故郷シリアの人々を助けたいという気持ちでこの仕事を始めました。これまでに、戦争によって倒壊した建物の修繕や、戦争の影響で発生した国内避難民の方々が住むキャンプの設立、彼らへの物資の配付など数多くのプロジェクトを手掛けてきました。

今回GNJPの地震被災者支援事業に携わろうと思ったきっかけは何ですか?
2023年2月に発生した地震によって、シリアとトルコの両国でこれまで大変な状況に置かれていた人々の生活は、より一層厳しいものになりました。そのような困難に直面する被災者の方々の苦しみを少しでも減らすサポートができればと思い、この事業に関わっています。

日本の人々に伝えたいことはありますか?
GNJPが支援事業を実施しているシリア南西部には、既に過去12年の戦争の影響で150万人以上の避難民が仮住まいで暮らしています。この地域が2023年2月の地震で被災したことで、二度目の避難民になった方もおられます。トルコにおいても、地震が起きてから4カ月がたつ今でも、住居の確保、水衛生環境の改善、物資の配付、教育の課題など、膨大なニーズがあります。困難な状況の人々に支援が届くよう願っています。

ハタイ県の現在の様子(2023年5月15日、ハタイ県アンタキヤ市)

グッドネーバーズ・ジャパンは、彼のように故郷のために働く人々と一緒に、被災者の方々が一日でも早く苦境から抜け出せるよう、支援を行ってまいります。

一人ひとりのニーズに寄り添う支援を行っています(2023年6月2日更新)

2023年5月1日からグッドネーバーズ・ジャパンは、現地のNGO Senedと協働で、トルコ南東部およびシリア北西部において支援事業を開始しました。この事業では、被災された方々の緊急のニーズに対応するため、災害ケースマネジメントと給付金による支援を行います(当事業は、ジャパン・プラットフォーム助成事業です)。

災害ケースマネジメントとは:
災害ケースマネジメントは、各世帯への個別訪問などを実施して聞き取りを行い、被災者の方々の個別の課題を把握し、それぞれの状況にあった支援につなげるためのものです。

例えば、個別の聞き取りの結果、心理カウンセリングが必要と認められた方には、自団体の専門家によるカウンセリングを行ったり、心理カウンセリングを行う専門機関を紹介したりします。
被災者の方々の状況はさまざまであるため、一人一人のニーズに応える形で支援を行います。

発災直後に個別訪問を行う提携団体スタッフ(2023年3月5日、シリア北西部)

なぜ現金給付なのか:
大震災の発生直後の時点では、元の住まいから離れて生活している人が多い上に商店などが復旧に至っておらず、被災された方々が食料品や生活用品などを自ら購入することが困難なため、支援団体が物資を調達・配付することが適切と考えられています。
他方で、商店などが復旧した後も長期にわたり物資を支援し続けると、自らが被災者であるということを被災者の方々に再認識させてしまう可能性があります。

被災者の方々の尊厳を尊重する上で、本事業対象地のように商店などが復旧した状態にある場所では、被災者の方が個々のニーズにあった物資を直接購入できるよう、現金を給付することが効果的とされています。このような背景から、本事業では給付金支援を通じ、被災者の方々が一日も早く復興と生活の再建への道のりを歩むことができるようサポートしています。

発災後復旧していなかったスーパーマーケットや商店(2023年2月25日、アディヤマン県ゴルバシ地区)
既に営業が再開したスーパーマーケット(2023年5月16日、カフラマンマラシュ県パザルジク地区)

厳しい避難生活を送る被災者「世界の人たちに忘れられていると思っていた」日本人職員の調査より(2023年3月24日更新)

今回の地震により、2023年3月7日時点で、約330万人が地震発生地域からより安全な地域へ避難しています。
それら避難先においての生活環境が十分に確保されていないことが課題となっており、特にまきや石炭などの燃料不足は、ただでさえ厳しい冬の間の生活をさらに過酷なものにしています。

また避難所の数が足りないため人々が密集した環境で生活せざるを得ず、感染症やプライバシーの問題なども懸念されています。

さらに食糧が手に入りにくかったり、医療サービスがひっ迫していたりと、問題は一つではありません。

グッドネーバーズはトルコ南東部に加え、同じく今回の地震で被災したシリアでも支援活動を開始。食糧、日用品、テントや防水シートといった緊急支援物資の配付、心のケアなど心理社会支援、また子どもたちが安全に過ごせるチャイルドフレンドリースペース(CFS)の設置を実施しています。

また2023年2月下旬には、グッドネーバーズ・ジャパンの日本人職員2名がトルコの被災地に入り、今後の対応を検討するための調査を行いました。

地震により崩壊した建物の様子(2023年2月25日、トルコ・カフラマンマラシュ県)

カフラマンマラシュ県、ガジアンテップ県、ハタイ県などの被災地の状況を確認するとともに、提携団体やUNOCHA(国際連合人道問題調整事務)との協議を行いました。さらに国際機関を中心とする調整会議にも出席し、今後の対応について検討しました。

特に被害が大きかった各県の都市部においては、大多数の建物が居住不可能な状況となっており、被災した住民の多くが、避難所での生活を余儀なくされています。自宅が一部損壊した被災者の中には、さらなる余震による被害を防ぐために、自宅の外でテント生活を送る人々も数多く見られました。

自宅の一部損壊により、外で生活する人々のテント(2023年2月25日、トルコ・カフラマンマラシュ県)

アディヤマン市の避難所を訪問した時に出会ったある女性は、珍しい日本人の私たちを見てこう言いました。

「被災した私たちのことは、世界の人たちに忘れられていると思っていた。だから、こうして遠い日本から私たちの避難所に来てくれて、私たちのことを心に留めてくれてうれしい。私たちのことを忘れないでほしい」

アドゥヤマン避難所での様子(2023年2月25日、トルコ・アドゥヤマン県)

今後グッドネーバーズ・ジャパンは、トルコ南東部およびシリア北西部の被災地において、被災者の保護と給付金支援などの事業を実施する予定です。

物資配付を継続中、グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフも到着(2023年2月24日更新)

トルコでは、2023年2月6日の発災から2週間が過ぎた20日も大規模な余震があり、さらに数千人が行方不明となるなど被害が拡大しています。2023年2月23日のOCHA(国連人道問題調整事務所)の報告によると、トルコ南部とシリア北西部で48,224人の死者が出ています。

グッドネーバーズは、2023年2月7日にトルコ国内の被災地域に調査チームを派遣し、被害の大きいアダナやカフラマンマラシュにて救援物資配付を実施しているほか、子どもの心のケアプログラムについても準備をしています。2023年2月24日には、グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフも2名現地入りし、ガジアンテップを拠点に調査などの活動準備を進めています。

支援物資の入ったリュックを避難民キャンプに届けるスタッフ(2023年2月12日、アダナ)

2023年2月12日から行った物資配付では、アダナにおいて食糧・日用品を500セット、カフラマンマラシュでは食糧・ティッシュ・生理用品・おむつ・毛布を1,000セットを配付しています。

現在、テント20張、防水シート約7,000枚も準備を進めており、引き続き被災者への支援を継続します。

被災者500人へ食糧や医薬品、日用品などの救援物資を配付しています(2023年2月17日更新)

今回の地震による被害者数は連日増加しています。
2023年2月12日のOCHA(国連人道問題調整事務所)の報告によると、トルコ南部とシリア北西部で約33,905人の死者が出ています。

グッドネーバーズは、2023年2月12日からの6日間にわたって、地中海近くの都市アダナにて、救援物資の配付を実施しています。

緊急支援物資の配布準備の様子

13,000米ドル(約170万円)分の衛生用品や日用品が含まれたバッグを、シリア難民や遊牧民であるロマ民族を含む500人の被災者へ届けます。その配付準備を、現地の提携団体であるCLMP(Child Labor Monitoring and Prevention association)の協力を得て行いました。

今後も提携団体などと協力しながら緊急支援を実施してまいります。

グッドネーバーズによる支援状況図(2023年2月13日時点、ベース地図はOpenStreetMap※より)

OpenStreetMap

被災地では教育施設も甚大な被害を受けています。トルコ教育省によると、トルコ全土の学校が2023年2月20日までの閉校を強いられています。さらに、調査された300の教育施設(学校や一時学習施設)のうち、利用再開のために修繕・復旧作業が必要な損傷を受けた施設は、40%に上ります。これらの施設に通う14,100人の子どもたちや600人の教師たちが、教育や仕事の機会の損失という影響を受けています。

トルコ政府はこのような深刻な被災状況に対してレベル4の警報を発動し、国際的な支援を呼びかけています。

グッドネーバーズでは、引き続き被災者への支援を継続します。

緊急支援チームの職員7人が現地入りしました(2023年2月14日更新)

緊急支援を開始するため、グッドネーバーズの職員7人がトルコの被災地に入りました。

現地入りし被災状況を確認するグッドネーバース緊急支援チーム(2023年2月9日、シリア・キリス)

甚大な被害が報告されている今回の地震。OCHA(国連人道問題調整事務所)によると、トルコ南部とシリア北西部で約11,000人の死者が出ており(2023年2月8日時点)、一刻も早く適切な支援を行う必要があります。

グッドネーバーズの緊急支援チームは、既に現地の提携団体とともに調査を開始し、2023年2月11日には、テントや防水シートなどの緊急支援物資の配付を開始する予定です。

2023年2月9日時点で被災地キリス、ハタイ、ガジを訪問し、被害状況や支援ニーズを確認しました。2023年2月11日はシリア国境に近いガジアンテップに向かい、引き続き調査を実施します。

支援を必要としている女性や子どもを含むすべての被災者たちのため、どうか、緊急支援募金にご協力をお願いします。

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

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認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際グッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。グッドネーバーズは、1996年に国連経済社会理事会(UN ECOSOC)からNGO最高資格である総合協議資格を取得しています。

グッドネーバース・ジャパンは2004年に開設され、現在アジア・アフリカの7カ国で、子どもたちが笑顔で安心して暮らせるための支援活動を行っています。また、2013年より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受け、2017年からは新たに国内の子どもの貧困対策に取り組んでいます。

ビジョン
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会
ミッション
国内外のパートナーとともに、貧困および差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く

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