寄付受付開始日:2022/11/25
更新日:2023/05/24
2022年11月21日、インドネシアの西ジャワ州でマグニチュード5.6の地震が発生しました。
現地の防災局によると、2022年11月24日現在、震源地である西ジャワ州チアンジュール県では死者およそ270人、負傷者およそ2,000人の被害が出ています。また142の学校等施設が損壊などの被害を受けています。
被災地ではその後も170回ほどの余震が続いており、地域の人々は心身ともに困難な状況にいます。
これを受け、グッドネーバーズは、被災したチアンジュール県にスタッフを派遣し、被災者支援事業を開始することにしました。
まずは衛生用品、生理用品や防寒のための毛布などの緊急支援物資を300セット配布する予定です。また、被災した子どもたち200人を対象とした心理ケアも実施予定です。
支援を必要としている女性や子どもを含むすべての被災者たちのため、どうか、緊急支援募金にご協力をお願いします。
Yahoo!ネット募金によるご寄付は、グッドネーバーズが行うインドネシアでの地震に関連した被災者支援のための活動に大切に使わせていただきます。
まずは、毛布や日用品などの緊急支援物資の提供、子どもの心のケアなどを予定しています。
活動報告は随時当団体ウェブサイト上で報告いたします。
更新日:2023/05/24
グッドネーバーズは2023年1月~2月にかけ、地震で特に甚大な被害を受けたチアンジュール県の5つの学校・幼稚園にチャイルドフレンドリースペース(Child Friendly Space、以下CFS)を建設しました。
CFSは、被災した子どもたちの授業やレクリエーションを実施する場所として使用されます。CFSの建設のほか、手洗い場の設置、教育用具・本などの提供、子どもたちへの学用品の配布も行いました。
CFSが建設されたアルイスティコマ幼稚園のロシダ園長は、地震発生時の園の様子を「とても悲しいものだった」と振り返ります。しかし、「子どもたちのためにも歩みを止めてはならない」という強い気持ちを抱いていたため、CFSの建設が決まった時ははとても嬉しかったと笑顔で話してくださいました。
また、CFSが設置された幼稚園に通う6歳の男の子2人は、そろって「学校にあるレゴで遊ぶのが好き」と教えてくれました。また、「テントの仮設校舎よりも快適に過ごせている」とCFSの設置を喜んでいます。
CFSを利用する子どもたちの声(外部動画サイト)
(担当者より)
これを持ちまして、グッドネーバーズ・ジャパンのインドネシア地震緊急支援は終了となります。
今回の地震は、建物の倒壊が著しく甚大な被害であったものの、被害が主にチアンジュール県内および周辺地域に限定されたことから、インドネシア国内でも「局所災害」と認定されました。「大規模災害」と認定されなかったことで国内外からの支援が少なくなり、被災者の再建の難しさが顕著な災害だったと感じています。
特に、今回支援を行った学校は、国が運営する学校ではないことから、再建に必要となる資金を確保することも難しく、仮設テントで授業を継続している状況でした。インドネシアは年間を通じて平均気温が30度であることなどから、仮設テントによる教室を長期的に使用することにより、熱中症など子どもたちの健康被害にもつながります。CFSを建設したことにより、健康被害が発生するリスクを軽減できたと考えています。
支援が少ないことで、取り残されてしまう被災者が生じやすい中、CFSの建設などを通して子どもたちの心身を守り、被災地域においても希望となることができたことを大変嬉しく思います。
皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。
グッドネーバーズは甚大な被害を受けた西ジャワ州チアンジュール県で支援活動を続けています。
今回の地震を通じて、701もの教育施設が倒壊などの被害を受けました(インドネシア国家災害対策庁発表)。グッドネーバーズが活動開始前に行ったニーズ調査では、被災地域にある学校の倒壊・損壊度合は極めて高いことが改めてわかりました。
今回の地震についてインドネシア政府は、国レベルではなく県レベルで対処する災害程度と位置付けています。そのため、基本的には地方行政が緊急支援のための資金を賄う方向とされています。しかし、今回の地震では7万人以上の人々が避難を余儀なくされており、被害程度が大きいことなどから、地方行政の限られた予算では必要な支援が十分に行き届かないことが懸念されます。
こうした状況を踏まえ、グッドネーバーズ・ジャパンでは、グッドネーバーズ・インドネシア(Gugah Nurani Indonesia)と協働し、校舎の被災により学校に行くことができなくなった子どもたちのため、授業やレクリエーションを行うことができるチャイルド・フレンドリースペース(Child Friendly Space)を建設しています。この空間で、子どもたちが学校生活を再開し、皆で集まりレクリエーションをすることで、子どもたちの心のケアにもつながると期待されています。
また、自宅や学校が損壊したことにより学用品を失った子どもたちに対し、文房具や教科書、スクールバッグなどを配布する予定です。
グッドネーバーズは緊急支援活動を実施しているチアンジュール県パチェット地域のチヘラン村において、心のケアの活動を毎日実施しています。また、被災した妊婦さんや乳幼児を抱えるお母さん、避難所で暮らす子どもたちに日用品を配布し、避難生活を支えています。
災害時のショックに加え、避難所での生活は、特に子どもにとってはストレスを伴う過酷なものです。
グッドネーバーズの緊急支援チームは、ボランティアスタッフとともに子どもたちの心を支える活動に力を入れています。
2022年12月6日までに計14回の活動を行い、各回平均60名以上の子どもたちが参加しています。絵の具や色鉛筆などの画材でアートに取り組んだり、屋外で体を動かしたり、折り紙など手先を使った作業をしたりと、さまざまな活動を通して子どもたちの心をほぐしていきます。
また、被災地域は家屋の損壊などにより危険な状態にあり、子どもたちが"安全に過ごせる場所""楽しく遊べる場所"が足りません。グッドネーバーズは、子どもたちの居場所"チャイルドフレンドリースペース"を設置すべく、現在活動地域での調整を行っています。
2022年11月28日、グッドネーバーズは地震で大きな被害を受けたチアンジュール県パチェット地域のチヘラン村に設置された避難所で、被災した子どもたち40人を対象に心のケア事業を開始しました。
インドネシア国家防災庁の発表によりますと、2022年11月27日時点でこの地震による死者は320人を超え、7万3,874人が避難を余儀なくされています。また、地震が発生した時刻は、子どもたちが学校にいる午後1時過ぎだったため、犠牲になった子ども、発災時のショッキングな状況を目の当たりにした子どもが多くいると思われます。
災害によって大切な人や家が犠牲になったり、日常が奪われたりすることは、特に子どもたちに大きな影響を与えます。子どもたちが受けた心の傷を緩和し、寄り添うケアが必要とされています。
グッドネーバーズは今後も、地震で被害を受けた人々を支えるため活動を続けてまいります。
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グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際グッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。グッドネーバーズは、1996年に国連経済社会理事会(UN ECOSOC)からNGO最高資格である総合協議資格を取得しています。
グッドネーバース・ジャパンは2004年に開設され、現在アジア・アフリカの7カ国で、子どもたちが笑顔で安心して暮らせるための支援活動を行っています。また、2013年より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受け、2017年からは新たに国内の子どもの貧困対策に取り組んでいます。
ビジョン
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会
ミッション
国内外のパートナーとともに、貧困および差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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