【ウクライナ危機】子ども・女性を含む避難民へ
緊急食糧・日用品支援(グッドネーバーズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2022/03/02

  • 領収書なし
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周辺国へ逃げるウクライナの人々(2022年2月28日、ポーランド)

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/11/15

ルーマニア等周辺国へ調査隊を派遣します

2022年2月24日以降、ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナから隣国のポーランドなどに避難した人の数は50万人を超えました(UNHCR、2022年2月28日時点)。

OCHA/Ukraine: Humanitarian Impact Situation Report(2022年2月28日)

グッドネーバーズのジュネーブ国際協力事務局が、UNOCHA/UNHCRとの会議に参加し情報収集を行っていますが、今後、避難民がさらに増え、厳しい寒さの中で食糧や毛布などの緊急支援物資やさまざまな支援が必要となることが予想されることを受け、グッドネーバーズは第一弾として30万ドル規模の緊急支援を決定しました。

まずは隣国ポーランドやルーマニアにスタッフを派遣しニーズ調査や現地パートナー選定を開始します。
その後活動地域を選定し、子どもや女性を含む最も弱い立場にある人々を対象に、現地パートナーと連携し、食糧、日用品、その他の保護活動を行います。

これに伴い、グッドネーバーズ・ジャパンでも緊急支援募金を開始しました。
支援を必要としているすべての女性や子どもたちのため、どうか、緊急支援募金にご協力をお願いします。

<寄付受付期間延長のお知らせ>
ウクライナ北東部のハルキウ州では2024年5月以降の大規模な攻撃により、16,000人を超える避難者が出ています。グッドネーバーズ・ジャパンでは、食糧、衛生用品、現金給付といった緊急支援のほか、法律支援、心理社会的支援などニーズの高い支援を継続して実施するため、寄付受付期間を延長いたします。引き続き、皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。(2024年8月28日更新)

寄付金の使いみち

Yahoo!ネット募金によるご寄付は、食糧や日用品など、グッドネーバーズが行うウクライナの避難民支援のための活動に大切に使わせていただきます。

活動報告は随時当団体WEBサイト上で報告いたします。

”#ウクライナ緊急支援”

活動情報

更新日:2024/11/15

【ウクライナ危機】ドニプロペトロウスク州での高い脆弱性(ぜいじゃくせい)を抱える人たちへの保護事業 (2024年11月15日更新)

グッドネーバーズ・ジャパンは、ウクライナ東部のドニプロペトロウスク州にて、現地団体The Tenth of April と協力して、「ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州における脆弱(ぜいじゃく)世帯を対象にした現金給付、保護、心理社会支援複合事業」を実施しています。

戦争により多くの人々が避難生活を余儀なくされ、経済面や住居、医療などさまざまな困難に直面しています。本事業では、とりわけ弱い立場に置かれている人々のニーズに応えてリスクから守るため、「現金給付」と「ケースマネジメントを通じた保護」を行っています。

現地提携団体TTA(The Tenth of April)現金給付担当者による支援受付の様子(2024年8月8日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州ザーティシュネ村)

【保護のための現金給付】
現金給付を受けることによって、裨益者(ひえきしゃ)は安全な居場所を確保したり、必要な医療や法的支援を受けられたりと、差し迫った脅威に対処することができます。また、戦争で紛失した証明書などを再発行したり、さらなる暴力や搾取を防ぐための専門的なサービスを利用したり、子どもに教育を受けさせたりと、個々の状況に合わせた支援を受けることができます。

現地提携団体TTA(The Tenth of April)現金給付担当者による支援受付の様子(2024年7月25日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州クリヴィー・リフ市)

【ケースマネジメントを通じた保護】
ケースマネジメントではケースワーカーが個人を訪問し、どのような保護を必要としているか話し合い、それぞれの状況に合った行動計画を立てるお手伝いをします。こうしたサポートは、現実的な解決策を提供するだけではなく、裨益者(ひえきしゃ)の心の支えにもなっています。

現地提携団体TTA(The Tenth of April)ケースワーカーによるインタビューの様子(2024年9月18日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州クリヴィー・リフ市)

私たちは、みなさまのご支援と現地団体の協力により、ドニプロペトロウスク州でより多くの厳しい立場にある人々に支援を届けることができています。毎日のように空襲警報や砲撃にさらされる前線に近い地域で活動するスタッフも厳しい状況の中で、戦争の影響を受けた人々のために全力を尽くしています。

改めて温かいご支援に感謝を申し上げますと共に、引き続き一緒に支えてくださいますようお願い申し上げます。

【ウクライナ危機】ドニプロペトロウスク州にて事業を開始します(2024年7月19日更新)

グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州を対象に「ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州における脆弱(ぜいじゃく)世帯を対象にした現金給付、保護、心理社会支援複合事業」を新たに開始しました。

【現金給付】
この事業では最大600人を対象に、個々のニーズに応じた金額を給付します。また、保護ニーズが高いと判断された人に対し、医療費、補助器具購入費、緊急避難費など各家庭の問題を解決するための現金を支給します。スタッフはその過程を見守り、現金が適切に使われるように促します。

現地提携団体TTA(Tenth of April)による過去の物資配布の様子 (2023年12月8日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

【ケースマネージメント】
GNJPは、戦争の被害や避難による影響を受けた人々が、交通機関や治療薬などの社会サービスへのアクセス問題を抱えている現状に対応するために、500人を対象にケースマネジメントを実施しています。ケースワーカーと対象者が一緒に課題やリスクを特定し、目標を設定します。そして、定期的に状況を確認し、状況に応じた必要なサービスや書類の取得やサービスを利用するための費用を提供します。

TTAによる過去のトラックでの物資支援の様子 (2023年10月23日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

【心理社会支援(PSS)】
紛争の影響で多くの人が精神的苦痛を抱えています。GNJPはドニプロペトロウスク州で1,200人に対し、以下の心理社会支援(PSS)セッションを提供します。

1.子ども向けのアートを使ったトラウマケアのグループセッション
2.大人向けの個人セッション
3.大人向けのグループセッション

これらのセッションはシニア心理士とジュニア心理士が協力して行い、さまざまなニーズに対応します。

TTAが過去に開催したPSSセッションでのアートセラピーの様子(2023年6月16日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

【終わりに】
この新プロジェクトでは、半年間にわたりドニプロペトロウスク州に避難した人々を支援する予定です。

引き続き、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

※本事業は、ジャパン・プラットフォームの助成を受け実施しています。

【ウクライナ危機】ウクライナでの現金給付事業を紹介します(2024年6月11日更新)

シェルターの外観(2024年1月12日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は2023年8月から、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州で現金給付支援を開始しました。

【なぜ、現金給付支援?】
ウクライナでは戦争の長期化により、多くの人々が経済的に困窮しています。多くの国内避難民が預貯金を使い果たしており、特に前線近くの地域では生活費の増加や収入の減少が深刻です。現金給付は、各家庭や個人が最も必要とするものにお金を使えるため、多様なニーズに対応できます。

【現金給付支援でどんなものが買える?】

現金給付への申し込みの様子1(2024年1月12日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)
現金給付への申し込みの様子2(2024年1月12日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

現金給付支援では、1人あたり月3,600UAH(約14,000円相当)を3カ月分支給しています。ウクライナの物価は日本の半分程度であるため、食べ物、家賃、教育費、画材など受け取る人に合った用途で使用できます。

【本当に困っていることにお金が使われるの?】
現金給付に対してギャンブルやお酒に使われるのではと懸念を持つ方もいらっしゃると思いますが、戦争地域では多くの人が生活費に充てています。GNJPはお金の使い方をモニタリングし、問題がある場合はカウンセリングや治療施設に紹介しています。

現金給付への申し込みの様子3(2024年1月12日、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州)

【今後の支援について】
GNJPは、戦争の影響を受けるウクライナの人々に対して、状況に応じた支援を行っています。緊急期には物資を提供し、市場が回復しつつある今は現金給付を行っています。GNJPはその場所とタイミングに最も適した支援を提供し、侵攻前のような生活に戻れるようサポートしています。

引き続きのご支援、よろしくお願いいたします。

今冬もグッドネーバーズ・ジャパンは、越冬支援を行いました(2024年5月13日更新)

冬を越すための物資が入った支援ボックスを配布(2024年1月31日、ウクライナ・ザポリッジャ州)

2022年2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年以上がたちますが、被災地は現在も厳しい人道危機下に置かれています。

冬はマイナス10度を下回ることもあるウクライナ。多くの人が暖房設備が整っていない避難所やインフラ設備が十分に復旧していない地域での生活を強いられており、厳しい寒さに備えることも容易ではありません。

そこでグッドネーバーズ・ジャパンは、前年に引き続き、2023年~2024年の冬にかけ、ウクライナ国内で最も支援ニーズが高い東部および南部の地域において、避難生活を送る方々の生活を守るため越冬支援を実施しました。

防寒衣料(手袋・靴下・保温下着)や携帯用ガスコンロ、カセットガスなどを用意し、2024年1月末時点でザポリッジャ州、ハルキウ州の495世帯に届けました。

支援物資を受け取った方からは「携帯用ガスコンロとカセットガスのボトルはありがたい。温かい食事を食べたい時、炭やまきよりも手軽に使える」という声が上がりました。

避難生活を送る人々の命と生活を守ります(2024年2月6日、ウクライナ・ハルキウ州)

グッドネーバーズ・ジャパンは、引き続き人道危機下にいる人々への支援を継続してまいります。

皆さまの温かいご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

越冬支援物資の梱包(こんぽう)、配送を行っています(2024年1月16日更新)

越冬支援物資を必要とする方々に届けます(2023年12月16日、ウクライナ・リヴィウ)

冷え込みが厳しくなってきた日本ですが、戦禍のウクライナも厳しい冬を迎えています。
特に寒さが本格化する1月と2月には、日中の最高気温は0度を下回ります。

そのような中、多くの人が暖房設備が整っていない避難所やインフラ設備が十分に復旧していない地域での生活を強いられています。
また、ロシア側は年末年始にかけて攻撃を強めており、連日ミサイルや無人機による攻撃が続いています。
シェルターへの避難を余儀なくされる人々が冬への備えを万全にし、命を守ることができるよう、しっかり支援を届ける必要があります。

グッドネーバーズ・ジャパンは、2022年5月より戦争の被害を受けたウクライナの人々への支援を行ってきました。
この冬も2022年同様、冬を乗り越えるために必要な物資を詰めた越冬支援ボックスを届けます。

2023年12月、ボックスの梱包(こんぽう)作業が行われました。

ボックス梱包(こんぽう)作業の様子(提携団体Volunteering and Help Centerより)

このボックスの中には、寒さをしのげる防寒衣料(帽子、手袋、靴下、保温下着)やキャンドル、ライター、燃料などが詰められています。

ボックスにはGNJPのロゴが貼り出されます(2023年12月16日、ウクライナ・リヴィウ)
冬を越すために必要な物資が詰められています(2023年12月16日、ウクライナ・リヴィウ)

ボックスは、必要としている方々に届けられます。
2023年で二度目となる戦争下の冬。
ウクライナの人々が安心して冬を越し春を迎えることができるよう、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

厳しい冬、人々の生活を守るため越冬支援を開始(2023年12月12日更新)

氷点下の寒さが続くウクライナの冬(2023年12月8日、ウクライナ・ハルキウ州)

ウクライナに、厳しい冬がやってきました。​
グッドネーバーズ・ジャパンは、ウクライナ国内で戦争の被害を受け、最も支援ニーズが高い地域である東部のハルキウ州、南部のヘルソン州、ザポリッジャ州、ミコライウ州において、越冬支援を開始しました。​

グッドネーバーズ・ジャパンと共に支援活動にあたる提携団体Volunteering and Help Centerのデニスさんから、現地の状況と今後のご支援を呼びかけるメッセージが届いています。

提携団体Volunteering and Help Center

「私たちが支援を行う地域では、普段、電気供給が止まっており、またお店も営業していないため食糧を買うことができません。特に冬の時期は支援が必要になるのです」

グッドネーバーズ・ジャパンはこれまで、ウクライナのこれらの地域で、特に脆弱(ぜいじゃく)な世帯を対象とした現金給付、食糧、Non-food items(NFIs)、医薬品の輸送・配布支援を通じて、戦争被災者の命と尊厳を守り、暮らしの再建を目指して支援を続けてきました。

ウクライナの冬は、12月から2月にかけて氷点下の厳しい寒さが続きます。戦争で社会インフラが打撃を受けている地域では、冬に備えることも容易ではありません。そこで、ウクライナの人々がこの冬を乗り越えるために、グッドネーバーズ・ジャパンは、越冬支援ボックス200箱(400人分)の配布を行います。

越冬支援ボックスには、防寒衣料(帽子、手袋、靴下、保温下着)、キャンドル、ライター、燃料が入っています。

2022年も、グッドネーバーズ・ジャパンは越冬支援を実施し、多くの人が冬を乗り越えるための一助となりました。しかし、ウクライナの冬にしては比較的暖冬であった2022年と比べ、2023年はより寒さが厳しくなることが懸念されており、緊急の支援が必要です。

ウクライナの人々が安心して冬を越すことができるよう、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

ウクライナ難民が滞在するシェルターの支援を行いました(2023年10月5日更新)

ロシアの軍事侵攻により、ウクライナの多くの人々は避難を余儀なくされています。隣国ルーマニアでも多くの避難民を受け入れており、ルーマニア各地には避難民を受け入れるシェルターが設置されています。

ルーマニア東南部に位置し、黒海に面している港湾都市、コンスタンツァにはグッドネーバーズが運営の支援をしているシェルターがあります。このシェルターには約120人の難民の方が滞在しており、シェルター運営主体の現地団体が医療支援(難民への病院紹介、医薬品の提供など)、移民局、保健所、警察などの政府機関との調整支援、移動支援(ウクライナ、ルーマニア国境からシェルターまでの移動、難民の希望地までの移動)を行っています。

シェルターには、住居スペースに加えて子どもの遊び部屋やトランポリンのある外のスペースも用意されており、ここで生活する子どもたちは日々仲良く過ごしています。

シェルターの外のスペースで遊ぶ子どもたち(2023年8月8日、ルーマニア・コンスタンツァ市)
子ども部屋にはたくさんのおもちゃがあります(2023年8月8日、ルーマニア・コンスタンツァ市)

2023年7月、グッドネーバーズ・ジャパンはこのシェルターに5,000ドルの支援を行いました。

このシェルターでは1日3食の食事が提供されており、肉や野菜を使ったメインディッシュに加えて副菜、フルーツ、飲み物などが提供されます。菓子類が提供されることもあります。
食事の具材の調達には、1カ月あたり約10,000ドルが必要とされます。今回グッドネーバーズ・ジャパンが支援した5,000ドルは、8月分の食糧調達費用に充てられました。

シェルターのダイニングルームで食事をする避難民(2023年8月8日、ルーマニア・コンスタンツァ市)

避難民の方々は故郷から離れ、不安な日々を過ごしています。彼らが心を休め、健康的な毎日を過ごすことができるよう、グッドネーバーズ・ジャパンは引き続き避難民の方々の支援をしてまいります。皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

人道支援事業フェーズ3を開始します(2023年9月1日更新)

グッドネーバーズ・ジャパンは、紛争の発生直後より被災者への支援を行ってきました。先月終了したウクライナ人道危機対応支援事業フェーズ2では、避難民やホストコミュニティーに対し食糧、医療、および越冬支援を実施しました。

人道支援事業フェーズ2で越冬支援キットを受け取った避難民の方々(2022年11月25日、ウクライナ・へルソン州)
フェーズ2で支援物資を受け取った医療機関の方々(2023年2月13日、ウクライナ・チェルニウツィー州チェルニウツィー小児病院)

しかし、長期化する紛争の影響は依然として深刻です。多くの家庭では収入が減少し、脆弱(ぜいじゃく)層が貧困に陥る可能性が高まっています。IOMの調査では、国内避難民のおよそ4人に1人が現金給付支援を主な収入源としている現状が明らかになりました (2023年1月時点)。また、前線付近の地域では市場や医療施設が機能しておらず、生活に必要最低限の食糧、生活物資、医薬品を手に入れることが困難になっています。

そこで、GNJPは2023年8月よりウクライナ人道危機対応支援事業フェーズ3を実施します。
フェーズ3では、以下の活動を行います。

1.現金給付
脆弱(ぜいじゃく)世帯に給付される現金は、食糧、生活物資、医薬品および医療サービスへのアクセスや子どもの教育など、避難民自身が必要とするものに使われます。

2.食糧・生活物資の配布
戦闘の激しい前線の近くの地域で生活する脆弱(ぜいじゃく)世帯を対象に行います。パスタ、米、缶詰などの食糧やせっけん、歯ブラシ、生理用品などの生活用品を届けます。

3.医薬品キットの提供
市場・薬局が機能していないコミュニティーに配布されます。ウクライナの薬局で販売されている風邪薬、消毒薬、胃薬、頭痛薬などの医薬品が含まれる予定です。

これらの給付・配付は現地の提携団体と協働して行われます。

2023年7月に終了したフェーズ2では、隣国ルーマニアにて物資の調達を行いウクライナ側に届ける、という方式で事業を進めてきました。しかし、今回のフェーズ3では、物資の調達から配布までを全てウクライナ国内で完結させます。ウクライナでの物資調達を通して、微力ではありますが、ウクライナ経済の活性化と人々の収入向上に貢献したいと考えます。

引き続き、みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

心理社会支援(心のケア)ファシリテーターの研修を行いました(2023年7月3日更新)

今回は、グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)が行っている、子どもたちのための心理社会支援(心のケア)活動についてご紹介します。

ルーマニアに避難しているウクライナの子どもたちは、戦争による爆撃、避難、家族や大切な人との別れなどの経験をしています。こうしたつらい記憶や感情を放置してしまうと、時間の経過とともにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する可能性があります。PTSDの予防と回復を促すことを目的とし、GNJPでは、研修を受けたウクライナ人ファシリテーターによるワークショップを提供しています。

ワークショップに参加する子どもたち(2023年6月12日、ルーマニア・ブライラ市)

ワークショップでは、写真、絵、紙粘土、音楽などを使ったさまざまなアクティビティを通して、子どもたちが記憶や感情を整理しなおし、自分自身の物語を作り、表現する機会を提供します。最終的には、自己肯定感を取り戻すこと、社会とつながっていると認識することができるようにサポートしていきます。

この活動を展開するため、GNJPは、2023年5月29日から31日までの3日間、ルーマニアのガラツィ市にて、このワークショップを実施するウクライナ人ファシリテーターの研修を行いました。

研修では、座学での講義の後、実際のワークショップをファシリテーターに体験してもらいました。ファシリテーターたちは自分の体験や人生について積極的に語り合いました。時には涙しながらウクライナに残してきた家族やペット、失った生活への思いを話す場面もありました。

「大切なもの」というテーマの作品についてプレゼンする参加者(2023年5月29日、ルーマニア・ガラツィ市)
「復興後の理想の都市」をテーマとしたジオラマ製作にて、作品をプレゼンする参加者。(2023年5月31日、ルーマニア・ガラツィ市)

ファシリテーターにとっても、自分自身と向き合ったり仲間とお互いの思いについて語り合ったりする機会は貴重だったようです。

2023年6月中旬からは、研修を受けたファシリテーターによる、子どもたちを対象にしたワークショップを開始しています。戦争や避難生活による精神的なストレスは計り知れず、それらを軽減するための取り組みは、今後も長期的に必要とされます。引き続き、みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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寄付総額
3,605,590
目標金額
6,000,000
達成率60%
残り日数
あと 101
2025/03/02 18:00 まで
寄付人数
5,699

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  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

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認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際グッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。グッドネーバーズは、1996年に国連経済社会理事会(UN ECOSOC)からNGO最高資格である総合協議資格を取得しています。

グッドネーバース・ジャパンは2004年に開設され、現在アジア・アフリカの7カ国で、子どもたちが笑顔で安心して暮らせるための支援活動を行っています。また、2013年より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受け、2017年からは新たに国内の子どもの貧困対策に取り組んでいます。

ビジョン
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会

ミッション
国内外のパートナーとともに、貧困および差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く

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領収書発行について

このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。

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