寄付受付開始日:2022/03/02
![[【ウクライナ危機】子ども・女性を含む避難民へ 心と生活を支える人道支援(グッドネーバーズ・ジャパン)]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1646182731/ed176a90-99c3-11ec-b13a-83ca63eaa16a.jpeg?q=75&w=1100)
更新日:2026/02/26
2022年2月24日以降、ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナから隣国のポーランドなどに避難した人の数は50万人を超えました(UNHCR、2022年2月28日時点)。

グッドネーバーズのジュネーブ国際協力事務局が、UNOCHA/UNHCRとの会議に参加し情報収集を行っていますが、今後、避難民がさらに増え、厳しい寒さの中で食糧や毛布などの緊急支援物資やさまざまな支援が必要となることが予想されることを受け、グッドネーバーズは第一弾として30万ドル規模の緊急支援を決定しました。
まずは隣国ポーランドやルーマニアにスタッフを派遣しニーズ調査や現地パートナー選定を開始します。
その後活動地域を選定し、子どもや女性を含む最も弱い立場にある人々を対象に、現地パートナーと連携し、食糧、日用品、その他の保護活動を行います。
これに伴い、グッドネーバーズ・ジャパンでも緊急支援募金を開始しました。
支援を必要としているすべての女性や子どもたちのため、どうか、緊急支援募金にご協力をお願いします。
<寄付受付期間延長のお知らせ>
ロシアによるウクライナ全面侵攻から4年が経過しました。2025年には攻撃がますます激化し、国内避難民が再び増加しています。長引く戦時下での生活により、人々の人道ニーズは深刻化の一途をたどっています。
グッドネーバーズ・ジャパンでは、引き続きケースマネジメントや心のケア、現金給付、緊急避難キットの配布を通した人々の命をつなぐ支援を行う他、2026年3月からは新たに「地雷回避教育」を実施し、人々が少しでも安心して安全に生活できるよう活動を続けていくため、寄付受付期間を延長いたします。皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。(2026年2月26日更新)
Yahoo!ネット募金によるご寄付は、食糧や日用品など、グッドネーバーズが行うウクライナの避難民支援のための活動に大切に使わせていただきます。
活動報告は随時当団体WEBサイト上で報告いたします。
”#ウクライナ緊急支援”
更新日:2026/04/07
本記事の前編では、グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)でウクライナ事業を担当している駐在員・大塚と事業担当・太田へのインタビューをお届けしました。
後編となる今回は、心療内科医・精神科医であり、認定NPO法人「地球のステージ」の代表でもある桑山先生が、心理社会的支援(以下PSS)についてご寄稿くださいました。
桑山先生には、GNJPがウクライナや能登半島でPSS事業を実施する際に、スタッフへの専門的な指導・研修、子ども向けPSSプログラムの監修を行っていただいております。

ウクライナで懸念される二重のトラウマ
ウクライナの現場では、日常的なドローンやミサイルによる攻撃がもたらす「死ぬかもしれない」という恐怖が、まず一つ目のトラウマです。それに加えて、インフラ攻撃による停電、物資の欠乏、寒さといった生活の不安定さからくる「生きていけないかもしれない」という恐怖が、二つ目のトラウマとして重くのしかかっています。
この状況に対しては、早い段階からのこころのケアが不可欠です。
まずは「安心・安全・信頼」を取り戻すためのPFA( Psychological First Aid /心理的応急処置)、そして状況が少し落ち着いてからPSSワークショップへと移行します。
これらをまとめてMHPSS( Mental Health and Psychosocial Support /メンタルヘルス・心理社会的支援)と呼びますが、被害の早期段階からその必要性は高い状況です。
加えて、今後もし停戦・終戦となれば、万単位の帰還兵が故郷に戻ってきます。その方々へのトラウマ・ケアは必須かつ喫緊の課題となります。
どれだけモノを運び込んでも、どれだけ機会を提供しても、心が復活していなければ人は動けないという事実があります。回復の基礎となる「心の元気」のために、MHPSSは同時多発的かつ長期的に実施されるべきものです。

続きでは、戦争の長期化によるPTSDや複雑性PTSD、PSSワークショップの実践、そして「誰もが担い手となるこころのケア」について紹介しています。ぜひ以下よりご覧ください。
▼インタビュー全文(後編)
【ウクライナ危機】全面侵攻から4年、ウクライナで続く「こころの支援」<後編>
ロシアによる全面侵攻から4年。報道が減りつつある今も、ウクライナでは「戦争が日常の一部」となる状況が続き、人々の心には大きな負担が積み重なっています。現地で求められる支援の形は大きく変わっています。
命をつなぐための「緊急物資支援」から、壊れそうな心に寄り添い、生きる力を取り戻すための「心のケア(心理社会的支援)」へ――。
今回、GNJPのウクライナ事業に携わる2名の職員、大塚(ウクライナ駐在員)と太田(日本での事業担当者)に、現地の変化や心理社会的支援(以下、PSS)の意義についてインタビューを行いました。その一部をご紹介します。
――侵攻直後と現在で、現地の街の空気や人々の日常はどう変わりましたか?
大塚:侵攻直後は、国際社会からあらゆる支援が届けられました。しかし、戦争が長引くにつれ、年々支援の「先細り」が顕著になっています。多くの人々が経済的な自立を迫られる中、軍への動員で男性労働力が減少し、これまで男性中心だった職種に女性が就くケースが増えています。

――4年の中で、人々が抱える心理的・社会的なニーズはどう変化してきたと感じますか?
太田:長期化によって、ニーズはより複雑化しています。攻撃の不安の中で廊下や地下で寝る生活、オンライン授業になった子どもたち。絶え間ないストレスが日常化しています。以前、私たちの事業に参画していた現地の心理士が「PSSは必要というより不可欠だ」と言ったことがあり、それが強く印象に残っています。

――国際社会からの関心が薄れつつありますが、今後はどのような形の支援を見据えていますか?
太田:日々日本での報道が減っていき、もどかしい気持ちもありますが、昨年から日本企業が今後の復興に向けた動きの一環で活動について当団体に問い合わせを寄せてくださる機会も増えてきたように感じます。PSS以外にもさまざまな事業を展開しているので、今後は企業との協働も視野に入れていきたいです。
PSSは、孤立感を和らげ、安心できるつながりを取り戻し、自らの力を再び感じられるようにすること。その積み重ねが、国や地域社会の復興を支える土台となっていきます。戦争が長期化する中、PSSの役割はますます大きくなっています。
▼インタビュー全文はこちら(前編)
全面侵攻から4年、ウクライナで続く「こころの支援」<前編>

グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、日本NGO連携無償資金協力事業の一環として、日本外務省の支援を受け、2024年3月から2025年9月まで「ミコライウ州、侵攻およびカホフカ・ダム決壊による被災地における公共給水施設建設事業」を実施しました。
2025年9月5日には、修繕が完了したノヴォペトリフカ村の給水施設の譲渡式が行われ、現地スタッフが参加しました。
ノヴォペトリフカ村では、2022年から始まったロシア軍による占領、そして2023年6月のカホフカ・ダム決壊の影響により、給水施設が使えなくなり水を手に入れることができなくなってしまいました。
本事業では、こうした影響を受けた同村の住民が再び安全な水を手に入れられるよう支援を行いました。
動画で提携団体のスタッフが詳しく解説していた通り、この事業を通して新しい井戸2基と給水所を建設して浄水システムを修繕し、給水塔の基礎を強化しました。これにより、約680人の住民が使うのに十分な給水能力を備えた施設が整いました。
住民のヴァレンティーナさんは、8カ月間村が占領された間、水道管や給水塔が砲撃で被害を受けた様子や、その後のカホフカ・ダム決壊で、村の水源である井戸が干上がってしまった様子を語ってくれました。
コミュニティーの代表であるセルヒーさんは、給水施設が使えない間、村の住民たちがどのように水を手に入れていたかを説明してくれました。
戦争の影響により、村ではしばらくの間、安全な水を毎日手に入れることができず、2週間に一度、または週に一度村に運ばれてくる移動式浄水システムを活用していました。
本事業で給水施設の修繕が完了して以降は、村の人たちは毎日十分な量のきれいな水を使うことができるようになりました。
グッドネーバーズ・ジャパンは、今後もウクライナ各地で、戦争の影響を受けた人々の命を助け、生活を再建することができる事業を続けていきます。今後も皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

グッドネーバーズ・ジャパンは、日本NGO連携無償資金協力事業の一環として、2024年3月から2025年9月まで、「ウクライナ、ヘルソン州における一部損壊被災家屋の修繕事業」を実施しました。
今回は、事業終了にあたり現地から届いた動画をご紹介します。
■避難先から帰れても最低限の生活環境がない
ヘルソン州ノヴォヴォロンツォフカ村の行政担当者であるデニスさんによると、この村はヘルソン州で唯一占領されなかった村で、2022年から現在に至るまで戦争の最前線であり続けています。
ノヴォヴォロンツォフカ村では、学校や文化施設、医療施設などの生活に欠かせないインフラや、人々が暮らす住宅までもが攻撃の被害を受けました。ミサイルやドローンによる攻撃は、今も続いています。
本事業で窓や屋根を修繕した住宅には、まだ戦争の生々しい傷が残っています。
■地元の建設会社と協力して「子どもたちが安心して眠れる暖かい家」に
本事業では、ヘルソン州のヘルソン市および周辺地域で、このような戦争の被害を受けた家屋を318軒修繕しました。
事業を担当した提携団体の担当者と修繕を担当した建設業者の担当者からもメッセージが届いています。
攻撃により、窓や屋根が破壊された状況では、ウクライナの長く厳しい冬を越すのはとても大変です。
また、こうした破損部分から雨や雪が入ることにより、家がさらに傷んでしまう可能性がありました。
提携団体のドミトロさんは、「この事業で屋根や窓を修繕したことにより、この地域に暮らす人々がやっと普通の生活を送れるようになり、子どもたちが安心して暖かく眠ることができるようになりました」と語ってくれました。
2025年9月で家屋修繕事業は終了となりましたが、グッドネーバーズ・ジャパンは、今後もウクライナ各地で、戦争の影響を受けた人々の命を守り、生活を再建するための事業を続けていきます。
今後も皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。
グッドネーバーズ・ジャパンは、2024年11月からハルキウ州において、脆弱(ぜいじゃく)な戦争被災世帯の人々の命を守り、直面する複雑な課題に対処できるよう支援する保護事業を実施しました。
事業期間中もハルキウ市内では、毎日のように滑空爆弾、ドローン、ミサイルによる攻撃を受け、一日の大半の時間は空襲警報が鳴るという状況の中、人々は毎日避難所に逃げ込まざるを得ない状況でした。
子どもたちの学びの場は地下シェルターとなり、幼稚園には通うこともできません。高齢者や障害があるなどの理由で移動が困難な人々が最も苦しい立場に置かれています。
本プロジェクトでは、すべてのケースで個別対応しました。健康に関するニーズが最も多く、医療検査の費用や、障害のある方の補助具の購入が主な用途でした。
以下の動画では、ケースマネージャーのカテリーナさん(左)と現金給付担当のナタリアさん(右)が最も印象に残ったケースを紹介してくれています。
支援対象者の中には、戦争によって負傷した人もいました。また、ウクライナ国内では戦争の影響でジェンダーに基づく暴力が深刻化しており、そうした状況を生き延びた人々への支援も行いました。
さらに、一部の資金は、人々が住む場所を失わないように家賃の支払いに活用されたり、家の屋根を補修する手助けとなりました。
お二人や他のスタッフの尽力により、この事業で、316名にケースマネジメントを、385名に現金給付を行いました。また、1,447名に心のケアを届けることができました。
この事業で支援を受けたライーサさん(左)からのメッセージもご紹介します。
私たちは2025年8月より、さらに避難民が増え続けているドニプロペトロウスク州で同様の保護事業を開始しました。
引き続き、皆さまからのあたたかいご支援、ご協力をお願いいたします。
ロシアによるウクライナ全面侵攻開始から3年以上が経過。
人道支援の最前線に立ち続けている現地職員へインタビューを行いました。
エルヴィラさんはクリミア・タタール人として、1944年のスターリン政権による強制追放、1992年のクリミア帰還、2014年のロシアによるクリミア併合、2022年の全面侵攻と、人生を通じて度重なる強制移住を経験しました。
何度も故郷を奪われながらも、今はウクライナで避難民支援に尽力されています。
エルヴィラさんが活動するGNJPの活動地域は戦闘地域に近く、水や生活必需品、電気なども手に入らない、壮絶な状況になっていると言います。
「日本からの支援は、想像を絶する困難に直面している人々にとって、極めて重要な支えとなっています」と彼女は話します。
動画3:02「人々はわずかな荷物だけを持ち、猫や犬、数枚の書類とともに逃げ出します。これが、今日のウクライナの厳しい現実です。」
動画5:00「(GNJPの事業を通し)経済的支援を受けた人々から、支援のおかげで医療機関のある地域まで移動し、手術や治療を受けることができた」
エルヴィラさんは「困っている人を支える力は、誰の中にもある」と言い、避難民自身が支援の担い手となっているウクライナの現状や、地元住民が見せる共感力についても伝えています。戦争の中でも人間らしさを失わず、希望を見いだし助け合うことの大切さを教えてくださいました。
グッドネーバーズ・ジャパンは、今後も現地の人々とともに、ウクライナでの人道支援活動を継続してまいります。皆さまお一人おひとりのご支援が、エルヴィラさんをはじめとする現地スタッフの活動を支え、真に必要とされる支援を届けることを可能にしています。改めて感謝を申し上げますとともに、遠く離れた場所で懸命に生きる人々を今後も一緒に支えてくださいますようお願い申し上げます。
グッドネーバーズ・ジャパンは「ウクライナ、被災地ミコライウ州における女性を中心とした職業訓練、復興促進事業」を2025年3月末から行っています。
今回は、提携団体The Tenth of Aprilから届いた動画をもとに、ミコライウ州の人々の声でお伝えします。
■戦争によって突然壊された日常

「私には13歳と10歳の小さな子どもがいるので、避難しなければなりませんでした。(3:01)」
そう語るアラさん。
ロシア軍による占領を受けていた約9カ月の間、多くの女性たちは子どもを連れ、安全な地域に避難していました。
占領から解放された後は、多くの人が住んでいた地域に戻りましたが、家は破壊され、工場や学校も閉鎖し、働く場も失っていました。
■男性たちが戦場へ――女性が担う地域の復興

スヴィトラーナさんは次のように語ります。
「女性たちが、以前は主に男性が担っていた多くの職業のスキルを身につける必要があります。(3:32)」
多くの人が職を失う一方で、占領された土地では、農地は荒らされ、建物が破壊されたため、復興・復旧には多くの人手が必要です。しかし、多くの男性が動員のため地域を離れてしまっており、慢性的な人手不足に陥っています。
そのため、作業用車両の運転技術や建設技術といった、これまで主に男性が従事していた分野の職業訓練を、女性向けに行うことが求められています。
■おわりに
動画では、戦争によって変えられてしまった環境の中で、地域復興に向かうリアルな姿が見えてきます。
私たちが想像しきれない困難や苦痛を抱えながら「学ぶ機会があれば人生を変えられるかもしれない」と前を向く人々の思いに応えるため、職業訓練事業を本格的に展開していきます。
皆さまのあたたかいご支援、ご協力をお願いいたします。
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認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際グッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。グッドネーバーズは、1996年に国連経済社会理事会(UN ECOSOC)からNGO最高資格である総合協議資格を取得しています。
グッドネーバース・ジャパンは2004年に開設され、現在アジア・アフリカの7カ国で、子どもたちが笑顔で安心して暮らせるための支援活動を行っています。また、2013年より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受け、2017年からは新たに国内の子どもの貧困対策に取り組んでいます。
ビジョン
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会
ミッション
国内外のパートナーとともに、貧困および差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く
公式リンク(外部サイト)
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