• 逃れてくる人々の半数以上は子どもたち

  • 概要
  • 活動情報 2018年1月31日 更新

ミャンマー国境で深刻な人道危機が起こっています

2017年8月下旬以降、ミャンマーのラカイン州に暮らす少数民族ロヒンギャへの暴力行為が激化し、50万人以上のロヒンギャの人々が隣国バングラデシュに逃れています。(9月30日時点)

難民の多くは何日もかけて、時には洪水による水たまりに腰までつかりながら徒歩で、またはボートで移動してきます。国際移住機関(IOM)が招集したISCG(Inte Sector Coodination Group)の報告によると、難民の58%は18歳以下、29%は5歳以下の子どもです。

悪路の中バングラデシュへ逃れるロヒンギャの人々

ボートの転覆事故などで命を落とす人々もいる中、着の身着のままでようやく難民キャンプにたどり着いてもまだ彼らの安全は保障されません。難民が集まり自然発生した難民キャンプでは、水や衛生設備がないため感染症の発生リスクが高まっています。心身ともに疲弊してやっとたどりついた住居が洪水で流されることもあります。

難民キャンプでは物資が足りず、衛生環境の悪化が問題になっています

難民流入の速度や規模が大きく、住宅・食料・水などの生きるための物資が絶対的に不足しています。人々の基本的人権まで脅かされている状況と判断したグッドネーバーズは緊急支援を決定。グッドネーバーズ・バングラデシュと連携の元、コックスバザール(ミャンマーとの国境付近にあるバングラデシュ南東部の県)の難民キャンプで700世帯(2,800人)に食料支援を実施するため、現地に職員を派遣し被害状況やニーズの調査を行っています。

この緊急支援事業には、皆様のご協力が必要です。
いただいたご寄付は、水・食料・毛布・衛生用品等の支援物資配布など、ロヒンギャ難民支援のために使わせていただきます。
どうぞ難民支援募金にご協力お願いいたします。

逃れてくるロヒンギャの人々は増え続けています。

2018年1月18日、グッドネーバーズ・ジャパンはバングラデシュのコックスバザール県ウキア郡にある2カ所の難民キャンプにおいて、避難生活を送る2,400世帯のロヒンギャの人々に衣類や日用品を配布しました。
バングラデシュで最も気温の下がる1月から2月に向け、着の身着のままで避難してきた人々に温かい衣類も提供しました。

バングラデシュ軍の警備の下、支援物資を受け取るロヒンギャの女性

■1世帯当たり下記の日用品や衣類のセットを配布しました。
(配布数:グンドゥン-2難民キャンプ1,200世帯、クトゥパロン-4難民キャンプ1,200世帯)

・毛布(7ft×5ft)
・女性用の温かい大判ストール(5ft×3ft)
・ルンギ(男性用日常着)
・子ども用フード付きジャンパー(2枚)
・床に敷くマット(7ft×5ft)
・蓋付きバケツ(35L)
・水くみ用プラスチックカップ(2L)
・せっけん(4個)
・洗濯せっけん(2個)

これに蓋付きバケツと水くみ用のカップを加えたものが1世帯分の支援物資

その後、いくつかのテントを訪れ、モニタリングを実施しました。

支援を受け取った方の声ロフィカさん(22歳)
「ミャンマーの軍隊に家を焼かれ、5カ月前に夫と、現在2歳と10カ月の子どもたちを連れて、ここグンドゥン難民キャンプにたどり着きました。
夫は小学校の先生をしていたので、今はユニセフのラーニングセンターで教えています。もうミャンマーには戻りたくありませんが、幼い子どもたちとの難民キャンプでの生活も大変です。夜は寒いので支援物資の毛布がありがたかったです。」

配布したマットの上で。5カ月前に逃げてきたロフィカさん(22歳)

グッドネーバーズ・ジャパンは今回の配布をもちまして、ロヒンギャ難民緊急支援を終了いたします。
今後も必要に応じ、紛争や災害で日常生活を奪われた人々に対する人道支援を続けてまいります。

(2017年12月6日追記)
2017年8月25日以降、暴力から逃れ隣国バングラデシュに難民として移動してきたロヒンギャ族の人々は61万3千人(11月9日時点、IOM)に上っており、いまだに増え続けています。

グッドネーバーズ・ジャパンは日本人スタッフ1名をバングラデシュへ派遣し、現地の調査、支援を継続しています。

10月31日と11月1日、グッドネーバーズは3カ所の難民キャンプ(Hakimpara, Thainkhali, BalukhaliのGhumdhum-3)にて緊急支援物資を配布しました。配布内容は毛布、敷物、蚊帳、タオル、歯ブラシセット、せっけん、生理用品などで、2日間で2,170世帯に配布しました。

グッドネーバーズは今後も食料や衛生用品の提供など、命をつなぐための支援を実施します。

難民キャンプには地面の上でじかに寝ている人もいます。敷物をわたすグッドネーバーズのスタッフ
物資配布会場には長蛇の列
支援物資を運ぶ難民の中には子どもの姿も

今この瞬間も、明日への不安を抱え、支援を待ち続けている人々がいます。

第一回目の物資配布を実施しました。
10月9日と10日、コックスバザールの難民キャンプにて、600世帯を対象に食料・調理器具や食器、毛布等を配布しました。

<現地スタッフより>
これで彼らの苦悩がすべて解決するわけではありませんが、少しでも救いになれれば幸いです。

今この瞬間も、明日への不安を抱え、支援を待ち続けている人々がいます。
いただいたご寄付は、水・食料・毛布・衛生用品等の支援物資配布など、ロヒンギャ難民支援のために使わせていただきます。皆さまからのご寄付が、ロヒンギャの人々を支える力になります。
どうかご協力をお願い致します。

寄付金の使いみち

皆様からのご寄付は、バングラデシュのコックスバザール難民キャンプにおけるロヒンギャ難民緊急支援のために使わせていただきます。
劣悪な環境の難民キャンプで人々の命を守る、水・食料・毛布・衛生用品等として届けられます。

活動報告は、今後、下記公式ホームページに掲載予定です。
グッドネーバーズ・ジャパンからのお知らせ・活動報告