寄付受付開始日:2016/02/16
更新日:2017/05/08
グッドネーバーズ・ジャパンは「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し活動していますが、教育など直接子どもに関わる支援だけでなく、家族の収入向上も子どもたちの未来を明るくする大きな力となります。
今回いただいた募金は、私たちの活動国のひとつ、ネパールの農家の収入向上につながる、野菜栽培の技術研修に使わせていただきます。
11,440円で1世帯が、農業研修に必要な野菜の種や肥料、農薬、道具や材料などを使い、研修を受けることがきます。今回の目標金額は、10世帯が農業研修に参加できる費用に相当します。
人口の66%が農業に従事しているネパール。豊かな自然を擁しながらも、地方は慢性的な食糧不足に苦しんでおり、その一つの理由が農業技術の不足にあります。
安定した農業の仕組みをつくるため、グッドネーバーズは地域ごとに農業組合の設立・運営支援をするほか、農業技術の研修を提供しています。
農業技術研修では、その土地に適した野菜の効率的な栽培法などを学びます。効率的な栽培で収穫量が増えれば、家族で食べる分以外を市場で売って収入を得ることもできます。
また、ビニールハウスを用いたオフシーズンの栽培も指導し、市場価格があがる時期に作物を販売し、より収入を得られるようにする支援も行っています。
家族の収入が向上することで、子どもたちの生活環境は大きく改善できます。
皆様からのあたたかいご支援を、お待ちしております。
グッドネーバーズの収入向上についての活動はこちらからご覧いただけます。
更新日:2017/05/08
ネパール中西部の山岳地帯にあるムグ、フムラ村は、ヒマラヤ山脈の標高3,000メートルに位置するハーブが育つ美しい村です。しかし、村の人たちは風邪薬として具合の悪い時に利用するのみで、そのハーブの価値を生かせておらず、その生活は厳しいものでした。
「私たちの村は非常に貧しい。若者たちは貧困から逃れるため村を去り、子どもたちはいつもおなかが空いた状態です。」(フムラ組合長 ソルザンブダさん)
天然ハーブは適切に管理しないと、継続的に収穫することが困難です。グッドネーバーズ・ネパールは、村人にハーブ栽培を指導したり、適正な価格で売るためにどのようにハーブを売り、収入を得るかを協同組合を作って決められるように支援しました。収穫したハーブは、オイルを抽出したり、お茶、キャンドル、化粧品などさまざまな商品に加工して販売します。今、このハーブは、ムグ、フムラ村の乾いた過酷な環境の高山地帯でも育つ、村の唯一の収入源となりました。
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