路上で生きてきた子どもたちに、温かい家と未来を!

寄付受付開始日:2025/09/30

  • 領収書あり
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児童養護施設「子どもの家」。路上にはなかった「子どもらしく過ごせる」時間と環境がここにはあります。

特定非営利活動法人アイキャン

プロジェクト概要

更新日:2025/09/30

かつて路上で生きてきた子どもたちに、衣食住を満たすだけでなく、信頼できる大人との生活や通学を通して、自信を取り戻し、明るい未来を思い描けるよう寄り添っています。

フィリピンには、37万人以上の路上の子どもが存在すると言われています。路上の子どもたちは、廃品回収や物売り、物乞い等によるわずかな稼ぎで暮らしをつないでいますが、空腹や病気に苦しみ、事故や犯罪に巻き込まれる危険に常にさらされています。

また、周囲の大人たちからの差別や偏見を経験し、人への不信感が強く、自己肯定感が低く、「僕は路上で生きるしかないんだ」と自分の人生を諦めてしまっている子どもも数多くいます。

路上で眠る子どもたち。店の軒先等で寝ていると水をかけられて追い出されるため、居場所がありません。

2015年、アイキャンは、そんな子どもたちが長期的に暮らすことのできる児童養護施設「子どもの家」を建設しました。現在は、小中高生合わせて十数名の身寄りのない子どもや育児放棄された子どもたちが暮らしています

「子どもの家」での食事風景。家庭菜園の野菜等も使った料理です。お祈りをしてからいただきます。

「子どもの家」では、父親、母親代わりとなる寮父母が子どもたちの健全な育成を見守り、衣食住はもちろん、通学や医療の提供を通して「子どもが子どもらしく育つことのできる環境」を整えています。そして、路上で社会常識を身につける機会を奪われ続けてきた子どもたちに、規律ある生活や家事の当番制、金銭管理や計画の立て方の指導を行い、夢や目標に向かって自立していくための力を培っています。

皿洗いをする子ども。当番でなくても積極的に寮父母を手伝う子どもも増えてきました。

しかし、「子どもの家」は運営難が続いています。現地政府からの補助はなく、民間の助成金が下りることもほとんどありません。現在の運営は全て、個人や企業・団体の皆さまからのご寄付と事業収益で賄われています。コロナ禍で団体の収益事業の柱は全て絶たれてしまい、事務所経費や人件費の削減などの努力をしてもなお、厳しい状況に置かれています。

自分の想いを表現し、認識できる「アート活動」。つらい経験をしてきた子どもたちにとって大切な時間です。

路上で過酷な経験をしてきた子どもたちがようやく得ることができた「温かい家庭」を守り続けることができるよう、「子どもの家」の運営をぜひ応援してください。よろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人アイキャン(ICAN)

■領収書の発行について
・アイキャンは、名古屋市の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当法人へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

・お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。

※当法人からの領収書発行時期:領収書は毎年1月に、前年分(1月1日〜12月31日)に団体に着金したご寄付の合計額で、発行・発送させていただきます。
※領収書の日付は、お客様が寄付手続きを行った日、またはプロジェクトオーナーに入金された日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)のいずれかになります。具体的な日付については、プロジェクトオーナーにご確認ください。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人アイキャン
メールアドレス:info@ican.or.jp
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寄付金の使いみち

フィリピンの児童養護施設「子どもの家」の活動およびその運営に使わせていただきます。
具体的には、子どもたちの食費、教育、医療費、世話人である寮父母等の雇用費、光熱費、警備費、施設維持管理費等になります。

活動背景(子どもの家)

"#Donationdeduction"

活動報告

更新日:2025/09/09

「子どもの家」での暮らしが、過酷な路上生活で傷ついた子どもたちの心を少しずつ解きほぐしていきます。明るい未来を思い描けるようになった子どもの声を紹介します。

子どもの声(カルロ君:仮名)
僕のお父さんは、僕が生まれたばかりの頃刑務所に入ってしまい、6年後に病気で死にました。お母さんは僕やきょうだいの面倒を見てくれず、ある日何も言わず去ってしまいました。

僕は、市場でタマネギの皮をはがす仕事や、時には物乞いをしたりして、1日40~50ペソ(約100円~125円)をもらっていました。とても大変だし、臭いし疲れるけど、僕もきょうだいも食べるためにお金を稼がないといけなかったから、一生懸命働きました

夜は、駅の階段などぬれていない所を探して寝ましたが、集団のけんかに巻き込まれて全身にけがをするなど、危険な目にも度々遭いました。明日は食べられるのかなと、毎日不安な夜でした

信号待ちをしている車に物乞いをする子ども(*本人ではありません)

そんなある日、僕はアイキャンのスタッフに声をかけられ、活動に参加するようになりました。そこで文字や算数を勉強し、学ぶことの楽しさや大切さを知りました。次第に、学校に行って勉強を続ければ、路上生活から抜け出すことができ、人生を変えることができると確信しました。僕はスタッフに「施設に入って学校に通いたい」とお願いし、「子どもの家」で暮らし始めました。

アイキャンの活動に参加する子どもたち

「子どもの家」では、床掃除や食器洗いを積極的に手伝うようにしています。僕が良い行いをすると、寮母さんが「ありがとう」と言ってくれます。良い人間になるために、日々努力していきます。

「子どもの家」で暮らし始めてから、このまま頑張れば学校を卒業でき、自分が将来やりたいことを実現できると心から思えるようになりました。勉強を続けて、ソーシャルワーカー(社会福祉士)になるという夢をかなえたいです。その夢がかなったら、路上の子どもたちのために働き、彼らを路上から助け出したいです。

学校の宿題をする様子(*本人ではありません)

引き続き支援を求めています

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

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特定非営利活動法人アイキャン

アイキャンは、一人ひとりの「できること(ICAN)」を持ち寄ってよりよい社会をつくろうと、1994年にたった一人の会社員から始まった国際協力NGOです。

【ビジョン】
誰もがもてる力を発揮し、未来を切り開くことができる社会

【ミッション】
1. 多様な背景を持つ人々の声に耳を傾け、誰もが自らの可能性と社会が抱える課題に気づく機会をつくります
2. その気づきを育て共有することで、課題解決に取り組む力を伸ばします
3. その力を持ち寄りつなぐことで、望む未来をともに目指します

【行動指針】
人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」。

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領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

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特定非営利活動法人アイキャンのプライバシーポリシーは、https://ican.or.jp/privacy/をご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
・ 寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)

以上

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