東日本大震災遺児への支援を

あしなが育英会は、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親が重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体です。

2011年3月11日に起きた東日本大地震では多くの子どもたちが親を亡くしました。親を亡くした子ども2,083人に対し、使途自由、返済義務のない「特別一時金」を給付し、仙台、石巻、陸前高田にレインボーハウスを建設、心のケアを行ってきました。

仙台に建設された「仙台レインボーハウス」

2019年3月11日で震災から8年がたちます。震災当時お母さんのおなかの中にいた子どもたちは2018年春に小学1年生となりました。年月がたち、進学などで子どもたちの生活環境も変化してきました。ケア活動を通して、遊びやおしゃべりを通して自分のことを表現できるようになってきた子どもや、少しずつ前向きになっていく子どもたちもいますが、子どもたちの心の傷が完全に癒えた訳ではありません。

阪神淡路大震災からの経験を踏まえてもこれから中学、高校、大学、社会人と歩みを進めるなかで「親の死」と向き合い、「進路という人生の選択」などで、悩み苦しむことが多くあると思います。その時に、レインボーハウスでの「ひとりじゃないよ」というつながりの経験が子どもたちの力になるように日々活動していきます。

ケア活動の様子。ただ話すだけではなく、ワークなどを通すことで、自分のことを表現しやすくする。

8年という年月が「もう大丈夫でしょう」と思わせ震災の記憶を風化させてしまいがちなところは否めません。しかし震災は時間的には「過去」ですが、子どもたちへの影響は「現在進行形」でさまざまな形となって出現し、ケアやサポートが必要な子どもたちは存在しています。3月11日を機会に震災について考え、子どもたちの未来のためにご支援をお願いいたします。

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、仙台・石巻・陸前高田にあるレインボーハウスというあしなが育英会の施設で行っている、心のケアプログラムの開催の費用、家庭訪問や手紙交換の費用などに使用させていただきます。

具体的には各レインボーハウスでは、毎月1~2回程度定期的に開催している日帰り「ワンデイプログラム」、レインボーハウスに宿泊する1泊2日のプログラム「つどい」などを行っております。

これらのプログラムでは、同じ境遇の子ども同士が集まり、親の死や親がいなくなってからの悩み、将来の夢やその壁など普段話すことができないことを話したり、家では親の心配をかけないように自分の感情を閉じ込めている子どもたちも、自分の感情を表現し子どもらしくいられるような環境を提供しています。そのような経験を共有しながら仲間同士で将来の夢に向かう「自助」の姿勢につながるよう支えていきます。
皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。

#寄付は応援になる