【子どもたちに継続した心のケアを】
あしなが東日本大震災遺児支援募金
寄付受付開始日:2019/01/30
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寄付受付開始日:2019/01/30
更新日:2021/03/22
未曽有の大震災・津波から10年が経過します。
震災当時お母さんのおなかの中にいた子どもたちは4月には小学校4年生になり、漠然としていた「親との死別」という事実を、生身の身体をとおして「今」、精一杯受け止めようとしています。
時間がたっても、「今」悲しみや寂しさ、怒りや無力感などさまざまに湧き上がる思いに直面する子どもたちがいます。
東日本大震災津波の特異性は一度に両親・兄弟・祖父母などを失うこと。10年たっても行方不明のままご遺体と会えていない子もいます。周りもみんな同じ状況なので、気持ちを封印して「自分だけじゃない」と我慢しながら、もしもあの時……と、自分を責める子も多くいます。
街は復興しても悲しみが癒えることはありません。少しずつ受けとめて、そこから新たな半歩を踏み出すためには、継続した心のケアが必要です。
あしなが育英会は、レインボーハウスを震災津波で親を亡くした子どもたちが将来親となり子育てをする時にも戻れる場所でありたいと思います。またその環境のポテンシャルを生かそうと、子ども食堂活動の場や学習支援の場として提供するなど地域との連携も強化しています。
3月11日を機に震災津波について考え、子どもたちの未来のためにご支援をお願いいたします。
いただいたご寄付は、仙台、石巻、陸前高田にある心のケア施設「レインボーハウス」で継続して行っている心のケアプログラムの開催費用、家庭訪問や手紙交換の費用などに使用させていただきます。
具体的には、各レインボーハウスで毎月1~2回程度定期的に開催している日帰りの「ワンデイプログラム」、レインボーハウスに宿泊する1泊2日のプログラム「つどい」、他にも年に1回、阪神淡路大震災であしなが育英会が支援した子どもたちが東日本大震災津波遺児のファシリテータ―となり心のケアを行う「東北と神戸交流のつどい」を行います。
これらは同じ境遇の子ども同士や保護者、また過去に同じ体験をしたお兄さん・お姉さんが集まり、親との死別にまつわる思いや悩み、将来の夢や立ちはだかる壁など、普段閉じ込めている心の声をお互いに聴いたり、話せる時間を共有するためにあります。
子どもたちがそれぞれのペースでつらい経験を受け止め、「ひとりじゃない」という安心感を得て、夢に向かって「自助自立」の姿勢を持てるよう支援しています。
皆様のご理解とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
”#311いまわたしができること子どもたちを応援”
#311寄付はチカラになる
更新日:2021/03/22
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神戸・東京・東北(仙台・石巻・陸前高田)レインボーハウスのプログラムは2020年3月以降中止していました。
そのような中、2020年6月にレインボーハウス利用者を対象にアンケートを実施したところ、保護者290人の回答から、子どもの学習面や精神面に関する不安の声が寄せられました。
この結果を受け、あしなが育英会ではオンラインによる小中学生の個別学習支援を開始しました。
レインボーハウスは、新型コロナウイルス感染対策のガイドラインと対策マニュアルも作成し7月以降、各地の感染状況に応じて徐々にプログラムを再開してきました。
2020年7月26日には、仙台レインボーハウスで半年ぶりにプログラムを開催し、子ども7人、保護者2人が参加しました。
再会のあいさつは「進級おめでとう」新学期になって初めて会う子どもたちは少し大きくなっているようでした。「小6になったらね……」年上の子の話をあこがれのまなざしで聞く子どもたち。レインボーハウスならではの姉妹のような関係も健在でした。
短時間のプログラムでしたが、子どもたちが少しでも日頃の不安やストレスが発散されたと思います。
2020年9月、10月、11月にはワンデイプログラムを、2020年12月にはクリスマス会を仙台、石巻で開催することができました。
2020年12月、仙台と石巻では例年の内容から変更してクリスマス会を開催しました。
「自分がサンタだったら、パパにゲームをプレゼントする! 僕と同じでゲーム好きだったから」スタッフとの会話の中で、亡くなった親への思いを語る子どももいました。
新型コロナウイルスの影響が続く中、東北レインボーハウスでは今後もプログラムなどの形を対面やオンラインなどさまざまに模索しながら、東日本大震災遺児家庭の支援に取り組んでまいります。
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病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障害などで親が働けない家庭の子どもたちを奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。
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