【子どもたちに継続した心のケアを】
あしなが東日本大震災遺児支援募金

寄付受付開始日:2019/01/30

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2011年5月、石巻で最初の日帰りプログラム開催。お母さんを亡くした女の子が参加。思わず涙がこぼれて。

一般財団法人あしなが育英会

プロジェクト概要

更新日:2023/02/20

東日本大震災で親との死別を経験した子どもたちへ、グリーフサポートプログラムと学びの機会を継続して提供しています

2011年の震災から12年がたとうとしています。

被災直後、多くの方から本会に寄せられたご寄付を、2,083人の遺児に特別一時金として給付しました。そこからつながった遺児と遺児家庭を対象に、各地でケア活動や交流会を開催しました。2014年には宮城県仙台市、石巻市、岩手県陸前高田市に「レインボーハウス」を建設、そこを拠点にグリーフサポートを継続してきました。

震災当時お母さんのおなかの中にいた子どもが、2023年4月には小学6年生。12年という時がたっても、「今」この瞬間に湧き上がる悲しみや寂しさ、怒りや無力感など、多様な思いに直面する子どもたちがいます。

「津波遺児家庭アンケート」より引用。一般財団法人あしなが育英会(2020年)

2020年秋に実施したアンケートでは、子どもたちが成長するに伴いさまざまな場面で亡き人を思い出している様子が明らかになりました。死別によるグリーフ(喜怒哀楽などのさまざまな感情)は時間がたっても現在進行形で存在する、ということが良くわかります。

東日本大震災津波遺児の中には、一度に両親・兄弟・祖父母などを失うという体験をしている子もいます。行方不明のまま、未だご遺体と会えていない子もいます。「自分だけじゃないから」と気持ちを我慢し、「もしもあの時…」と生きている自分を責めてしまう子もいます。

街は復興しても悲しみが癒えることはありません。少しずつ受けとめ、そこから新たな一歩を踏み出すためには、継続した心のケアが必要です。

レインボーハウスは、このような子どもたちの心のケアの場所です。
「ピア(おなじような経験をした仲間)」がつどい、「シェア(お互いの心持ちを無理のない範囲で語り合い聞きあい)」、「エンパワーメント(お互いを支え合い)」、「モデル(誰かの歩みを参考にする)」という4つの要素を大事にしながらプログラムを運営しています。参加した子どもたちの多くが、プログラムでの出会いをきっかけに自分の進みたい方向へと歩み出してきました。

彼らがいつか親となり子育てをする時にも、戻ってこられる場所でありたいと思っています。

【記者発表】東日本大震災10年 津波遺児が語る「今」

石巻レインボーハウス「おはなしの時間」
作文集「お空から、ちゃんと見ててね。」(朝日新聞出版)。被災当時の作文や現在の心持ちを書いた手記、インタビューなどで構成されています。

寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、仙台、石巻、陸前高田にある心のケア施設「レインボーハウス」で継続的に実施している心のケアプログラムの開催費用などのため使わせていただきます。
 
具体例:日帰りや宿泊プログラム(交流会)開催費、個別での相談対応に伴う費用、子どもたちを見守りサポートするボランティア(ファシリテーター)養成講座開催費、登録家庭へのお便りの送付代など

※寄付金の使いみちの表記を一部変更・削除しました。(2022年12月5日更新)

"#2023.311"
"#311企画これからもできること"
”#311いまわたしができること子どもたちを応援”
#311寄付はチカラになる

活動情報

更新日:2023/02/20

2022年度の活動(2022年12月5日更新)

プログラムの開催
2020年秋に実施したアンケートから、継続的なグリーフサポートプログラムが子どもたちの育ちと学びの力となっていることが分かりました。そこで2021年からは子どもたちの「成長と学び」につなげられるような内容を取り入れたプログラムを開催しています。その一環として2021年にはレインボーハウス内に図書コーナーを設けました。

近年は長引くコロナ禍の影響により日帰りプログラムが中心となっていましたが、2022年は感染対策をしながら、ほぼすべてのプログラムを対面形式で開催することができました。
参加している子どもたちの学齢が上がったことに伴い、学びの機会を増やしました。企業や大学の協力によりワークショップを開催したほか、昨年設置した図書コーナーを活用し、セルフケアと学びを目的とした「ブックデー」を継続して開催しました。

またご家庭の状況に合わせた個別対応も行っています。子どもの成長に伴う進路選択や変更、家族とのあらたな死別についてなど、幅広いご相談を受け付けています。

ここ数年はレインボーハウスがある地域コミュニティーの“子ども支援拠点”となることを目指し、外部の学習支援団体や子どもサポート団体などに、子どもたちが安心安全に自分を表現できるレインボーハウスの環境を利用してもらう機会を増やしています。

「将来住みたいこんな街」をテーマにワークショップで制作したジオラマ
「にじカフェ」で行った自分を振り返るワーク

数カ月に1回、社会に飛び立つ前の仲間づくりの場として、18歳以上を対象とした「にじカフェ」を開催しています。2022年は、新社会人としてあらたな環境になじもうと頑張っている人や、仕事や生活など自分の今後を模索中の人などが参加しました。お互いの近況を報告しながらこれまでの歩みを確認し、将来について語る姿がとても印象的でした。
今後も参加者のニーズに合わせてプログラムを工夫し、継続して開催していきたいと考えています。

あしなが育英会のホームページ「あしながメディア」でも東日本大震災支援の活動レポートをご紹介しています。ぜひご覧ください。

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プロジェクトオーナー

一般財団法人あしなが育英会

病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が働けない家庭の子どもたちを奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。

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