寄付受付開始日:2024/12/02
更新日:2024/12/02
世界中の苦しんでいる人々に支援を届けるため、毎年12月に日本赤十字社とNHKが協力して実施しているのが「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンです。
今、人類の4分の1に当たる20億人が紛争の影響を受ける場所に住んでいます。
攻撃の対象としてはならない民間人にも大きな被害が及んでいます。
赤十字は、紛争・災害・病気など、あらゆる地域でいのちの危機にさらされ支援を必要としている人々のもとへ、世界190以上の国と地域に広がるネットワークを生かし、地域に根差した活動を展開することで支援を届けています。
1983年に始まった「NHK海外たすけあい」キャンペーンを通じて日本赤十字社は、これまでに170の国と地域に支援を届けてきました。
女性や子どもはもちろん、より幅広い人々に支援を届けるとともに、災害や紛争など、さまざまな危機を対象に支援を行っています。
関心や支援が集まりにくい人道危機も支援できるよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
皆さまからのご寄付は、紛争の影響を受ける人々への支援はもちろん、災害時の国際救援活動や、支援を必要とする人々が自身の力で立ち上がるための開発協力にも活用させていただきます。
海外たすけあいについて
更新日:2024/12/02
「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンは、今年で42回目を迎えます。これまでに皆さまからいただいたご寄付は、累計296億円に上り、世界170カ国の支援を必要とする人々に届けられました。
赤十字は、世界のあらゆる地域で危機にさらされ支援を必要としている人々へ、「緊急救援」から「長期にわたる継続的支援」まで地域に根差した支援活動を展開しています。
紛争への対応
ウクライナ人道危機、イスラエル・ガザ人道危機など、今この瞬間も紛争の影響を受ける人々が後を絶ちません。また、中東地域やバングラデシュ、アフリカ各地では人道危機が長期化し、人々は厳しい環境下での生活を強いられ続けています。
赤十字は、紛争の影響下にある人々に必要な支援(医療支援、救援物資・医薬品の配布、こころのケア活動、給水支援、生計支援など)を届ける救援活動に加え、紛争の混乱によって離散した家族への再会支援や収容所への定期訪問などの保護活動も国際人道法に基づき継続しています。
災害への対応
世界各地において、気候変動の影響と見られる災害が頻発しています。食料危機や保健衛生状況にも影響があると言われています[*1]。
赤十字は脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれた人々への食料支援、現金・物資給付による総合的な生計支援、医療サービスの提供や給水・衛生および衛生促進、こころのケア活動のほか、小規模農家に対して種苗や農具の提供、技術支援を行うなどさまざまな支援を実施しています。
[*1] IPCC – Red Cross Red Crescent Climate Centre
レジリエンス強化
赤十字では、平時から人々が人道危機に備え、自ら対応し、立ち上がる力、すなわち「レジリエンス」を高めるための防災教育や救急法の普及などを行っています。
レジリエンスの礎になるのが、人々の心身の健康です。
紛争のみならず、あらゆる人道危機からの復興、人的・社会的・経済的基盤の再構築には人々のレジリエンスが欠かせません。
困難な状況下にある人々への支援に加え、「自らのいのちと健康は自分で守る」、そして「人々の尊厳が守られるようたすけあう」という意識を一人ひとりが持つことが何よりも大切です。赤十字は、現地のボランティアとともに、地域の生活習慣や文化をよく理解した上で、病気やけがの「予防」のための啓発活動も展開しています。
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「苦しんでいる人を救いたい」という理念のもと、世界190以上の国と地域にあるネットワークを生かし、幅広い活動を展開しています。支援する国・地域に住むボランティアと一緒に、その地域で必要とされる医療や防災などの人道的な支援を行います。中立の立場で活動する赤十字だからこそ、国際社会の支援が届きにくい地域にも、支援を届けることができます。
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