寄付受付開始日:2023/12/01
更新日:2023/12/01
世界中の苦しんでいる人々に支援を届けるため、毎年12月に日本赤十字社とNHKが協力して実施しているのが「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンです。
世界中で今1億人以上もの人たちが紛争などから避難を強いられ、危機的な状況にさらされています。
赤十字は、紛争・災害・病気など、あらゆる地域で命の危機にさらされ援助を必要としている人々のもとへ、世界190以上の国と地域に広がるネットワークを生かし、地域に根差した活動を展開することで支援を届けています。
1983年に始まった「NHK海外たすけあい」キャンペーンを通じて、日本赤十字社はこれまでに166の国と地域に支援を届けてきました。
関心や支援が集まりにくい人道危機でも誰一人取り残さないために、みなさまのご支援をよろしくお願いします。
皆さまからのご寄付は、難民・避難民支援はもちろんのこと、災害時の国際救援活動や平時から人々が予測不能な災害に備える力、並びに災害などの困難を乗り越える力を高めるための活動にも活用させていただきます。
更新日:2023/12/01
「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンは、今年で41回目を迎えます。これまでに皆さまからいただいたご支援は、累計287億円に上り、世界166カ国の支援を必要とする人々に届けられました。
赤十字は、世界のあらゆる地域で危機にさらされ支援を必要としている人々へ、「緊急救援」から「長期にわたる継続的支援」まで地域に根差した支援活動を展開しています。
紛争への対応
2022年2月以降にウクライナ各地で激化した戦闘などにより、国内で避難している人々の他、未だ多くの人々が国外に避難し[*1]、緊張と不安の中で過ごしています。また、中東地域やバングラデシュでは、人道危機が長期化し、多くの難民・避難民が厳しい環境下での生活を強いられ続けています。世界の難民・避難民の数は、過去最多の1億1,000万人以上に上ります。
赤十字は、各国のニーズに応じて医療支援、救援物資・医薬品の配布、こころのケア、給水支援、生計支援、離散家族支援など現地の人々に寄り添った支援を継続しています。
[*1]United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs: OCHA
災害への対応
世界各地において、気候変動の影響と見られる災害が頻発しています。食料危機や保健衛生状況にも影響があると言われています。
赤十字は脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれた人々への食料支援、現金・物資給付による総合的な生計支援、医療サービスの提供や給水・衛生および衛生促進、こころのケアのほか、小規模農家に対して種苗や農具、技術支援を行うなどさまざまな支援を実施しています。
レジリエンス強化
赤十字では、平時から人々が予測不能な災害に備え、自ら対応し、立ち上がる力、すなわち「レジリエンス」を高めるための防災教育や救急法の普及などを行っています。
レジリエンスの礎になるのが、人々の心身の健康です。
世界では、全人口の少なくとも半数の人々が基本的な保健サービス(衛生的な上下水道の利用や感染症予防教育、母子産前産後健康診断等)を受けることができていないといわれています。
また、年間250万人が亡くなるともいわれるエイズ、マラリア、結核の三大感染症のほか、上述の大規模な人口移動や気候変動による影響は、厳しい環境にいる人々のリスクをさらに高めています。困難な状況下にある人々への支援に加え、「自らの命と健康は自分で守る」という意識を一人ひとりが持つことが何より大切です。赤十字は、現地のボランティアとともに、地域の生活習慣や文化をよく理解した上で、病気やけがの「予防」のための啓発活動も展開しています。
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「苦しんでいる人を救いたい」という理念のもと、世界190以上の国と地域にあるネットワークを生かし、幅広い活動を展開しています。支援する国・地域に住むボランティアと一緒に、その地域で必要とされる医療や防災などの人道的な支援を行います。中立の立場で活動する赤十字だからこそ、国際社会の支援が届きにくい地域にも、支援を届けることができます。
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