寄付受付開始日:2019/04/15
更新日:2019/04/16
2019年3月15日、アフリカ南部モザンビークに上陸した大型サイクロン「イダイ」について、赤十字は被災者の救援を続けています。
最大風速100km/hにも及んだこのサイクロンは、近年モザンビークが直面した自然災害の中で最大級の災害であり、モザンビーク国内だけで被災者は185万人、16万人が家を失い、600人以上が亡くなっています。
家を失った人々は国内約160カ所にある簡易避難所での生活を余儀なくされています。生活に最低限必要な物資の配布に加え、被災者の心のケアが必要な状態です。
安全な水や医療へのアクセスが制限されている状態が続き、感染症の拡大が深刻な問題となっています。特にコレラやマラリアが驚くべき速さで拡大しています。コレラについては3,500件以上も発生している状態です(4月9日現在、OCHA(国際連合人道問題調整事務所))。
加えて、今回のサイクロンはモザンビークの食糧の確保にも大きな影響を及ぼしています。収穫間近であった農作物が被害を受けて当面の食べ物が確保できないだけではなく、水害で農耕器具や農作物の苗や種を失ってしまったことから、長期的な経済的損失が見込まれています。
更新日:2019/04/16
今回の災害を受けて、国際赤十字・赤新月社連盟は、3,100万スイスフラン(約34億円)の緊急アピールを発出しており、日本赤十字社(以下「日赤」)は緊急救援活動を支援するために、1,000万円の資金援助を行いました。
国際赤十字は、赤十字の国際的なネットワークを生かした緊急救援ユニット(Emergency Response Unit; ERU)を展開し、発災当初から現地モザンビーク赤十字社と共に被災者の救援を続けています。
ポルトガル赤十字社はベイラ市に診療所を、カナダ赤十字社はベイラ市の約100kmのニャマタンダ市に病院機能を備えたERUを開設し、診療を開始しています。患者の件数が日に日に増加していることから、感染症の対策も含む医療ニーズに早急に対応しています。
また、スペイン赤十字社、フランス赤十字社は給水・衛生ERUを展開し、安全な水を供給しているほか、水をどのように浄化して飲料水にするかなどの知識を住民に広めています。
また、救援活動にはモザンビーク赤十字社のボランティアも多数参加しており、行方不明者の捜索や、物資の配給、衛生環境改善のための活動などに協力しています。
ベイラでは、赤十字ボランティアが子供たちに直接手洗い方法を教えました。コレラなどの感染症を防ぐためにも、このような衛生活動を広めていく必要があります。
このような地道な活動には、現地のボランティアの協力が必要不可欠なのです。
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